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SAMURAI BLUE、チュニジア代表戦へ神戸で一部非公開で調整
2023年10月16日
SAMURAI BLUE(日本代表)は10月15日(日)、キリンチャレンジカップ2023のチュニジア代表戦を2日後に控えて、試合会場のノエビアスタジアム神戸で一部を非公開にして練習を行いました。
13日(金)のMIZUHO BLUE DREAM MATCH 2023 カナダ代表戦に快勝した翌日新潟から移動したチームは、この日が神戸での初練習です。
体調不良で千葉のホテルで静養していた奥抜侃志選手(1.FCニュルンベルク)も回復して神戸入りし、全体練習が始まる前に松本良一フィジカルコーチとともにスタジアムで個別に調整。ジョギングなどで体を動かしました。
一方、カナダ戦で左足首を痛めた中村敬斗選手(スタッド・ランス)はホテルでの療養に努めましたが、伊藤洋輝選手(VfBシュツットガルト)はコンディション不良のため、神戸入りせず、チームを離れました。
全体練習は冒頭から約30分を報道陣に公開して実施。GK陣は近距離からのを正面と倒れて横で受ける動きを繰り返してウォームアップ。その後、ペナルティボックスのニアとファーに相手選手を想定してGK一人ずつが立ち、サイドからのクロスにヘディングなどでシュートを狙い、これをセーブする練習を行いました。
一方、フィールドプレーヤーはランニングやストレッチ、2組に分かれてのボール回しなどで体をほぐしました。
その後はスローインのボールを受けて逆サイドまでパス&コントロールで運ぶ動きを繰り返し、自陣でのスローインから深い位置で受けたボールを前に戻してから逆サイドへ運ぶ動きも確認。その後、非公開にしてチュニジア戦へ向けて調整しました。
チュニジアはFIFAワールドカップカタール2022にも出場。日本との顔合わせは昨年6月に大阪で行われたキリンカップサッカー2022決勝以来で、日本は0-3で敗れて優勝を逃しました。
この日の練習後、選手たちは連敗阻止への思いを滲ませて、意気込みを異口同音に口にしています。
遠藤航選手(リバプールFC)は、「前回、フィジカル的にも戦術的な部分でもすごく日本を分析してやってきた印象がある。やりがいのある相手で2度は負けたくない。新たなチーム同士の対戦で、自分たちが成長するために今、チュニジアに対して何をしなくてはいけないのかにフォーカスしている」と述べています。
伊東純也選手(スタッド・ランス)も「まず勝たなくてはいけない」とした上で、「より内容にもこだわって、誰が出ても勝てるという総合力も見せていかないといけない」と話していました。
チームは16日(月)に最終調整を行い、試合へ備えます。試合は17日(火)、ノエビアスタジアム神戸にて19:10キックオフの予定です。
選手コメント
GK #12 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
日々の練習を重ねる中で自分自身の強みも出せていると思いますし、ドイツ戦など、いろんなプレーをするなかでまずは結果を出せたかと思います。カナダ戦のPKは流れ的にも本当に大事な1つのシーンだったので、自業自得というか自分で与えてしまったとはいえ、防ぐことができて存在感を示せたかなと思います。個人的にも相手に対してどういうプレーの選択をしなければいけないか、新しく習得できたと思います。浅野選手がスピードのある選手ということは分かっていますし、裏に落として走らせるプレーを引き出すのももちろん大事ですが、ゴールキックや流れのなかで、(相手を)引き付けながらどこまでリスクを負ってつなぐのか。ドイツ戦ではつなぎにこだわり過ぎて失点シーンを招いてしまったので、今回は少しロングボールを使いながら修正しなければと思っていました。流れのなかでうまく対応できたと思います。チュニジアには前回対戦して負けています。ワールドカップにも出て個の能力は高いので、そういうところは警戒しないといけないですし、ガンバ大阪のジェバリ選手ともJリーグで対戦していますが、収める能力も高いのでそこは警戒しないといけないと思っています。
DF #3 谷口彰悟 選手(アルラヤンSC/カタール)
カナダ戦の疲れは特に感じていません。いつどう出てもいいような準備は常にできています。自分のポジションだけでなく、いろんなポジションで質の高い競争ができてきていて、それは間違いなく日本代表を強くしますし、強いチームには必要不可欠なものです。僕はウェルカムです。まだまだ成長していきたいとか、逆に若い選手にくらいついていきたいという思いは強くなっているので、それはいいことだと思っています。僕が出ると「こういうところを、こういうことができますよ」というものをどんどん見せていかないと、若い選手にどんどん変わっていくだけなので、そこらへんは毎回が勝負です。次もしっかりいい仕事をしたいと思っています。このチームは今、遠藤(航)選手中心にすごくまとまっています。ただ、全てを航に背負わせるわけにはいかないので、自分にできることがあれば、積極的にやっていきたいと思っています。
