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【Match Report】SAMURAI BLUE、先発総入れ替えでワールドカップ開催国アメリカとのアウェイ戦に臨むも悔しい敗戦

2025年09月11日

【Match Report】SAMURAI BLUE、先発総入れ替えでワールドカップ開催国アメリカとのアウェイ戦に臨むも悔しい敗戦

SAMURAI BLUE(日本代表)は9月9日(現地)、アメリカ・オハイオ州コロンバスのLower.com フィールドでアメリカ代表との国際親善試合に臨みました。

メキシコ代表戦から中2日、西部から東部へ3時間の時差がある移動をした上での試合に、森保一監督が前日の会見で示唆していた通り、日本は先発11人を入れ替えて試合をスタートさせます。フォーメーションは3-4-2-1。GKには大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)、3バックは右から関根大輝選手(スタッド・ランス)、荒木隼人選手(サンフレッチェ広島)、長友佑都選手(FC東京)の構成。両ウイングバックは右が望月ヘンリー海輝選手(FC町田ゼルビア)、左は前田大然選手(セルティック)で、2ボランチは佐野海舟選手(マインツ05)と藤田譲瑠チマ選手(FCザンクトパウリ)がコンビを組みました。2シャドーは伊東純也選手(KRCヘンク)と鈴木唯人選手(SCフライブルク)が務め、1トップには小川航基選手(NECナイメヘン)が入りました。

メキシコ戦同様に序盤からハイプレスを仕掛け、前向きのボール奪取からショートカウンターを繰り出した日本でしたが、同じ陣形だったアメリカからゴールは奪えません。開始20分を過ぎた当たりから徐々にボールを繋がれ始めると、30分に先制ゴールを奪われました。

望月選手が対応していたものの、早いタイミングでアーフステン選手に右サイドからクロスを上げられ、ペナルティーエリア内でセンデハス選手に左足ボレーを決められてしまいます。ゴール前の人数は足りていただけに悔やまれる失点となりました。

0-1で折り返した後半、日本は4-2-3-1にフォーメーションを変更します。前半、相手のタックルを受けて足を痛めていた長友選手がベンチに下がり、代わって入った瀬古歩夢選手(ル・アーヴルAC)が左サイドバックを務めました。リードを奪って勢いに乗り始めていたアメリカの攻撃を、4-4-2でタイトに構えて封じる狙いです。一方、攻撃ではフォーメーション変更で左サイドハーフにポジションを変えた前田選手を高い位置に押し出し、同サイドの瀬古選手が後方からサポートすることでゴールを目指しました。

それでもアメリカを攻略できない日本は、62分に鈴木唯選手に代えて南野拓実選手(ASモナコ)、前田選手に代えて三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン)、藤田選手に代えて鎌田大地選手(クリスタル・パレス)と3人を同時に交代して、攻撃の活性化を図りました。しかし、状況を好転させる前に2失点目を喫します。

相手陣のFKの流れからプリシッチ選手にドリブルでの前進を許すと、最後は後半開始時に3バックの右のストッパーから4バックの右センターバックへとポジションを変えていた関根選手の背後をバログン選手に取られ、失点。選手交代でギアを上げようとしていた矢先の失点は日本の戦いをより難しいものにしました。

その後もホームの大声援を背にプレーするアメリカの攻勢を受けましたが、大迫選手が再三の好セーブで追加点を阻止。しかし、試合の流れまでは変えられず、日本は直近3連敗中だったアメリカに0-2で敗れることになりました。

「敗戦は非常に悔しいですが、まだまだ伸びしろのある日本代表の選手たちが、世界の強豪国アメリカと戦って課題を得て、さらにこれから伸ばしていかなければならないことを体感できたのは、何より個人とチームの財産になったと思っています。今後、この悔しさをどうやって結果で覆していくか。みんなでさらなるレベルアップを目指して頑張っていきたい」

森保監督は代表経験の浅い選手たちが開催国と開催地で戦った意義を語り、この悔しさを糧にして「最終的にワールドカップに最強、最高のチームで臨む」ために、今後も強化に努めていくと話しました。

監督・選手コメント

森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
選手たちはアグレッシブに、難しいアウェイの試合でも勝利したいという気持ちを持って戦ってくれました。しかし、チャンスを作りきれず、決めきれなかった。序盤で決めていれば相手のリズムを崩せたと思いますし、我々がリズムに乗れたと思います。ですが、プレッシャーをかけるところが曖昧になったり、良い守備から良い攻撃へという点で、ボールを奪ってから最初のパスコースを上手く作ることができなかった。相手のプレッシャーを掻い潜っていかなければいけないところでクオリティーが足りず、ペースを渡してしまいました。
今回、先発をメキシコ戦から総入れ替えして試合に臨みましたが、難しい展開の中、システム変更であったり、人の変更であったり、途中でさらに選手を代え、システムを変えたところでさらに難しい戦いをさせてしまいました。敗戦の責任は私にあると思っています。

GK #12 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
結果として、2失点して負けているので、そこに尽きるかなと思います。1試合を通してゼロで抑えるのがベストですし、特に前半に失点してから、2失点目をしないということが、勝ち点を取る上で大事なので、あそこで2点目を失ってしまって、ゲームを難しくしてしまいました。ドリブルの1対1でも、スピードを緩めずに仕掛けてくるあたりは、すごく新鮮でした。自分が対応できた部分もあったので、その点はこれからも続けていきたいです。今日のような試合で存在感を出しながら、それを結果につなげていくところが、今の自分にはまだ足りません。チームに帰って、この基準を忘れないようにしないといけません。

DF #22 瀬古歩夢 選手(ル・アーヴルAC/フランス)
守備のところでしっかりはめていく狙いで4バックに変更し、後半から左サイドバックに入りました。前半、あまり相手に対して行けていなかったという印象がありましたが、そこはマンツーマンではめて、あまりやらせていなかったと思います。勝利できなかったことは残念でした。(左サイドバックは)練習では相手対策としてやっていましたが、しっかりやるのは、スイス時代に1度やっただけです。それ以来だったので難しい部分もありましたが、守備に関してはうまく対応できたと思います。ただ、攻撃の部分で相手に引かれた時にどういうふうに前に関わっていくかは正直、難しかったです。

MF/FW #17 藤田譲瑠チマ 選手(FCザンクトパウリ/ドイツ)
なかなかうまくコントロールできなかったというのが率直な感想です。ハーフタイムでポジションの変更もありましたし、チームとしてもトライしましたが、相手のやりたいようにやられてしまいました。もう少しボールを受けるための動きや、自分がボールを受けながら、うまくコントロールしてテンポを上げられたらよかったと思います。チャンスをもらった以上、何かを残したかったのですが、それができなかったので、すごく悔しいです。今日は個人のところで(ボールを)取り切る力を発揮できなかった。そういう部分は、ドイツに戻って頑張りたいです。

国際親善試合

2025年9月9日(火) 19:37 キックオフ予定(日本時間 9月10日(水) 8:37)vs アメリカ代表
会場:コロンバス(アメリカ)/Lower.com フィールド
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