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「協力したいと思うようなプロジェクトを発信していきたい」中島真CAMPFIRE取締役執行役員CEO×宮本恒靖JFA専務理事×アンバサダー JFAクラウドファンディングリリースイベント第2部

2023年12月21日

「協力したいと思うようなプロジェクトを発信していきたい」中島真CAMPFIRE取締役執行役員CEO×宮本恒靖JFA専務理事×アンバサダー JFAクラウドファンディングリリースイベント第2部

日本サッカー協会(JFA)は、国内最大級のクラウドファンディングサイトを運営する株式会社CAMPFIREと「JFAサポーター契約」を締結し、12月6日より「JFAクラウドファンディング」サービスを開始しました。同日にJFAハウスでリリースイベントを行い、第2部ではCAMPFIREの中島真取締役執行役員CEOと宮本恒靖JFA専務理事に加え、JFAクラウドファンディング アンバサダーに就任した播戸竜二さん、川澄奈穂美さん、那須大亮さんが登壇しました。

[登壇者]
中島真 氏(CAMPFIRE取締役執行役員CEO)
宮本恒靖 JFA専務理事
播戸竜二(JFAクラウドファンディング アンバサダー)
川澄奈穂美(JFAクラウドファンディング アンバサダー)
那須大亮(JFAクラウドファンディング アンバサダー)

中島 まずはクラウドファンディングのご経験について、プロジェクトを立ち上げる、もしくは支援する、もしくは周辺で応援するなど、そういった経験はありますか。

播戸 僕は支援する側で参加したことがあります。プロジェクト内容については明確には覚えていないんですが、リターンを受け取らないコースで数千円ほどの支援をしました。

川澄 私はデフサッカー日本代表の活動をクラウドファンディングで支援しました。リターンのポストカードを受け取りましたし、定期的に活動報告のメールマガジンが届くので、ワクワクしながら見守ることができるのがクラウドファンディングのいいところだと思います。他にも子どもたちのクラブチームの海外遠征費用のプロジェクトにも支援をしました。子どもは感受性が強いので、海外に出たときに受けたいろいろな衝撃は絶対に未来につながっていくと思います。それを支援できたことは誇らしく思っています。

那須 今年8月に行われた北海道FDカップ U12北海道国際フットボールドリームカップ2023という国際大会で総合プロデューサーを務めさせていただいたのですが、大会の開催費用を募るクラウドファンディングのPRをお手伝いさせていただきました。今回のJFAクラウドファンディングについても、地方創生や地域密着の形をサッカー界全体で作り上げていかないと日本サッカーの発展にはつながらないと思っていますし、積極的に協力させていただくという姿勢でいます。僕みたいな立ち位置で何ができるか、これから深く考えてきたいと思っています。

中島 プロジェクトを立ち上げるという経験をされたことはありますか。

播戸 先ほど那須さん、何なら今日、立ち上げようやないかと言っていましたよね?

那須 はい。まだアイデアベースで中身はこれから考える必要がありますけど。先日、ブラジルに行っていろいろな経験をさせていただいたんですが、播戸さんのような元選手や、ユース年代の選手にもブラジルに行ってほしいと思いました。日本のサッカーを盛り上げるという企画の側面もあるんですが、僕は今の日本サッカーには、情報の逆輸入が必要だと思っています。ブラジルでは17歳でトッププロが生まれますが、今の日本の教育システムだと、22歳でプロの即戦力に育てられます。この大きな差を埋めるために、現地の環境や背景など、いろいろな情報を入手することが必要だと思っています。

宮本 17歳の選手に日本からブラジルに行ってもらって、それを体験してもらう?

那須 そうです。クラウドファンディングでその支援をしながら、情報を収集するということもできたらどうかと考えています。

播戸 今の那須さんのような、こういう形で考えているんですよ、というアイデアベースのものでも、CAMPFIREさんと一緒に進めていくことで、みんなが共感してくれるようなプロジェクトに昇華させることができるということですよね。

中島 そうですね。そのサポートはしっかりとやらせていただきます。イメージはあるけどうまく言語化できていない、思いが先行している、というものもありますので、心の中で考えている部分を明文化していくところはサポートしていきます。

宮本 川澄さんはプロジェクトのアイデアはありますか。

川澄 本当に大きな夢になりますけど、少女たちのサッカー環境を整えたいというのが一番にあります。私と同年代の方からは、中学進学時にプレーできるチームがなかったからソフトボールやバレーボール、バスケットボールに転向しました、という声を、大人になってから何度も聞きました。そのタイミングで受け皿となるチームがあれば女子サッカーの人口はもっと増えたのかな、と思うので、そういう環境を整えるために何かできたらいいなと思います。ただ、クラウドファンディングではもう少し絞ったターゲットのほうがいいと思うので、既存のチームに対して活動費や海外遠征費用などの支援をしていろいろな経験を積めるようなプロジェクトが現実的かな、と感じています。

中島 ぜひいろいろなことに取り組みたいですね。JFAクラウドファンディングを立ち上げて、アンバサダーの方々の力強い声を聞くことができて、本当にやれるんだ、やらなければいけないと強く感じました。一緒にさまざまなプロジェクトを進めていきたいと思っていますし、アンバサダーの皆さんには大いに盛り上げていただきたいと思います。最後に、宮本さんからサッカーファミリーへのメッセージとして、JFAクラウドファンディングの意気込みをお願いします。

宮本 JFA発のプロジェクトもそうですが、今後は各地域のサッカー協会やさまざまな関連団体、街クラブや部活動、選手からいろいろなプロジェクトの起案があると思いますので、JFAとしてはそれをしっかり伝えていけるようにしていきたいと考えています。アンバサダーの皆さんからもお話があったように、協力したい、サポートしたいと思ってもらえるようなプロジェクトを発信していきたいと思います。

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