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【会長メッセージ】次のステージに駒を進める大切な1年になる~宮本恒靖会長

2026年01月01日

【会長メッセージ】次のステージに駒を進める大切な1年になる~宮本恒靖会長

「最高の景色を2026 FOR OUR GREATEST STAGE」を合言葉に、SAMURAI BLUE(日本代表)が出場するFIFAワールドカップ2026まで、いよいよ半年となりました。

昨年12月、森保一監督と共にアメリカのワシントンで開催された組み合わせ抽選会に出席しました。抽選の結果、日本は、オランダ、チュニジア、欧州プレーオフB組(ウクライナ、スウェーデン、ポーランド、アルバニア)の勝者と同じグループFに入りました。対戦相手ばかりでなく、移動距離や環境面を含めて簡単なグループではないと言えます。暑熱対策の重要性についても森保監督と話をしました。

SAMURAI BLUEはアジア予選突破後、北中米、南米、アフリカのチームと強化試合を行ってきましたが、3月31日(現地時間)にアウェイでイングランド代表と対戦することになりました。われわれはグループステージのみならずノックアウトステージでの戦いも見据えているので、タイプの異なる相手との対戦は貴重な経験となります。最高の景色を目指すために、最高の準備をしていきます。
また、10月末に開催された臨時評議員会での信任決議において“次期会長予定者”として承認されました。3月の評議員会、理事会を経て2期目に入ることになります。

8大会連続8度目のFIFAワールドカップに臨むSAMRUAI BLUE。
最高の景色を見るために、最高の準備を進めていく

今年は次のステージに駒を進めていく大切な1年になります。1期目は、47FA訪問会議で全ての都道府県に足を運び、各協会の皆さんと直接コミュニケーションを図れたことでそれぞれの実情を把握できたと考えています。

既に課題抽出から議題解決に向かうパスウェイに入っています。例えば重点3領域の一つであるキッズ・4種(U-12)にしても、「場所があっても指導者がいない」「練習場所が遠くて子どもたちが集まれない」「チームの登録をしてもらえていない」など地域によって内情は異なります。施策に関する議論は深まっており、チーム登録であれば、都道府県FAが市や町のFAをコントロールできる規約づくりも必要になってくるでしょう。子どもたちがサッカー、スポーツを安心安全に楽しむ権利とその環境を守るためのセーフガーディングの大切さをさらに伝えていかなければなりません。第4種全体の登録数を伸ばすことは「エリートスポーツ」「生涯スポーツ」のダブルピラミッドを支える基盤の強化につながります。

同じく重点3領域の一つである女子においても、選手やチームの登録数を増やしていくために動いています。U-18を対象に全国規模のリーグ戦をスタートすることに決めました。これによりU-15のクラブ増加につなげていきたいと考えています。
また、47FAに対しても女子登録数の伸びに応じて補助金を充当する案が出ています。何が効果的かを見定めつつ、やるべきことをやっていきたいと思っています。女子サッカー人口を増やし、競技レベルを引き上げていくためにも、2039年以降のFIFA女子ワールドカップ招致を継続して目指していきます。強い代表チームをつくり、環境を整えながら女子サッカーを日本に根づかせることで、その価値を高めていきたいと思っています。

47FA代表者会議より

2025年は男子U-20、U-17、女子U-17などアンダーカテゴリーのFIFAワールドカップが立て続けに開催されました。男子U-20はラウンド16、U-17は男女共に準々決勝まで進みました。もう一つ上の結果を出せれば良かったとはいえ、育成年代の代表が継続的に世界と戦えているのは、「育成力」のおかげです。さらにこの力を伸ばしていくためにも、育成という根幹により目を向けていくつもりです。

会長就任時に掲げた「競技面の成果」「女子サッカーの拡大」については、上記の通りです。そしてもう一つのテーマである「商業価値の向上」は、まず表現として「社会的価値の向上」が先になければならないと感じさせられました。ニアリーイコールではあるのですが、公益財団法人の立場に、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。」というJFAの理念に照らし合わせれば、社会的価値を上げていくことが結果的に商業価値に結びついていきます。パートナー企業との価値共創をさらに高めていきます。

令和6年能登半島地震における復興支援活動もJFA復興支援特任リーダーを務める北野孝一さんを中心に、継続的に行っています。サッカーファミリーの皆さんと共に、まだまだ厳しい状況にある被災地に寄り添っていく必要があります。

復興支援プロジェクト「JFA・キリンビッグスマイルフィールド」(写真)をはじめ、
これからも各地での復興支援活動を続けていく

最後に、ワールドカップに話を戻したいと思います。森保監督の言葉を借りれば、SAMURAI BLUEは、まだ優勝候補本命ではないですが、そこにチャレンジできるだけの力を持ったチームであると言えます。まずはベスト16を超えて日本代表史上初のベスト8へ。そして、その先へ。最高の景色を一緒に見ることができるように、チームを後押ししてください。どうぞ皆さん、本年もよろしくお願いいたします。

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