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前回大会優勝の大阪成蹊大と2019年王者の多摩大がファイナルへ 第19回 全日本大学フットサル大会
2023年08月27日
大阪府の岸和田市総合体育館で開催している第19回 全日本大学フットサル大会は8月26日(土)に大会2日目を迎えました。準々決勝の4試合、準決勝の2試合が行われ、決勝進出の2チームが決しました。
準々決勝の4試合では、シードとなっていた前回大会優勝の大阪成蹊大学フットサル部(開催地/大阪)と多摩大学フットサル部(関東/東京)が勝ち上がった一方で、北海学園大学エルモーサ・カデーラ(北海道2)と前回大会準優勝の北海道大学エスペランサ(北海道1)の北海道勢がそろって敗れる結果となりました。
関西開催の地の利もあり、大声援を受けて戦った立命館大学フットサル同好会オールワン(関西1/滋賀)は、北海学園大と対戦して残り1分まで4-4という状況から、この試合で先制点も挙げていた行成海人選手が決勝点を挙げて、5-4で準決勝に進出しました。また、松山大学フットサル部(四国/愛媛)は、試合の序盤に北海道大に先制される展開になりながらも第1ピリオドのうちに逆転。第2ピリオドに追い付かれても堀川暉斗選手のミドルシュートで勝利して、初のベスト4進出を果たしました。
大阪成蹊大と立命館大の関西対決となった準決勝第1試合は、3月に開催された地域大学フットサルチャンピオンズリーグの決勝と同一カードでもありました。この試合では2点先行した大阪成蹊大が3失点を喫して逆転負け。今回の準決勝も同じように大阪成蹊大が第1ピリオドで2点をリードする展開になります。ハーフタイムには「これを乗り越えたらもっと強くなれる」と、自分たちを鼓舞した大阪成蹊大が、第2ピリオドにも2点を追加。4-0で勝利し、2大会連続の決勝進出を決めました。
もう一つの準決勝では、2019年大会王者の多摩大が優勢に試合を進めます。しかし、松山大もGK住友颯馬選手を中心にゴールを守り、なかなか得点を許しません。それでも多摩大は15分に澤田健太選手が先制ゴールを決めると、その直後にも高木隼斗選手が追加点。松山大も岡本青龍選手が1点を返しましたが、「3失点目が入ったあたりからチームの雰囲気が下がってしまい、流れを持っていかれた」と、三原大知選手が悔やんだように、27分から31分の間に3失点を喫してしまいます。最終的に6-2で勝利した多摩大が決勝に勝ち上がりました。
この結果、3位決定戦は立命館大と松山大、決勝は連覇を目指す大阪成蹊大と4年ぶりの優勝を目指す多摩大の対戦になりました。拮抗した試合が数多くある今大会でも、強さを示してきた両チームによる決勝戦は、どのような結末を迎え、どちらが日本一に輝くでしょうか。
選手コメント
GK #19 片岡浩太 選手(大阪成蹊大学フットサル部)
(準決勝の立命館大は)3月の地域大学チャンピオンズリーグ決勝で負けた相手だったので、試合前から意識していました。完封できて良かったです。他の試合を含め、自分たちが試合に懸けている思いが強いので、ゴール前で強く寄せたり、体を張るところで張ることができていることが無失点につながったと思います。連覇しないといけないというプレッシャーもありますが、立命館に勝ったことで勢いもあるので、その勢いをぶつけたいです。僕が大学に入ってから多摩大には一度も勝ててないので、勝って大会を終えたいです。
FP #8 成迫勇太 選手(立命館大学フットサル同好会オールワン)
完敗という感じですね。通用するところもありましたが、守備の強度もゴール前の体を張るところも、大阪成蹊大が上だったと思います。当たり前のことを、あっちの方がレベル高くやっていた結果、こっちが4失点、あっちが無失点というところに表れたと思います。3位決定戦は4回生と一緒にできる最後の試合になります。優勝はなくなりましたが、もう負けられないですし、4回生のためにも、来年のためにも勝って終わりたいと思います。
FP #6 白崎凌雅 選手(北海学園大学エルモーサ・カデーラ)
自分たちはあまり知られていないチームだったのに対して、立命館さんは春の大学チャンピオンズリーグでも優勝していましたし、応援団もいて完全アウェイの状況でした。それでもリスペクトをし過ぎないで、折れないで戦おうとしていました。あと一歩でした。失点も流れの中よりセットプレーが多かったので、相手の技術が上だったなと感じています。セットプレーも含めて準備もしっかりしてきたつもりでしたが、相手の技術に上回られてしまいました。自分は3年なので、来年リベンジできるように頑張りたいです。
FP #9 岡本青龍 選手(松山大学フットサル部)
大敗してしまって、なかなか気持ちの整理がつきません。自分もチャンスで決めきれず、自分のミスで失点して、そこから試合が崩れてしまいました。この負けは自分のせいだなと思っています。個の部分やパス回し、守備でも相手にボールを蹴らせるなど、自分たちの通用する部分もあったのですが、シュートの精度、チームとしての戦術理解は向こうが格上だと思いました。ベスト4進出には自信を持っていいと思いますが、そこで止まらずに優勝を目指しながら取り組まないといけないと思います。
第19回 全日本大学フットサル大会
大会日程:2023年8月25日(金)~2023年8月27日(日)
大会会場:大阪/岸和田市総合体育館
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