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まもなく開幕! AFC女子チャンピオンズリーグ 2024/25

2024年10月02日

まもなく開幕! AFC女子チャンピオンズリーグ 2024/25

アジアにおける女子サッカークラブの頂点を決する「AFC女子チャンピオンズリーグ 2024/25」が10月6日(日)に開幕します。プレ大会として開催された昨シーズンは三菱重工浦和レッズレディースが優勝しており、今大会も日本からは2023-24 WEリーグで優勝した浦和の出場が決定しています。

プレリミナリーステージ(予選大会)の勝ち上がり4チームを含む、全12チームが出場するグループステージは、4チームずつ3つのグループに分け、各グループ上位2チームと各3位のうち成績上位2チームがノックアウトステージに進みます。グループステージは、セントラル開催方式での1回戦総当たりによって順位が決定し、グループAは中国、グループBはタイ、グループCはベトナムがホスト国となり、約1週間をかけて集中開催されます。

グループAには東アジアを代表する中韓の強豪チームが入りました。4回の国内リーグ優勝経験を持つ武漢江大(中国)と、多くの韓国女子代表選手を輩出してきた仁川現代製鉄レッドエンジェルス(韓国)が、グループ首位の座を争うことになりそうです。特に仁川は昨シーズンのプレ大会で準優勝しており、元なでしこジャパン(日本女子代表)の田中陽子選手が所属しています。同グループのSabah FA(マレーシア)には、元ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの上野紗稀選手、元日テレ・東京ヴェルディベレーザの木﨑あおい選手が在籍しているため、日本人選手同士の対戦も実現しそうです。

グループBは大本命と言えるチームがいないだけに、拮抗した戦いが予想されます。メルボルン・シティ(オーストラリア)には元オーストラリア女子代表のベテランGKメリッサ・バルビエリ選手が加入し、今大会への準備を進めています。プレリミナリーステージを勝ち上がったBam Khatoon FC(イラン)は、1980年設立という長い歴史を持つ古豪で、国内リーグ10回の優勝回数を誇っています。

浦和が戦うグループCも自国で実績を残してきたチームが集まりました。ホスト国であるベトナムのホーチミン・シティは、現在国内リーグを6連覇中で、台中藍鯨女子足球隊もチャイニーズ・タイペイの国内リーグで5度の優勝を誇っており、元千葉L U-18の田中麻帆選手がプレーしています。プレリミナリーステージ2試合を連勝で勝ち上がったオリッサFC(インド)も、勢いに乗ると本大会を盛り上げる存在になるかもしれません。

昨シーズンのプレ大会に続いてのアジア制覇に期待がかかる浦和は、WEリーグを2連覇中で楠瀬直木監督が率いて4年目のシーズンを迎えています。昨シーズンのWEリーグベストイレブンに輝いた、石川璃音選手、遠藤優選手、柴田華絵選手、塩越柚歩選手などが今年も活躍を見せており、WEリーグを代表してアジアの舞台で戦います。

なでしこジャパンの一員として第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)に出場した高橋はな選手は、「代表だけでなくクラブとしても世界一に向かって戦える機会があることはありがたい」とAFC女子チャンピオンズリーグの意義を感じています。塩越選手は、「中学時代から育ってきた浦和で、世界に挑戦できるチャンスがある。第1回大会で自分たちがどれだけやれるかはすごく楽しみで、だからこそ優勝したい気持ちが強い」と力を込めて話しています。

グループステージを突破した8チームはノックアウトステージに進み、組み合わせ抽選によって4試合の対戦カードが決定。準々決勝は2025年3月22~23日に行われ、各対戦の上位チームのホームゲーム1試合で勝者を決します。25年5月21~24日に行われる準決勝と決勝も、それぞれ一発勝負のシングルマッチでアジアの女子サッカークラブNo.1が決まります。

近年、女子サッカーの世界大会で成長著しい欧州の選手たちは、UEFA女子チャンピオンズリーグで凌ぎを削ってレベルアップにつなげてきました。新しく始まるAFC女子チャンピオンズリーグは、アジアにおける女子サッカーの底辺拡大と、各国代表と選手の成長にとって大きな意味を持つ大会になることが期待されます。

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