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しながわが節目の大会の頂点に JFA 第30回全日本フットサル選手権大会

2025年03月23日

しながわが節目の大会の頂点に JFA 第30回全日本フットサル選手権大会

JFA 第30回全日本フットサル選手権大会の決勝戦が3月22日(土)、駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場で開催されました。決勝戦は、2021年大会以来の優勝を狙うしながわシティ(F1/東京、優勝時はトルエーラ柏)と、22年以降の4大会で3度目の決勝進出を果たした立川アスレティックFC(F1/東京)の対戦となりました。

試合は序盤から強度の高いプレーの応酬となります。激しい攻防が繰り広げられる中で、先手を取ったのはしながわでした。9分、相手のボールを奪ったカイオ選手がドリブルでボールを運び、左の山田凱斗選手に展開。山田選手のシュートをGKが弾くと、これを右サイドで拾った新井裕生選手が折り返します。このボールに反応したカイオ選手がヘディングで合わせ、先制点をもたらしました。

対する立川も11分、右サイドのCKからチャンスをつくります。ゴール前でラストパスを受けた大澤将士選手が3試合連続となるゴールを決め、振り出しに戻します。その後はどちらも譲らずに1-1のままハーフタイムに入りました。

第2ピリオドに入ると試合はややスローテンポになります。どちらも慎重になり、1点の重みを感じさせる展開が続く中、しながわが再びリードを奪いました。29分、しながわの新井選手が右サイドでボールを受けると、ライン際で相手をかわし、ゴール前にクロスを送ります。最後はカイオ選手がゴール前で押し込み、2-1と再びリードを奪います。

その1分後、しながわは自身初のタイトル獲得に燃えるベテランの田村龍太郎選手を起点に攻め、平田 ネト アントニオ マサノリ選手のパスから笠篤史選手がシュートを決めて、3-1とリードを広げました。

この後、パワープレーを始めた立川に対し、しながわはカイオ選手がパワープレー返しのゴールを決めてハットトリックを達成。最後まであきらめない姿勢を見せた立川はパワープレーからキャプテンの上村充哉選手が1点を返しました。しかし、しながわもすかさず平田選手がチームに5点目をもたらすなど、チャンスを着実に得点へとつなげます。試合は最後まで集中力を保ったしながわが5-2で勝利し、4年ぶり2度目となる優勝、そして東京に本拠地を移してからは初となる全日本フットサル選手権制覇を成し遂げました。

監督・選手コメント

比嘉リカルド 監督(しながわシティ)
長いシーズンの終盤を迎え、3日間の連戦では準々決勝以降もタフな試合が続いたので、メンタルもフィジカルも本当に厳しい状態でした。それを乗り越えて優勝できたのは選手たちのおかげです。決勝で対戦した立川は私が昨季まで指導したチームで、難しい試合になりました。前半は相手のピヴォ当てに何回もやられましたが、後半に修正できて守備が安定したことで攻撃にリズムができました。後半のディフェンスはとても良かったと思います。

FP #10 カイオ 選手(しながわシティ)
勝利の瞬間は、これだけ大好きになった国の最高の舞台で活躍できて、うれしい気持ちになったことを神や関わってくださった人々に感謝しました。新井選手とはピッチ上で出会った瞬間から通じ合えるものがありましたし、決勝でも素晴らしいアシストをしてくれました。今シーズンは一つタイトルを獲得し、良いシーズンになりました。ただ、ロッカールームでも話し合ったのですが、現状に満足して今以上を目指さなければ、成績は落ちていくだけなので、来シーズンはさらに上を目指していきたいです。

饗場健 監督(立川アスレティックFC)
選手たちは全員、本当に頑張っていたと思います。準決勝も苦しい試合を勝ち上がりましたが、その準決勝も今回の決勝もワンエラーを突かれてしまいました。ベスト4、決勝にはそれだけの相手が勝ち上がっているわけで、そこに対しての甘さがまだまだ自分たちにはあるからこそ、2年連続で優勝を逃したと思っています。主力が移籍したり、指導者が交代したりと、苦しい1年でここまで来られたことを前向きに捉えていますが、もう一つ勝って優勝するステージまでクラブ全体を押し上げなければいけないと感じました。

FP #5 皆本晃 選手(立川アスレティックFC)
ファイナルにこれだけのお客さんが青い服を着て、青いバルーンを広げてくれて、明らかに景色が変わってきていると思います。こんなに集まってくれたんだという思いがあると同時に、だからこそ勝ちたかったですね。チームとして結果が出ていると言っていいかは分かりませんが、主力選手が毎年(他クラブに)移籍する中でも、新しい選手が成長して出てくるのはクラブの大事なアイデンティティなので、そういうところは失いたくないと思っています。

大会期間:2025年2月22日(土)~3月22日(土)
会場:茨城/アダストリア みと アリーナ、大阪/岸和田市総合体育館、兵庫/グリーンアリーナ神戸、大分/別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ」、東京/駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
大会情報はこちら

大会最終日 2025年3月22日(土)の決勝戦を、JFATV(JFA公式YouTubeチャンネル)にてインターネットライブ配信を行います。オンデマンド配信をJFA公式アプリ「JFA Passport」にてご覧いただけます。
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