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YS横浜、町田などが準々決勝へ!8強は全てF1チームに JFA 第29回全日本フットサル選手権大会2回戦
2024年02月26日
JFA 第29回全日本フットサル選手権大会の2回戦8試合を2月25日(日)に全国の4会場で開催しました。
神戸市のグリーンアリーナ神戸の第1試合では、Y.S.C.C.横浜(F1リーグ/神奈川)としながわシティ(F1リーグ/東京)が対戦しました。今シーズンのリーグ戦でも激闘を繰り広げた両チームの対戦は、どちらも譲らない展開になります。第1ピリオドは得点が決まらないまま終了しましたが、第2ピリオドに入ると、しながわが先に試合を動かします。第2ピリオド8分にサカイ ダニエル ユウジ選手の縦パスをゴール前でカイオ選手が巧みに合わせて流し込み、しながわが1点をリードしました。
対するYS横浜は第2ピリオド12分にキックインを得ると、しながわの守備の集中が切れたのを逃さずに堤優太選手がゴール前に速いボールを入れます。これに反応した菅原健太選手がゴールに蹴り込み、同点に追いつきました。さらにYS横浜は第2ピリオド16分にも、カウンターを仕掛けると最後はゴール前のこぼれたボールを田村佳翔選手が押し込み、一気に逆転しました。
しながわはタイムアウトを取ると、パワープレーを開始。そして第2ピリオド18分にはGKユニフォームを着た瀧澤太将選手が右サイドから折り返したボールをカイオ選手がゴールに決めて2-2の同点に追いつきました。試合はこのままタイムアップし、延長戦に突入します。延長戦でも互いにチャンスをつくりましたが得点は決まらずにPK戦へ。PK戦もGK黒本ギレルメ選手、GK井戸孔晟選手が互いに1人ずつ止めて延長へ。そして、しながわの7人目のシュートを井戸選手が再び止め、最後は小林歩夢選手がゴールを決めて勝負あり。YS横浜が熱戦を制して2年連続の8強進出を果たしました。
第2試合では、今シーズンのFリーグディビジョン1ファイナルシーズンで2位に躍進したペスカドーラ町田(F1リーグ/東京)と東海1部リーグのデレヤオーネ フットサルクラブ(東海3/岐阜)が対戦しました。序盤はカテゴリーの異なる相手に対してチャンスをつくりながらも決め切れなかった町田ですが、第1ピリオド5分に倉科亮佑選手が先制ゴールを挙げると、ここから得点を重ねていきハーフタイムまでに4点を挙げます。
第2ピリオドの立ち上がりから、デレヤオーネは前線からのプレスをやめ、ハーフウェーラインまで引いて戦うことを選択します。しかし、町田に押し込まれる形になり、第2ピリオド8分までに3点を奪われてしまいます。タイムアウトを取ったデレヤオーネは、再びプレスをかける戦い方に戻し、1点を目指します。そして第2ピリオド18分には距離のある位置から林比呂選手がシュートを放つと、これが決まってデレヤオーネが1点を返しました。終盤にもチャンスのあったデレヤオーネでしたが、このまま試合は終了。町田が7-1で勝利しました。
他の会場でも、F1チームが勝利。ベスト8進出チームがすべてF1チームとなり、2023-24シーズンの上位リーグ進出6チームがすべて勝ち残りました。準々決勝は3月1日(金)に駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われます。
選手コメント
堤優太 選手(Y.S.C.C.横浜)
来季から加入することを発表しているしながわとの試合は、メンタル的になかなか難しかったです。それでもエンブレムを付けているチームの勝利のためにやることはぶれることなくPK戦まで戦いました。勝つことができて非常にうれしかったです。横浜にもしながわにも、存在感を見せたかったので、アシストができて自分らしいプレーも出せたので良かったです。全部勝ってタイトルを残して、横浜でのシーズンを終えたいと思っています。
中村友亮 選手(しながわシティ)
リーグ戦でも横浜とは接戦だったので、厳しい試合になることは予想していました。先制してからも追いつかれる展開も想定はしていたのですが、そこで突き放せなかったことが悔やまれます。今季は「もう1点」というのが課題でもあったので。本当は(準々決勝の開催地である)東京に(勝って)戻りたかったのですが、ヴィッセル神戸で始まったプロキャリアが、神戸で終わってしまいました。思い描いた通りにはなりませんでしたが、このクラブで4シーズンもやれて、すごく楽しかったですし、すごく良いクラブで現役を終えられたので何も悔いはありません。
倉科亮佑 選手(ペスカドーラ町田)
昨日の試合でもなかなか先制点が取れなくて苦しみました。最初に1点取れればチームとしても勢いづくし、気持ちも少し楽になると思っていたので「自分が取るぞ」という気持ちでプレーしていました。決めることができて良かったです。相手は地域リーグのクラブでしたが、本当に良いチームでした。今年はリーグ戦で長く首位に立っていたのに、最後に負けてタイトルを取れませんでした。ここまで積み上げてきたからこそ、シーズン最後の全日本選手権のタイトルは取り切ろうとチームで話しています。
木村圭佑 選手(デレヤオーネ フットサルクラブ)
今年のF1の2位のチームにチャレンジできることは、すごく楽しみでした。もちろん勝つつもりで臨みましたが、やっぱり強かったですね。最後は開き直ってじゃないですけど、「1点取りに行こう」と、ギアを上げて最後に1点取れたので、そこは次に生かせる収穫だと思っています。Fリーグのクラブと真剣勝負ができる場はなかなかないので、この舞台は本当に特別ですし、今日の課題を持ち帰って、またやり直してここに戻って来られるようにしたいです。
大会日程:2024年2月24日(土)~3月3日(日)
会場:愛知県/名古屋金城ふ頭アリーナ、大阪府/岸和田市総合体育館、兵庫県/グリーンアリーナ神戸、福岡県/久留米アリーナ、東京都/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
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