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横浜FMと大宮が激戦を制して準決勝に進出! 高円宮杯 JFA 第37回全日本U-15サッカー選手権大会

2025年12月22日

横浜FMと大宮が激戦を制して準決勝に進出! 高円宮杯 JFA 第37回全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯 JFA 第37回全日本U-15サッカー選手権大会は12月21日(日)、大阪府のJ-GREEN堺で準々決勝の4試合が行われ、25日(木)の準決勝に進出するチームが決定しました。

ピックアップマッチ1

横浜F・マリノスジュニアユース 3-1(前半0-1、後半3-0) ソレッソ熊本

横浜F・マリノスジュニアユース(関東6/神奈川)とソレッソ熊本(九州2/熊本)の一戦は劇的な試合展開となりました。最初に見せ場をつくったのはS熊本です。2分、左サイドで得たスローインからシュートを放って右CKを獲得すると、ゴール前に上がったクロスにファーサイドのDF蔵原聡次郎選手がヘディングで合わせて先制。幸先の良いスタートを切りました。

追い掛ける展開となった横浜FMは、19分に右サイドでのスローインを受けたFW鈴木遼選手がドリブルからシュートを打ちましたが、GK庄村虎之亮選手が好セーブ。21分には自陣からのロングフィードに反応したMF井上玲央選手が相手ゴール前に抜け出そうとしましたが、「練習から守備で体を張ったり、シュートコースを消したりしようとやってきた」(蔵原選手)というS熊本の粘り強い守りを崩せず、無得点で前半を終えました。

後半もS熊本の守備に苦しむ中、試合の流れを変えたのは59分からピッチに送り出された横浜FMのFW松尾健吾選手でした。「自分がチームを勝たせようと思って全力でピッチに入った」と振り返る松尾選手は、73分、右サイドを抜け出したFW藤澤斗亜選手からのパスにゴール前で合わせて同点弾を決めました。

このゴールで勢いに乗った横浜FMは、80+4分にゴール前で競り勝った藤澤選手が逆転ゴールを挙げます。直後の80+5分にも藤澤選手がヘディングシュートを決めてタイムアップ。劇的な逆転勝利を収めた横浜FMが準決勝に駒を進めました。

ピックアップマッチ2

RB大宮アルディージャU15 1-0(前半1-0、後半0-0) アビスパ福岡U-15

RB大宮アルディージャU15(関東5/埼玉)とアビスパ福岡U-15(九州1/福岡)の準々決勝は、奪ったボールをMF竹信瑛治選手らが素早く前方に展開する福岡のペースで試合が進みます。

8分には右サイドでボールを奪った福岡のFW伊藤凛人選手が前方にパスを送り、これを受けたMF行徳颯真選手がDFをかわしてゴール前にパスを入れますが、GK新村和史選手に阻まれシュートは打てません。12分には中盤の真ん中で粘り強く奪ったボールを竹信選手が前に運んでから左前方に展開。行徳選手がゴールを狙いましたが、大宮の守備陣に阻まれ、CKとなりました。

以降も福岡が押し込みましたが、大宮のMF迫田凌和選手が「守備陣が頑張ってくれたので、攻撃陣もやらなければいけないという気持ちが出た」と話すように守備陣の奮闘に刺激を受けた大宮の攻撃陣が好機をつくり始めます。37分にはFW亀山陽士選手、迫田選手とつないだボールをMF狩野絢飛がシュート。この一撃で得たCKから、DF松下遥哉選手のクロスをMF安井康真が頭で合わせ、38分に大宮が先制しました。

後半は亀山選手、迫田選手を中心に攻め込む大宮のペースで試合が進みました。福岡も交代で入ったFWラマ・プラユス選手が決定機をつくるなどしましたが、関東U-15リーグで最小失点を記録した大宮の堅守を最後まで崩せず、1-0のまま試合は終了。大宮がベスト4進出を決めました。

監督・選手コメント

井上玲央 選手(横浜F・マリノスジュニアユース)
夏までは先に失点したら気持ちが下がっていました。うまくいかないときに他責になると梅津博徳監督から指摘され、冬の大会まで自分と向き合い、仲間とのコミュニケーションを増やしてきました。今日も先制点を許して焦りはありましたが、自分たちと向き合い、後半から変わることができて夏からの成長を感じました。準決勝からは東京での試合となり、見に来てくれる人も多いはずなので楽しみです。負けたチームの分まで頑張ります。

蔵原聡次郎 選手(ソレッソ熊本)
立ち上がりに点を決めることができ、チームのみんなで気を引き締めていたのですが、少しの隙から失点してしまいました。そこからはチームを引っ張る声を出せる選手がいなくなり、結果的に3失点したので悔しいです。最後は負けてしまったけれど、悔いなく中学のサッカーを終えることができました。ソレッソ熊本での経験を生かし、高校でも1年目から試合に出たいですし、同じ1年生のメンバーの中では群を抜く存在になりたいです。キャプテンをやるくらいの気持ちで頑張ります。

中谷優介 監督(RB大宮アルディージャU15)
日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会は初戦でセットプレーから失点を重ね、リズムをつかめないまま1勝もできずに終わりました。そこから選手たちは関東リーグで見つけた問題点や課題を共有し、トレーニングしてきたことが(今大会の)結果につながっています。今日の試合も耐える時間にみんなで声を掛けてしのぐだけでなく、ハーフタイムに入った時には選手が主体となって問題点を話していました。痛みを成長に変えることができた彼らは立派です。

竹信瑛治 選手(アビスパ福岡U-15)
今年の福岡U-15はみんな笑顔で仲が良く、結束力が強いことが特長です。全国優勝したかったですし、このメンバーで戦う最後の試合で負けてしまい悔しいです。決めきる力が足りず、前半の大事な時間帯で失点するなど自分たちの課題がまた出てきたのでU-18に上がってからも努力していきたいと思います。個人としても今日はもっとできたはずです。ボールロストが多かったので、もっと展開したり、運んで得点につなげたり、ミドルシュートを打ちたかったです。

大会期間:2025年12月13日(土)~12月27日(土)
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