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決勝に進むチームが決定 JFA 第19回全日本ビーチサッカー大会
2024年10月20日
JFA 第19回全日本ビーチサッカー大会は10月19日(土)に大会2日目の準々決勝、準決勝を行い、決勝に進む2チームが決まりました。
決勝の舞台にたどり着くためには、この2日目に2試合を勝ち抜かなければなりません。このミッションを達成したのは、東京ヴェルディBS(関東1/東京)とレーヴェ横浜(関東2/神奈川)。前回大会でも決勝で相まみえた2チームでした。
東京Vは準々決勝でセイコー(四国1/愛媛)と対戦し、開始1分に茂怜羅オズ選手のゴールで先制します。対するセイコーも立ち上がりは果敢に攻め込み、2分にスローインから山本貫太選手がヘディングシュートを決めて同点に追いつきますが、その後は東京Vがゲームをコントロールします。分刻みに近いペースで次々に得点を重ね、最終的には27-2というスコアで勝利を収めました。
続く準決勝はBSC明石アレイア(関西2/兵庫)と対戦。この試合も開始4分までに2点を奪いましたが、その後はアレイアが攻守両面で健闘を見せ、スコアが動かないまま時間が進みます。それでも第3ピリオドの終盤に東京Vが1点を追加し、3-0で決勝へと駒を進めました。
一方のレーヴェは、準々決勝で強豪のソーマプライア沖縄(開催地/沖縄)と対戦。早い時間帯に2点を奪いましたが、第2ピリオド以降は一進一退の攻防となり、27分の時点で4-3と1点差まで追い上げられます。それでも第3ピリオド終了間際に2点を奪ってこの難しい一戦を制すると、続くヴィアティン三重BS(東海/三重)との試合では、小刻みな選手交代で運動量を維持しながら攻撃力を発揮。大場崇晃選手が4ゴールを挙げる一方で大谷陸斗選手と阿部速秀も2ゴールずつを奪うなど、9-3で2年連続のファイナル進出を果たしました。
大会最終日の20日(日)には3位決定戦と決勝戦を行い、ビーチサッカー日本一のチームが決まります。
選手コメント
山本貫太 選手(セイコー)
1回戦で全国大会初勝利を挙げました。組み合わせが決まったときから「ヴェルディと対戦したい」という目標を立てていたのですが、気持ち良いほど相手に攻められて、圧倒的な力の差を感じました。立ち上がりは得点を奪い、いけるという雰囲気があったのですが、練習量が足りなかったと思います。それでも、この2日間、チーム全員が楽しめたので良かったです。敗れはしましたが、楽しくプレーできたことが何よりの収穫です。
山内悠誠 選手(東京レキオスBS)
自分たちのファウルやミスから失点し、決めるべきところで決められずに負けてしまったので、自分たちで勝利を取り逃した印象です。東京レキオスは歴史のあるチームですが、新体制になって2年目ですし、ビーチサッカーの経験者は、僕を含めて3、4人しかいません。その中でここまで来られたことは、とても良い経験になりました。僕は今シーズン限りで引退するので、今後は指導者として日本一を目指します。
坪谷亮太 選手(ソーマプライア沖縄)
「これならやられないだろう」という守備の形があったのですが、自分たちの予想を上回られるようなプレーを相手にされ、第1ピリオドに2失点してしまったところがもったいなかったです。ホームの沖縄で日本一になって、サポーターの皆さんと喜びを分かち合いたい気持ちが強かったので、それが叶わなかったことが一番悔しいですね。今大会で出た課題を修正して、日本一を目指してトレーニングしていきます。
吉田恭平 選手(ヴィアティン三重BS)
(準決勝は)立ち上がりは良かったのですが、ボールの失い方が悪く、ファウルも多く、それで失点を重ねてしまったことが一番の反省点ですね。先制した後、自分たちが求める戦い方でプレーできなかったので、心地良い試合ではありませんでした。それでも、いまできることはやりましたし、トライはしているので、準々決勝と準決勝で生まれた課題を3位決定戦に向けて修正できればと思います。チームとしてレベルアップできるチャンスだと思うので、前向きに捉えたいです。
日程:2024年10月18日(金)~10月20日(日)
会場:沖縄県/KINサンライズビーチ海浜公園
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