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決勝に進む2チームが決定 JFA 第11回全日本U-18フットサル選手権大会
2024年08月04日
JFA 第11回全日本U-18フットサル選手権大会は8月3日(土)に準々決勝の4試合と準決勝の2試合を静岡県の浜松アリーナで行い、決勝に進む2チームが決まりました。
10時にキックオフした準々決勝の聖和学園高校フットサル部(東北/宮城)と佐賀東高校(九州1/佐賀)の試合では、開始早々に聖和学園が先制します。しかし、その後のチャンスを生かせずにいると、佐賀東が反撃に転じて秀島逸太選手の直接FKで追いつきます。その後も両チームがシュートを打つ展開となりましたが、得点は決まらず。第2ピリオドもこう着状態が続く中で迎えた37分、秀島選手がこの試合2点目を決めて佐賀東が逆転。2-1で勝利して準決勝に進出しました。
フウガドールすみだファルコンズ(関東1/東京)と作陽学園高校(中国/岡山)の試合は2分、すみだファルコンズが新竜兵選手のゴールで先制します。作陽も7分に追いつくと、18分にはGK竹内暖人選手のロングフィードが相手のオウンゴールを誘い、作陽が逆転しました。第2ピリオドも五分の戦いが続いていましたが、29分に石井想一郎選手が同点ゴールを決めると、ここから試合の流れはすみだファルコンズへ。残り10分で4得点を挙げたすみだファルコンズが6-2で4強に勝ち上がりました。
12時半からの2試合は、ともに接戦となりました。バルドラール浦安テルセーロ(関東3/千葉)は、ペスカドーラ町田U-18(関東2/東京)と対戦。浦安テルセーロは31分、齋藤幸輝選手がグループステージ第3節のハットトリックに続き、得点を挙げます。これが決勝点になり、浦安テルセーロが関東勢対決を制しました。
帝京長岡高校(北信越/新潟)と名古屋オーシャンズU-18(東海/愛知)の試合は、名古屋が先手を取り、帝京長岡が追いつくという展開で2-2のままPK戦へ。迎えたPK戦では4人全員がキックを成功させた帝京長岡が勝利をもぎ取り、ベスト4に進みました。
16時半からの準決勝2試合も熱戦になりました。佐賀東とすみだファルコンズの一戦は、シーソーゲームとなり、30分に髙木瀬那選手のゴールですみだファルコンズが3-2と勝ち越します。しかし、残り時間1分のところで、佐賀東はPKを獲得。これを秀島選手が決めて3-3の同点となります。残り時間、すみだファルコンズはパワープレーでボールを保持しながら攻めましたが、得点は挙げられず。それでも、「PKには自信があった」と言うGK伊藤鳳起選手が佐賀東の最初の2人のシュートを止め、PK戦を4-2で制しました。
同時刻に行われた浦安テルセーロと帝京長岡の試合は、序盤に主導権争いが続いた中で、浦安テルセーロが14分に谷亮太選手のゴールで先制します。個の強さを押し出す帝京長岡に対し、組織で耐えながら追加点のチャンスをうかがう浦安テルセーロは、20分に繁田稜平選手が2点目を挙げてリードを広げました。25分にも土井宏太選手のゴールで3点目を挙げた浦安テルセーロは、帝京長岡の反撃を小林尚貴選手の1点に抑えて3-1で勝利。浦安テルセーロは3大会ぶりの決勝進出を決めました。
この結果、8月4日(日)の3位決定戦では佐賀東と帝京長岡と対戦し、決勝ではすみだファルコンズと浦安テルセーロというFリーグクラブのアカデミー勢が顔を合わせることになりました。すみだファルコンズは史上初の連覇、浦安テルセーロは初優勝を目指し、決勝の舞台で火花を散らします。
選手コメント
FP #9 石井想一郎 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
昨年優勝した素晴らしい世代が抜けた後、自分たちが責任感を持ってプレーして、チームを勝利に導くんだと思って取り組んできました。昨年より得点を挙げることで、チームに貢献できていることがうれしいです。チャンスをしっかりとつかむことが重要だと思うので次も勝ちます。大会連覇を今年の目標に掲げてきました。浦安テルセーロには関東大会で勝っていますが、相手も絶対に負けられないという気持ちで来ると思うので、こちらも気持ちを前面に出して戦います。
FP #46 原拓翔 選手(バルドラール浦安テルセーロ)
ここまで2失点と、とても良く守れていますし、今年チームに入った齋藤(幸輝)選手がたくさん点を決め、周囲もそれに続く感じで点を取っているので良い状態で決勝を迎えられると思います。3年前の決勝のピッチに立った選手はいませんが、配信で試合を見ていた選手は多くいます。悔しい思いをしたので、その当時の先輩たちの思いも背負って決勝を戦いたいですし、(すみだファルコンズは)関東大会の準決勝で負けた相手なので優勝して成長したことを証明したいと思います。
FP #9 秀島逸太 選手(佐賀東高校)
グループステージ突破を目標にしていたので、それ以上の結果を残すことができて良かったです。ただ、準決勝で自分がPKを外して負けてしまったことは悔しいです。今まで得点を取って勝ってきた試合もあったので、3位決定戦には自信をもって臨み、また自分の得点でチームを勝たせられたらと思います。大会を戦っていく中で、チーム内で話し合いを重ね、何度も修正を繰り返してきました。このまま手ぶらでは帰れないですし、最後は勝って終わりたいです。
GK #16 本多涼聖 選手(聖和学園高校フットサル部)
グループステージでは後輩たちが点を取ってくれて、彼らに助けられながら決勝ラウンドまで進みました。準々決勝では選手の一人が退場して、3年生として最後は守り切って、チームをもう一つ上のステージに導きたかったのですが、終盤にゴールを決められてしまいました。大学に進学してからもフットサルを続けたいと思っているので、今大会の経験を生かして大学でも頑張って日本一になることができればと思います。
大会期間:2024年8月1日(木)~8月4日(日)
会場:静岡県/浜松アリーナ
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