JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 【Match Report】アジア競技大会日本女子代表が2連勝でGS突破へ大きく前進 第19回アジア競技大会(2022/杭州)

ニュース

【Match Report】アジア競技大会日本女子代表が2連勝でGS突破へ大きく前進 第19回アジア競技大会(2022/杭州)

2023年09月26日

【Match Report】アジア競技大会日本女子代表が2連勝でGS突破へ大きく前進 第19回アジア競技大会(2022/杭州)

日本女子代表は9月25日(月)、温州市のWenzhou Olympic Sports Centre Stadiumで行われた第19回アジア競技大会(2022/杭州)グループステージ第2戦 ネパール女子代表戦に臨み、8-0で勝利しました。

日本は第1戦での4バックから3バックに変更し、6名が新たに先発出場。3-5-2の布陣で、GK浅野菜摘選手が2試合連続の先発で、DFは左から佐々木里緒選手、古賀塔子選手、後藤若葉選手、ボランチを脇阪麗奈選手と塩越柚歩選手が組み、その前に左から山本柚月選手、天野紗選手、土方麻椰選手が並び、最前線には上野真実選手と大澤春花選手が入りました。

日本は序盤からゴールラッシュとなりました。3分、塩越選手のループシュートを皮切りに、山本選手、上野選手が次々とゴールネットを揺らしていきます。ネパールはゴール前に守備網を作りましたが、日本は左右や中央でテンポよくボールをつないで崩し、30分には攻め上がった脇阪選手が4-0としました。その後、ペナルティーエリア内をドリブルする大澤選手が相手選手に倒されてPKを獲得。大澤選手自らがPKを決めて5-0で前半を終えました。

3名を交代した後半は、田畑晴菜選手を右サイドバック、天野選手を左サイドバックに置く4バックシステムに変形。59分に後藤選手のロングフィードから、途中出場の榊原琴乃選手が2試合連続ゴールを決めると、75分にはピッチを退く直前に大澤選手が左足で追加点を挙げて7-0。その後も日本はネパールゴールを脅かし、85分に中嶋淑乃選手がゴールネットを揺らしますが、これはオフサイドの判定となりました。時折ネパールの最前線にボールが入ると、6,195人が集まった会場のスタンドは大きく沸きましたが、この日のゲームキャプテンGK浅野選手を中心に冷静に対応します。90+2分の田畑選手のミドルシュートは惜しくもクロスバーに当たりましたが、後半アディショナルタイム8分も日本が攻め続け、最後は土方選手が2試合連続ゴールを決め、8-0で日本が快勝しました。

これで開幕2連勝とした日本はグループDで首位を守り、グループステージ突破へ大きく前進しました。他グループの結果次第では、グループステージ最終戦を待たずして、ノックアウトステージへの進出が決定します。

日本女子代表は中2日で行われるグループステージ第3戦 ベトナム戦で3連勝を目指し調整を続けていきます。

監督・選手コメント

狩野倫久 監督(アジア競技大会2022日本女子代表)
非常に重要なグループステージ第2戦で勝点3を取ることができて、大変嬉しく思います。今日に向けてはコンディションや体調面、フィジカルの部分をしっかり整えて準備し、選手たちはいいプレーを見せることができました。今大会には女子ワールドカップに出場したアジアの強豪と言われるチームがたくさん参加しているので、そういったチームとの対戦も我々にとって非常に意義があると思いますが、自分たちのフットボールを毎試合披露できるよう、またしっかり準備していきたいです。ネパールはFWにスピードのある選手がいたので、GKやDFの選手を中心に抑え、同時にしっかりと得点にもつなげてくれたことを嬉しく思います。

DF #3 田畑晴菜 選手(マイナビ仙台レディース)
早い時間帯で得点が取れて、そこから勢いよく得点を重ねて勝つことができました。前半は3バックで後半は4バックで入りましたが、個人的にはサイドバックからもっと攻撃を活性化させようと思って後半からプレーしました。でもオーバーラップや中央でボールを受けるプレーが少なかったので、それを増やせるように次に向けて改善していきたいです。個人としてはなでしこジャパンに入りたい想いでプレーしているので、今大会の機会はとてもありがたいですし、ここでしっかりアピールして次のステージに食い込みたいです。WEリーグでの毎日の学びをこういった国際舞台で生かせるようにもっと頑張っていきたいです。

DF #4 後藤若葉 選手(早稲田大)
前回同様、大量得点と無失点で終えられたのはチームとしての収穫ですが、攻め込まれて相手にシュートを打たれるところもあったので、そこはディフェンスラインとして成長すべきところがあると思います。今日の前半は3バックで、リスク管理の部分は試合を通して徹底していこうと声掛けをしていました。攻撃には枚数をかけることができるので、どんどん攻撃のアイデアを増やして、得点するところは全員でチャレンジできたと思います。ゴールアシストについては、チャンスがあればどんどん狙うチームの方針なので、得点に絡めたところは自分でも収穫です。目標はアジア一位なので、これからも全員で突き詰めていきたいと思います。

MF #16 天野紗 選手(INAC神戸レオネッサ)
前半はうまく自分たちの狙いとする形やコンビネーションで崩していき、ゴールに迫って得点をたくさん取れてよかったです。でも後半はゴール前への迫力が少し薄れてしまったので、そこは改善すべきところだと思いますし、自分も得点を取りたかったです。自分としても初のサイドバックでしたが、ビルドアップでは中に入ってボランチのような役割も担うように指示を受けていたので、そこに気をつけていました。他の対戦チームは主力が揃う中、自分たちは即席のチームで難しさもありますが、食事や身体をケアする時間なども常にコミュニケーションを取っていて、試合ごとに成長しながらどんな相手でも自分たちが上回っていきたいです。

FW #7 山本柚月 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
自分たちは勝つだけではなく、ひとつでも何か積み上げられるよう内容にこだわっているので、8得点取れたことはすごくよかったと思います。相手がマンツーマンで来る中で、ポジションを変えてみようと試したところ、結果的に自分が最後にゴールゲッターとなって、得点に結びつけることができました。どこのポジションで出場しても、いろんな選手と声をかけ合うことは意識しているところです。チームとしてアジアチャンピオンを掲げている中で、まずはチームの勝利のためにできることを全力で尽くしたいですし、個人としてもチームの中でポジションを確立できるように取り組んでいきたいです。

第19回アジア競技大会(2022/杭州)

大会期間:2023年9月19日(火)~2023年10月7日(土)

【女子】グループステージ
第1戦 9月22日(金) 20:30[日本時間] ◯ 8-0 vs バングラデシュ女子代表
第2戦 9月25日(月) 20:30[日本時間] ◯ 8-0 vs ネパール女子代表
第3戦 9月28日(木) 17:00[日本時間] vs ベトナム女子代表

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー