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女子中学生のチーム創設支援を通し、サッカーの未来を変える アディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」2024年度募集開始~植木理子選手と宮澤ひなた選手が参加する特別動画も公開~

2024年10月01日

女子中学生のチーム創設支援を通し、サッカーの未来を変える アディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」2024年度募集開始~植木理子選手と宮澤ひなた選手が参加する特別動画も公開~

アディダス ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:萩尾孝平)と、公益財団法人日本サッカー協会(所在地:東京都文京区後楽、会長:宮本恒靖、以下 JFA)は、より多くの中学生年代の女性がサッカーを続けられる環境作りをサポートするアディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」の2024年度の募集を、2024年10月1日(火)より開始します。

アディダスは、「スポーツを通して、私たちには人々の人生を変える力がある」という理念のもと、全ての人々が安心してスポーツに取り組むことができるよう、様々な活動を行っています。日本では、2019年より女子中高生のスポーツ継続率の向上を目指した活動を開始し、2020年には女子中学生のチーム創設支援を通し、U-15世代がプレーするための環境を整えることを目的としたアディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」を立ち上げました。

近年、女子サッカーが世界各地でこれまでにない盛り上がりを見せており、FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023™では、オーストラリアで開催された女子サッカーの試合として総観客動員数が史上最多となりました。ここ日本でもプロリーグが、2020年に開幕するなど、女子サッカーが人気を博す一方で、中学生年代においては、女子チームは男子チームと比較してわずか2.8%しか存在せず、女子サッカープレーヤーの5人に1人が13歳になるとサッカーを辞めてしまうという現状があります。47都道府県のうち「7つ」の地域には女子チームが存在しない現実があります(2023年現在)。女子プレーヤーが辞めてしまうことのない環境を整え、女子サッカーの未来を変えるため立ち上げられた「HER TEAM」プロジェクトは、本年度も、審査を通過した新規創設予定チームを対象に、各種のサポートを提供していきます。

アディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」なでしこジャパンが参加する特別動画公開

本年度の募集開始にともない、「HER TEAM」参加チームの練習に、なでしこジャパンの植木理子選手、宮澤ひなた選手が参加。実際に練習に参加し、女子サッカーを取り巻く環境と今後の展望について自身の経験を踏まえ、女子サッカーの現状について言及しています。

植木理子選手「小学校から中学校に上がるときになかなか環境がなくて辞めてしまう子たちが多かった」
宮澤ひなた選手「困ることのない環境で、サッカーをやる女の子たちがもっと増えたらいいなって思います。」

アディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」参加チームからのコメント

■OSAKA PIONE U15:代表 / 監督 藤井茂幸さん
ユニフォームを提供してもらい、そのユニフォームを着て公式戦に出ることなど、男子チームと同じような環境があれば、サッカーをしたいと思ってもらえる選手が増えるのかなと期待し応募をしました。実際にユニフォームの提供は最大のメリットとなりました。女の子たちは特に、みんなと同じウェアを着たいと考える選手も多いので、全員で同じユニフォームを着てピッチに立てることで、選手たちの士気も高まっています。また、メンバー募集告知ツールをスーパーマーケットやスポーツ店に設置していただけたことによって、応募が増加したり、注目の選手を見つけていただけたりと、コミュニケーションの幅が広がりました。「HER TEAM」の活動を通して、もっといろんな人に女子サッカーを知ってもらえたら嬉しいです。

■OSAKA PIONE U15:キャプテン 片平茉祐さん
5歳年上の兄がサッカーをする姿に憧れて、サッカーを始めました。ユニフォームが届いたときは、自分がアディダスを好きということもありすごく嬉しかったですし、チームが強くなったように思いました。また、プロのサッカー選手とプレーして直接お話を聞くことができたことも良い機会になりました。

■OSAKA PIONE U15:副キャプテン 藪野萌奈さん
小学校の時のチームは女子が一人で気を遣うことがありましたが、中学校は女子だけのチームのため楽しくサッカーができています。自分自身もサッカーを続けるにあたって、「HER TEAM」のようなプロジェクトで、女子サッカーの活動がもっと広がり、サッカーを続けようと思う人が増えてほしいなと思っています。この素晴らしい環境で、中学や高校ではもっと技術を磨いて、プロのサッカー選手になりたいです!

アディダス・JFA共同プロジェクト「HER TEAM」 2024年度募集概要

■創設サポート内容:
・メンバー募集のための告知ツール
・ユニフォームの提供(約20名分想定)
・サッカークリニックの開催(指導協力クーバー・コーチング・ジャパン)
・JFA及びアディダス フットボール関連活動への優先ご招待(2025年~2026年)
・事務局によるチームサポート
・定期的なオンラインミーティング(チーム情報交換会)

■サポート期間:
2年(2025年2月1日~2027年3月31日) *以降のサポートについては別途ご案内

■募集エリア:
全国(日本国内で活動するチームに限ります)

■募集数:
非公開 *参考:2023年 30チーム当選(通算60チーム当選)

■募集期間:
2024年10月1日(火)より、アディダス オンラインストア上の応募特設ページ
https://forms.office.com/r/Lp1xnsE9AJ)にて受付開始
※11月30日(土)締め切り後、応募内容を審査し、支援チームを発表

■募集対象:
以下すべてに当てはまることが条件となります。
・中学生年代(U-15年代)の女子がプレー可能で、2025年度(2026年3月末まで)に新規創設されるチーム。
※既に「女子」以外の種別でJFA登録をされているチームが、新たに「女子」の種別でJFA登録をされる場合も対象とします。
・2025年4月から2027年3月までに、チームが創設され、「女子」の種別でJFA登録を完了すること。
・継続的なチーム運営を前提とします。
・アディダスおよびJFAが行うHER TEAMの活動に参加することに同意すること。

■その他:
・中学生年代(U-15年代)の女子に特化したチームを優先してサポートしますが、幅広い年代が入会可能な女子チームの創設も対象となります。(中学生 / U-15年代がプレー出来ることが必須となります)
・「チーム」には、部活動も含みます。
※詳細は、特設ページ(https://shop.adidas.jp/football/herteamproject/)をご確認ください。

選手・JFA女子委員長のコメント・プロフィール

植木理子選手

■コメント
サッカーを続けたくても、辞める選択をせざるを得ない環境にあるのは、女子サッカーの課題だと思います。“人生の中で、常にサッカーが選択肢のひとつとして存在するような環境”をこのプロジェクトを通して増やしていけたら嬉しいです。選手としても、結果を残すことで、皆さんが自信をもってサッカーを続けられるような環境づくりに貢献したいです。

■プロフィール
1999年7月30日生まれ。神奈川県出身。ウェストハム・ユナイテッドFCウィメン所属。2015年、U-16日本女子代表に選ばれ、AFC U16女子選手権で3得点を挙げ、日本の準優勝に貢献。翌年のFIFA U-17女子ワールドカップでは4得点を挙げ、活躍を見せた。2023年のFIFA女子ワールドカップにも選出された。

宮澤ひなた選手

■コメント
サッカーが楽しかったので、当時は困ったと思うことはなかったですが、いま思えば、自分も幼い時はまだ男の子ばかりのチームの中で周りを気にすることがありました。女の子たちが本当に何も気にせず、楽しくサッカーができる環境をもっと増やしていけたらいいなと思っています。

■プロフィール
1999年11月28日生まれ。神奈川県出身。マンチェスター・ユナイテッドWFC所属2015年にU-16日本女子代表に選出され、AFC U16女子選手権で活躍。翌年のFIFA U-17女子ワールドカップでも決勝進出に貢献。2017年にはU-19代表としてAFC U19選手権で優勝を果たす。2023年FIFA女子ワールドカップでは5得点を挙げ、大会得点王に輝いた。

佐々木則夫JFA女子委員長

■コメント
2020年に始まったHER TEAMプロジェクトは、今年で5年目を迎えます。JFAとアディダス ジャパンは、1人でも多くのサッカーを始めたい・続けたい思いをもつ女子中学生、そして彼女たちを支えてきた多くの方々の思いを実現することを目指して、このプロジェクトを行ってきました。HER TEAMをきっかけに1つでも多くのチームが誕生し、その中から未来のなでしこジャパンを担う選手が出てくることを期待しています。

■プロフィール
1958年5月24日生まれ。山形県出身。
NTT関東サッカー部で選手を引退した後、2006年になでしこジャパンコーチを務め、翌2007年から監督に就任。2008年の北京オリンピックでは当時過去最高の4位にチームを導く。2011年にはFIFA女子ワールドカップで男女通じて初のワールドカップ優勝を日本にもたらし、FIFA女子年間最優秀監督賞を受賞。2021年12月より現職。

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