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レーヴェ横浜が初の頂点に! JFA 第19回全日本ビーチサッカー大会
2024年10月21日
JFA 第19回全日本ビーチサッカー大会は10月20日(日)に大会最終日を迎え、レーヴェ横浜(関東2/神奈川)が東京ヴェルディBS(関東1/東京)を下して初優勝を飾りました。
最終日はまず、BSC明石アレイア(関西2/兵庫)とヴィアティン三重BS(東海/三重)による3位決定戦を行いました。互いに攻め合う展開の中で三重が先制し、明石もすぐに追いつきます。第2ピリオドの序盤はヴィアティンが攻め込みますが、終盤に入ると明石が反撃し2ゴール。第3ピリオドは両者1点ずつを奪い合い、最終スコア4-2で明石が2年連続の3位となりました。
前回大会と同じ顔合わせとなった東京Vと横浜による決勝は、第1ピリオド開始から5秒ほどで両チームが1本ずつシュートを放つ目まぐるしい展開でスタート。すると1分、松田康佑選手がミドルシュートを決めて横浜が先制します。これで勢いに乗って2分、7分に大場崇晃選手が連続ゴールを挙げると、オウンゴールでの1点を挟み、9分には松田選手がミドルエリアから2本のボレーシュートを決め、早々に6点のリードを奪います。
東京Vは連続失点の焦りからか、なかなかシュートが枠に飛びませんでしたが、第2ピリオドに入ると立て直し、ゴールに迫る機会が増えます。しかし上里琢文選手のPKが相手GK城田優選手にストップされるなど流れをつかみきれず、第2ピリオドは両チームとも無得点で終わります。
迎えた第3ピリオドも、両チームの選手たちは激しい攻防を繰り広げます。そして26分、東京Vはベルナルド・ボテーリョ選手がこぼれ球を押し込んで1点を返すと、28分に大槻陽平選手、29分にマテウス・ロペス選手が立て続けにゴールを奪い、3点差まで追い上げます。
それでも横浜は粘り強く対応し、31分にはCKから大谷陸斗選手がヘディングシュートを決めます。東京Vもその直後に茂怜羅オズ選手が1点を返しましたが、反撃もここまで。激闘を制した横浜が前回大会決勝のリベンジを果たし、大会初優勝に輝きました。
選手コメント
大場崇晃 選手(レーヴェ横浜)
優勝は率直にうれしいです。たくさんの方が日々、支えてくださって、ここに来るまでに本当にいろいろあったので、支えてくれた方たち、応援してくれた方たちに心から感謝を伝えたいです。第1ピリオドで6点差がつきましたが、それで終わるような相手ではないので、最後まで仲間を信じて、全てを捧げようという意識を持ち続けて戦い抜いた結果です。仲間たちにも感謝したいですし、素晴らしいゲームだったと思います。
松田康佑 選手(レーヴェ横浜)
この勝利をつかむためにずっとやってきて、いつも道半ばで敗れてきましたけど、ようやく結果を出すことができました。全国大会の決勝という最高の舞台で勝つことが一番の目標だったので、素直にうれしいです。(3得点は)あのエリアでキープできるのは分かっていたので、丁寧にシュートに持ち込めばチャンスはあると思っていました。このタイトルが欲しかったので、優勝が決まった瞬間は喜びと安堵から力が抜けました。
河合雄介 選手(東京ヴェルディBS)
6失点から第1ピリオドがスタートしたのは初めてだったので、立ち上がりが大事だと感じました。今までに4点差を逆転した試合も経験していたので、そこまで焦りはなかったのですが、横浜は個々のレベルが上がっているのを感じましたし、強かったですね。連覇は途絶えましたが、積み上げてきたものはいつか誰かが崩すものなので、また一から積み上げることを一人ひとりが意識して、新しい歴史を刻んでいきたいと思います。
茂怜羅オズ 選手(東京ヴェルディBS)
スタートのところでプラン通りにできず、少し作戦を変えて臨んだ第2ピリオドは良くなりましたが、なかなかゴールにつながりませんでした。0-6から得点差を縮めるのは難しかったです。第3ピリオドは徐々に自分たちのペースになりましたが、遅かったですね。全国大会で初の敗戦でしたが、こうした経験も強くなるためには必要だと思うので、プラスに捉えて、今回足りなかった部分を修正して、次の大会に向かっていきたいです。
日程:2024年10月18日(金)~10月20日(日)
会場:沖縄県/KINサンライズビーチ海浜公園
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