DF #16 冨安健洋 選手(アーセナル/イングランド)
カナダ戦ではラインが低かったり、スローインやボールを奪った後に失うことが多かったですが、そこのラインコントロールのところは僕の仕事だと思っています。中盤もちょっと低かったので、そこを押し出すぐらいやらないといけないというのはあります。左サイドバック(SB)はアーセナルでもやることが多いですが、(左SBで出場となると)役割はアーセナルと変わってくると思います。シンプルに1対1で負けないなどSBに求められるベーシックなことをしっかりとやれればいい、と思います。状況を見て正しいスペースを埋めるところは、代表の方がクラブよりも流動的で、個人の判断でプレーすることが多くなってくると思うので、試合の中で感じながらやる感じです。クリーンシートに抑えるところはこだわっていきたい。代表では失点が続いているので、どこのポジションで出るにしても、そこは求めていきたい部分です。アーセナルで学んでいることがトップだと信じていて、アーセナルで学んだことを代表で還元できればと思っています。
MF/FW #6 遠藤航 選手(リバプールFC/イングランド)
カナダ戦の反省点はありますが、相手が変わるので、チュニジアに対してどういうサッカーをしていくかというところを今日明日で合わせていく。今、そこのアプローチをしっかりしています。相手やその状況、自分たちの出たメンバーによってやり方を変えてやっているところですが、新しく入ってきた選手たちも戦術理解はあるので、基本的には相手の分析と自分たちの分析をしっかりしながら、変わったメンバーも戦術的な部分がしっかり頭に入った状態でやっています。自分たちのレベルが上がったというより、海外でサッカーをやっている選手が増えてきて、「こうした方が良い、ああした方が良い」という話をするようになっています。それはすごくポジティブですし、それにプラスして今は選手の層も厚くなっている。日本サッカーの成長はかなり見せられていると思います。アジア2次予選では、相手の分析をするのは当たり前ですが、自分たちにフォーカスを当てながら、いかにやっていくかになっていくと思います。
MF/FW #8 南野拓実 選手(ASモナコ/フランス)
カナダ戦ではゴール前のところ、最後のフィニッシュのところの質や、奪ったボールをつなげるところ、攻撃に切り替わったときのランニングのコースなどは、もっと改善できると思いました。左サイドでのプレーは、外に張る時と中に入っていってターンなど、そういう自分の得意なプレーを出すタイミングと、チームとしてビルドアップの中で外に張って時間をつくる方がいいのかとか、オーバーラップしてくる選手との関係性とか、そういうところは意識しながら、もし自分が入ったらプレーしたい。外での突破も求められればやりますが、基本は考え過ぎずにシンプルにプレーする方がいいと思うので、リズムをつかみながら良いチャンスや必要な時にやっていければいいと思っています。(アジア予選の選手登録は23人なので)多分、今回新しいメンバーで、いろいろなポジションができるメンバーが入っていますし、それは自分も証明しないといけない。チームとして機能するところは、意識してやりたいと思っています。
MF/FW #14 伊東純也 選手(スタッド・ランス/フランス)
カナダ戦では、サイドに入ったときにクロスに入って行くことや、裏に抜けた後にゴールの前まで行くところはみんなができていたと思いますし、それがゴールに繋がったのが多かったと思います。(後半途中から左サイドでプレーして)昔、左サイドでやっていたこともありますし、別に苦手意識はないですが、シンプルにきつい時間帯だったので、左がどうこうというよりも仕掛けるときに少し疲れていたかなというのがあります。チュニジアには前回負けていますし、まずは勝たなきゃいけないというところがあると思いますが、より内容にもこだわって、誰が出ても勝てるという総合力も見せていかなきゃいけないと思います。競争を激しくするのも大事かなと思っています。
2023年10月17日(火) 19:10 キックオフ(予定) vs チュニジア代表
会場:兵庫/ノエビアスタジアム神戸
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