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【対戦国情報】難敵ぞろいのグループD~第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)

2024年07月19日

【対戦国情報】難敵ぞろいのグループD~第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)

銅メダルを獲得した1968年のメキシコ大会以来、14大会ぶりの表彰台を目指すU-23日本代表は、グループステージでグループDに入り、南米のパラグアイ、アフリカのマリ、そして欧州予選を通過したイスラエルと対戦する。いずれ劣らぬ強豪ぞろいだが、まずはグループ2位以内に入って準々決勝進出を狙う。

戦いの幕開けは、7月24日(現地時間、以下同)にボルドーで行われるパラグアイ戦だ。初戦の重要性は言うまでもなく、グループステージ突破に向けて確実に勝ち点を手にしたい。パラグアイはこのパリ大会が5大会ぶり3度目の出場。男子サッカーが原則23歳以下となった1992年のバルセロナ大会で8強入りした後、2004年のアテネ大会で銀メダル獲得を果たした。くしくもこの大会のグループステージ初戦で顔を合わせたのが日本。小野伸二、大久保嘉人らを擁する日本との戦いを4-3と制し、幸先の良いスタートを切った。

パリ大会に臨むチームを率いるのは、アテネ大会でも指揮したカルロス・ハラ・サギエル監督。この73歳のベテラン監督は、1~2月に開催された南米予選にあたる大会でアルゼンチンやブラジルを抑え、見事に優勝、オリンピック出場権獲得へと導いた。少ないタッチで素早くボールを動かすパスワークで攻め込むスタイルが持ち味である。攻撃の中心となるのは、予選で最多タイの5得点を挙げたディエゴ・ゴメス。日本は、年齢制限のない代表での出場経験も持つこのMFを封じたい。伝統の堅守は2人のオーバーエイジ選手を加えてより強固に。元パラグアイ代表GKを父に持つ守護神のガティート・フェルナンデス、センターバックのファビアン・バルブエナが守備に安定感をもたらすはずだ。

パラグアイ戦から中2日、日本が同じくボルドーで27日に対戦するのがマリ。日本のパリ大会出場が決定する前の今年3月、京都に迎えて国際親善試合を戦い、1-3で敗れた相手である。日本は平河悠の得点で先制するも、次第に地力を発揮してきたマリに押し込まれて失点を重ねた。大岩剛監督就任後に対戦した初のアフリカ勢ということもあって、フィジカルの強さや独特のリズムに戸惑いも見られ、「次に対戦するときには、自分たちがボールや時間を支配する戦い方ができるようにならないといけない」(大岩監督)という教訓を得た。

バダラ・アル・ディアロ監督が率いるマリは、昨年のU-23アフリカネーションズカップで3位となり、パリ大会の出場権をつかんだ。オリンピックは2004年のアテネ大会以来、5大会ぶり2度目の出場。同大会は初出場ながら8強入りを果たした。パリ大会に参加するメンバーは、3月の日本戦に出場した選手も多い。その試合でチーム3点目を決めたブバカル・トラオレは、イングランド・プレミアリーグのウォルバーハンプトン・ワンダラーズ所属で、年齢制限のないマリ代表でもプレーする守備的MF。シャルケ04(ドイツ)に籍を置くセンターバックのイブライマ・シセはアフリカ予選でベストイレブンに選ばれた守備の中心選手の一人だ。

ナントが舞台となる30日のグループステージ最終戦で日本が顔を合わせるのはイスラエル。欧州予選にあたる昨年のUEFA U-21選手権で準決勝に進出し、1976年のモントリオール大会以来3度目のオリンピック出場切符を手に入れた。モントリオール大会では、1968年メキシコ大会に続き準々決勝進出を果たした。近年は育成年代の躍進が目覚ましく、昨年のFIFA U-20ワールドカップでは3位に入る快挙を演じた。そのグループステージでは、2-1で日本に逆転勝利。イスラエルは退場者を出して10人となってから2点を奪う粘り強さを見せた。

日本の守備陣が注意したいのは、ストライカーのドル・トゥルゲマンと攻撃的MFのオスカル・グロフ。トゥルゲマンは巧みなテクニックを持ち、U-20ワールドカップ準々決勝では鮮やかな個人技から決勝点をマークした。グロフはレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)所属で、UEFAチャンピオンズリーグでも得点を決めている。川島永嗣がいた当時のスタンダール・リエージュ(ベルギー)で指揮を執っていたガイ・ルゾン監督は「最後は表彰台に昇りたい」と国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトに抱負を語っている。

第33回オリンピック競技大会/第17回パラリンピック競技大会(2024/パリ)

サッカー競技日程:2024年7月25日(木)~2024年9月7日(土)
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