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雨中の一戦は堅守・尚志に軍配 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EAST第18節

2023年10月16日

雨中の一戦は堅守・尚志に軍配 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EAST第18節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023EAST第18節を10月14日(土)、15日(日)に行いました。尚志高校第3グラウンド(人工芝)では、2位の尚志高校(福島)と首位の青森山田高校(青森)が対戦。暫定順位ながら勝ち点差1で首位を追う尚志にとっても、追撃をかわしての優勝を狙う青森山田にとっても、どちらにとっても重要な一戦となりました。

ピックアップマッチ

尚志高校 2-0(前半2-0、後半0-0)青森山田高校

「青森山田が同じ東北にいたから、僕らも強くなっていくことができたんです」と語る尚志・仲村浩二監督も意気込んだこの試合は、しかしあいにくの雨模様。水紋が人工芝のピッチに広がり、あちこちに水たまりができる悪コンディションの中の試合となりました。

「入りは良かったと思う」と青森山田の正木昌宣監督が振り返ったように、序盤は首位チームがペースを握ります。高い位置に早めにボールを入れて尚志ゴールへ迫りますが、試合を通して抜群の安定感を見せることになるDF髙瀬大也選手(#3)とDF市川和弥選手(#4)を中心とした守備陣がこの攻勢を阻止し、ミドルレンジ以外のシュートを許しません。

すると徐々に「ピッチ状態に合わせたプレーを選択できるようになっていった」(仲村監督)尚志が、効果的にロングボールを使いながら試合の流れを引き寄せていきます。29分と38分にはFW笹生悠太選手(#12)が決定的シュートを放つ絶好機。これは青森山田GK鈴木将永選手(#1)の素晴らしいセービングに阻まれましたが、続く43分に試合は動きます。

青森山田のセットプレーに対してのカウンターアタックでした。こぼれ球を拾った位置から速攻のチャンスを狙っていたMF安齋悠人選手(#7)が高い位置でボールを受けると、そのままドリブルで前進。巧みなフェイントを入れながら青森山田陣内を一気に疾走し、ラストパス。これをしっかりゴール前で詰めていたMF藤川壮史選手(#14)が流し込み、先制点が生まれます。

さらに続く45分にもMF神田拓人選手(#8)のパスを受けた安齋選手がドリブルシュートを突き刺し、2-0。試合の流れを大きく傾けるゴールが生まれます。「今日は安齋選手の『個』に完全にやられてしまった」と正木監督も脱帽する2つのゴールとなりました。

後半に入り、青森山田が攻勢を強める展開となりますが、尚志は72分にDF渡邉優空選手(#20)をセンターバックに投入する守備固め策も徹底。カウンターを狙いながら青森山田の攻撃を跳ね返し続け、そのまま完封。2-0で青森山田を破った尚志が、暫定ながら残り4節の段階で首位に立ちました。

監督・選手コメント

仲村浩二 監督(尚志高校)
選手たちはこのピッチ状態に対して良いジャッジをして戦ってくれたと思います。あとセンターバックの二人がしっかりしているのも大きかったですね。本当にこのプレミアリーグでの戦いを通じて成長しているなと感じています。ただ、チームとして今節の勝ちで調子に乗るようではダメだと思います。あらためて気を引き締めていきたいですね。

MF #7 安齋悠人 選手(尚志高校)
先制点はセットプレーでみんなが弾いてくれたボールを自分が拾ってそのままゴールまで持っていくというのは練習でもやっていたので、それを出せました。藤川選手がよく走ってくれたので、最後はそこに出すだけでした。2点目はFWの網代陽勇選手(#9)が良い動き出しをして相手DFを釣ってくれたので、その隙を突いて決めることができました。

正木昌宣 監督(青森山田高校)
負傷者が出てメンバーが大きく入れ替わる中で詰め切れていないことが今回の試合で出てしまいました。そして、このグラウンドに対応したプレーという意味でも、相手が上回っていたと思います。ただ優勝争いに関しては「何も下を向く必要はない」と選手たちにはすぐ伝えました。(消化試合が一つ少ないため)次勝てば自分たちが首位ですから。

MF #10 芝田玲 選手(青森山田高校)
勝てるつもりで試合に入りましたが、不完全燃焼というか、やり切れなかったという感触のある試合にしてしまいました。失点の仕方が悪く、カウンターからやられた最初の失点はもったいなかったと思います。ただ、すぐ(未消化だった)市立船橋高校との試合があるので、そこに勝てば自力優勝に近づきます。まずは気持ちをしっかり切り替えたいと思います。

その他の試合結果

大宮アルディージャU18 0-3(前半0-1、後半0-2)柏レイソルU-18
市立船橋高校 2-0(前半1-0、後半1-0)昌平高校
流通経済大学付属柏高校 2-1(前半1-1、後半1-0)横浜F・マリノスユース
川崎フロンターレU-18 8-0(前半3-0、後半5-0)旭川実業高校
FC東京U-18 0-0(前半0-0、後半0-0)前橋育英高校

大宮アルディージャU18(埼玉)と柏レイソルU-18(千葉)による一戦は、FW近野伸大選手(#9)がハットトリックを達成する大活躍で柏に勝利をもたらしました。市立船橋高校(千葉)は、前半の終了間際と後半開始早々に1点を挙げるなど効率良い攻撃で昌平高校(埼玉)から勝ち点3を獲得。流通経済大学付属柏高校(千葉)と横浜F・マリノスユース(神奈川)の試合は、84分にMF山口裕也選手(#7)が決勝点を挙げ、前者が3連勝を飾っています。川崎フロンターレU-18(神奈川)はFW岡崎寅太郎選手(#9)のハットトリックを含む8得点を記録。守備陣も無失点に抑え、旭川実業高校(北海道)を下しました。FC東京U-18(東京)と前橋育英高校(群馬)による一戦はスコアレスドローに終わっています。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2023年4月1日(土)~2023年12月3日(日)

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