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前橋育英がアウェイで勝ち点3を獲得 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第17節

2024年10月07日

前橋育英がアウェイで勝ち点3を獲得 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第17節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024EASTは10月5日(土)と6日(日)に第17節を行いました。6日には尚志高校第3グラウンド(人工芝)で尚志高校(福島)と前橋育英高校(群馬)が対戦しました。

ピックアップマッチ

尚志高校 1-2(前半0-0、後半1-2) 前橋育英高校

霧雨が降りしきる中でキックオフを迎えた一戦、立ち上がりは前橋育英がボールを握って相手陣内への侵入を図り、尚志は中盤でボールを奪い、FW矢崎レイス選手(#9)を起点としたショートカウンターで活路を開こうとします。その矢崎選手は34分にGKと1対1になるビッグチャンスを迎え、ループシュートを狙いましたが、ボールは惜しくもクロスバーの上へ。矢崎選手は「自分たちの攻撃の形はできたけど、決め切る力が足りなかった」と肩を落とします。これ以外の場面でも互いに決定機をつくりましたが得点にはつながらず、スコアレスで前半を折り返します。

前橋育英の山田耕介監督は、後半から長身で対人プレーに強いFW佐藤耕太選手(#15)を投入します。「前線で起点と時間をつくり、周りが動き出す感じに」なることを期待していた指揮官の期待に応え、佐藤選手は56分、右からのクロスを頭で合わせ自らネットを揺らします。「滅多に見ない、きれいなゴール」と山田監督も喜んだ得点で前橋育英が先制しました。

先制された尚志の仲村浩二監督は、すぐにMF根木翔大選手(#23)を投入します。山田監督は「ロングスローあるぞ!」と根木選手の特徴を選手たちに伝えて注意を促しますが、66分にはそのロングスローのこぼれ球をMF星慶次郎選手(#8)が押し込み、尚志が同点に追いつきます。

1-1とし、一気にたたみかけたい尚志でしたが、ここからなかなかペースを握れず、逆に前橋育英が押し込んでいきます。そして迎えた87分、尚志ゴール前での混戦の中でボールを持ったFWオノノジュ慶吏選手(#8)が左足を振り抜きます。「相手が体勢を崩してGKと1対1の状況になったので、冷静にゴール右下に流し込みました」というエースの一撃で勝ち越しに成功した前橋育英が、アウェイの地で貴重な勝ち点3を手にしました。

監督・選手コメント

仲村浩二 監督(尚志高校)
ショートカウンターが決まった場面は何度かありましたが、その中で点を取り切れなくて、最後は耐えられずに失点しているのが現実です。チャンスで決め切れず、前節も今節も終盤に失点している。毎試合、同じ課題を克服できていない形ですね。でも、やるしかないので。われわれとしては成長することが目的であり、うまくいかなくても、それはそれで受け止めなければならないことだと思っているので、その中でどう戦っていくかが課題です。

FW #9 矢崎レイス 選手(尚志高校)
守備から入ってショートカウンターという形が自分たちの持ち味であり、自分がラストパスを出した場面も含め、前半は自分たちの攻撃ができたと思います。後半は相手の流れもあり、それでも点を取り返して流れに乗りたいところでしたが、相手に追加点を与えてしまい、そこから崩れました。GKとの1対1の場面もあり、自分が打ったシュートで得点を決めたかったのですが、決め切る力が足りないと感じたので、そこを突き詰めていきたいです。

山田耕介 監督(前橋育英高校)
最後まで集中していこう、自分のためではなく、チームの勝ち点3のために全員で戦うぞ、という話を試合前にし、ハーフタイムには背後を狙うだけではなく、1.5列目のエリアを使うプレーも織り交ぜる必要があるという話をしました。(後半開始での選手交代は)佐藤が前線での起点と時間をつくり、周りが動き出す感じにすれば、(オノノジュ)慶吏がもっと生きると思いました。(佐藤選手は)その意図を上回る、滅多に見ない、きれいなゴールを決めてくれました。

FW #8 オノノジュ慶吏 選手(前橋育英高校)
自分の持ち味であるパワーを使うために、試合の入りから背後への抜け出しを狙っていました。何本か良いシーンはあったのですが、チャンスを決め切れず、それでも試合終盤の得点がほしい場面で、自分のところに運良くボールが来て、最後は決め切ることができました。佐藤耕太選手からのリターンパスが少しズレてしまったのですが、マークにつく相手が体勢を崩してGKと1対1の状況になったので、冷静にゴール右下を狙って流し込みました。

その他の試合結果

EAST
鹿島アントラーズユース 3-0(前半1-0、後半2-0) 大宮アルディージャU18
青森山田高校 2-1(前半1-1、後半1-0) FC東京U-18
市立船橋高校 4-0(前半2-0、後半2-0) 昌平高校
流通経済大学付属柏高校 3-3(前半1-0、後半2-3) 柏レイソルU-18
横浜FCユース 2-1(前半1-0、後半1-1) 川崎フロンターレU-18

WEST
神村学園高等部 3-3(前半0-2、後半3-1) 名古屋グランパスU-18
帝京長岡高校 2-3(前半1-2、後半1-1) 静岡学園高校
ファジアーノ岡山U-18 1-2(前半1-0、後半0-2) 大津高校
サンフレッチェ広島F.Cユース 9-0(前半3-0、後半6-0) 鹿児島城西高校
米子北高校 0-4(前半0-3、後半0-1) ヴィッセル神戸U-18
サガン鳥栖U-18 3-0(前半1-0、後半2-0) 東福岡高校

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式X

大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
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