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SAMURAI BLUE 9月欧州遠征メンバーに冨安選手、田中碧選手らが復帰、初選出に毎熊選手

2023年09月01日

SAMURAI BLUE 9月欧州遠征メンバーに冨安選手、田中碧選手らが復帰、初選出に毎熊選手

SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は8月31日(木)、9月の欧州遠征メンバーに臨むメンバーを発表。冨安健洋選手(アーセナル)、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)らが復帰し、毎熊晟矢選手(セレッソ大阪)が初選出されました。日本代表は9月9日(土)にドイツのヴォルフスブルクでドイツ代表と、12日(火)にはベルギーのゲンクで行われるキリンチャレンジカップ2023でトルコ代表と対戦します。

昨年のFIFAワールドカップカタール2022グループステージで勝って以来となるドイツ代表とのアウェイでの再戦と、2002年FIFAワールドカップのラウンド16以来という久々の対戦のトルコ代表戦へ向けて、今回選出されたのは26人です。

森保監督は、11月に始まる2026年FIFAワールドカップのアジア2次予選と来年1月のAFCアジアカップカタール2023を念頭に、「難しいアウェイでの戦いで、個とチームのレベルアップとチームとしての戦術の共有と幅を広げていきたい」と話しています。

今回のメンバーは、6月までの活動で招集されてきた三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)や伊東純也選手(スタッド・ランス)、久保建英選手(レアル・ソシエダ)らを中心とした編成で、今夏の移籍で新天地に移った遠藤航選手(リバプールFC)や鎌田大地選手(SSラツィオ)らの名前もあります。

そこに、負傷の影響で暫く代表参加が見送られていた冨安選手が復帰。昨年のワールドカップカタール大会以来となる代表戦に臨みます。

また、田中選手と橋岡大樹選手(シントトロイデンVV)、町田浩樹選手(ユニオン・サンジロワーズ)も半年ぶりの復帰で、今年3月以来の代表活動となります。

初招集は毎熊選手で、昨季V・ファーレン長崎から加入したセレッソで先発に定着して現在J1リーグ6位につけるチームを支える活躍を見せており、森保監督も「Jリーグで活躍して存在感を示している」と評価しています。毎熊選手は、前回出場機会のなかった町田選手とともに代表デビューを目指します。

今回、昨年のワールドアップで日本が歴史的勝利を挙げたドイツ代表と、約10ヶ月ぶりにアウェイで対戦する機会を得たことに、森保監督は「大きなチャレンジをさせてもらう貴重な機会。世界トップ基準を持つドイツとドイツの地で戦えることはすべてにおいて経験値が上がり、レベルアップにつながる」と、選手とチームの新たな側面が加わることに期待を寄せています。

「難しい戦いになると思うが、我々がレベルアップしながら勝つという目標をしっかり持ちながら戦いたい」と語りました。

チームは9月4日から第1戦を行うヴォルフスブルクで練習を始めます。

今遠征での試合は、ドイツ代表戦がフォルクスワーゲン・アレーナで9日(土)20:45キックオフ(日本時間10日(日)3:45)、トルコ代表戦がセゲカ・アレーナで12日14:20キックオフ(日本時間21:20)の予定です。

コメント

森保一 (日本代表)監督
今回、欧州でドイツ代表とトルコ代表という非常に良い相手、強い相手と試合できることをありがたく思います。2試合とも難しいアウェイの戦いで、個のレベルアップとチームのレベルアップと、これから始まるワールドカップアジア2次予選とアジアカップへ向けて、チームとしての戦術の共有と幅を広げていけるように臨みたいと思います。そして、我々を応援して下さる皆さんに喜んで笑顔になってもらえるために、勝利を目指してベストを尽くして戦います。メンバー選考の判断基準は一つではありませんが、所属クラブで良いプレーをしていることと、これまでの活動とアジア2次予選やアジアカップという未来へ向けて、総合的に考えて決めました。
ドイツ代表が間違いなく強いチームであることは再確認したと、選手たちもワールドカップを終えて話していました。今度対戦するドイツ代表も間違いなく強い相手と考えて、我々のレベルアップに向けて攻撃も守備も、個人もチームもチャレンジしていかないといけません。我々がボールを握るプレーは上げていきたいと思いますが、我々が完全試合して戦えることにはなりません。ワールドカップでもいい守備からいい攻撃と粘り強く戦った上で最後に試合をモノにできました。我々の強みやあの試合でよかったことを忘れずに、攻撃のパーセンテージとチャンスの回数を増やしていけるように、しっかりしたベースづくりと少しずつ積み上げていくことを考えてチャレンジしていきたいと思います。そして、世界のトップ基準を持っている力のあるチームとの対戦で、今の我々の力を把握したいと考えています。

山本昌邦 JFAナショナルチームダイレクター
2026年のFIFAワールドカップを目指すチームとして、初めての海外遠征になります。素晴らしい強豪と2試合ができるので、成長につなげていきたいと思います。また、年内にはワールドカップのアジア2次予選も始まり、年明けにはAFCアジアカップも控えています。しっかりと良い準備につなげて、大会を良い形で乗り切れるようにもっていきたいと考えています。欧州のシーズンが開幕したばかりで、コンディションが難しいタイミングではありますが、スタッフの頑張りと準備で良い形でこの2試合を迎えられる状態になっています。みなさんの期待に応えられるようなワクワクするような遠征にしたいと思っています。今回の遠征からテクニカルスタッフに若林さんが入ることで、ボリュームと質が上がります。様々な監督と一緒に欧州のトップレベルの戦いを経験してきた実績のある方です。いままでのテクニカルスタッフに世界トップの基準で意識改革や見方を加えて層を厚くして、チームに良い影響を与えてくれると確信しています。

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