JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 【報告】2023年度審判インストラクタートレセン 8/11~13@中国FA

ニュース

【報告】2023年度審判インストラクタートレセン 8/11~13@中国FA

2023年08月25日

【報告】2023年度審判インストラクタートレセン 8/11~13@中国FA

日本サッカー協会(JFA)は、地域サッカー協会と連携して審判指導者の質の向上を目的とした事業を行っております。今回は、中国サッカー協会審判委員会が行っている事業をご紹介します。

概要

中国FA審判委員会は、イントレ修了生にプール候補審判員のアセッサーを担当し、同審判員の指導に注力しています。2023年度イントレ活動では、チュータリングやAnalysisのブラッシュアップの他、試合分析を行い、評価点の擦合せや課題抽出を参加者で行うことを実施しました。

今回、国体少年の部 中国予選会において、イントレ修了生をアセッサー派遣し、試合分析・試合後の審判員へ振返りの実践指導、及び、大会参加審判員を対象に講義をしました。割当等がなかったイントレ修了生や他の指導者もオブザーバーとして、試合分析・審判員への試合の振返りミーティングに同席し、課題抽出や評価点等の擦り合わせを行い、見解の統一に向けた研修を行いました。

運営者コメント

平章人 イントレマネジャー/1級審判インストラクター(広島県サッカー協会)
今回の活動は、試合分析における課題点の抽出と改善へ向けたアドバイス、評価点の擦り合わせなど、審判アセッサーとして認識を合わせることを行いました。
試合分析を行ううえで、審判員の課題となる点を抽出することが重要と考え、参加者の考え方や課題の改善に向けたアドバイスなどを共有しています。
例えば、判定がよくなかった原因は、判定基準なのか、ポジショニングなのか。そのうえで、改善に向けたアドバイスをどの様に伝えるか考えなければなりません。
また、試合後の振り返りにおいては、限られた時間内で審判員に何を伝えたいか優先順位を整理しておくことの重要性を改めて学ぶことができたと感じています。
審判指導者も審判員同様、常に情報をアップデートし、学び続けることが必要と考えます。

受講者コメント

内田利幸 2級審判インストラクター(鳥取県サッカー協会)
今回の活動の中で私は、講義「副審との協力」のセッションを担当させて頂きました。プラン作成の段階で、自立した審判員を目指すためには自分たちでより良い考えをまとめることが大切だと考え、審判員の意見を引き出すことを心がけました。しかし、思ったように進めることができず、力量不足を痛感しました。私のセッションへの振り返りで、『指導者としての見解をはっきり言った方がいい』『内容が多かったので欲張りすぎず厳選した方が良い』など指摘をもらいました。審判員のレベルアップには指導者のレベルアップが欠かせません。今後も指導者としてスキルアップを目指し、学び続けたいと思います。

田中よしこ 2級審判インストラクター(広島県サッカー協会)
普段、女子審判員の育成・強化、プール候補審判員のアセッサーを行っていますが、男子審判員の場合、コミュニケーション・質疑応答の仕方等、表現方法で難しく感じる部分があり、自身の伝える力・聞く力の不足を改めて感じた研修でした。
この試合における審判員の課題点について、何を優先して伝えるべきか、それらを限られた時間の中でどのように気づかせるのかの引き出し方が弱く、審判員にとって明確な課題点を提供できたかどうかも含め、自分の未熟さを痛感しました。この経験を今後に生かせるよう、適切な課題点の提供・より良い指導が出来るように、これからも学び続けていきたいです。この度は貴重な機会を頂きありがとうございました。

平裕太 2級審判員(広島県サッカー協会)
「副審との協力」「フリーキックマネージメント」の講義では、基本を確認していく中でやはり、ただやる、こなすのではなく、十分な準備(講義の内容:打ち合わせ事項、FKの手順の確認など)をして試合の中で審判団として協力して試合をコントロールしていくことの大切さを改めて感じました。
次の日の担当した試合では講義の内容を生かすことができ、振り返りでは自分の足りていないところを的確なご指導をいただきました。同会場におられたインストラクターの皆さんにもご指導いただき、多くの気づきと学びを得ることができました。
これからも自分の課題にチャレンジしてレフェリングの向上に務めたいと思います。
今後ともよろしくお願い致します。

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー