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2013年度第2回J リーグ合同審判員研修会・第4 回副審研修会を開催

2013年11月08日

2013年度第2回J リーグ合同審判員研修会・第4 回副審研修会を開催

JFAでは11月4日に、Jリーグ担当審判員(主審・副審)を対象とした、合同審判員研修会・副審研修会を実施しました。

Jリーグを担当する審判員の研修会は、主審・副審の合同研修会、主審を対象としたもの、副審を対象としたもの…と目的に合わせて行われます。
・Jリーグ担当審判員合同研修会(年3回) 
・Jリーグ主審研修会(年4回) 
・Jリーグ副審研修会(年3回)

今シーズン最後の合同研修会となる今回の研修会では、今シーズンの試合を題材に、映像分析やグループディスカッションを交えながら、Jリーグの終盤に向け、今シーズンの傾向やスタンダードの再確認を行いました。

午後からの副審研修会では、足立学園高等学校サッカー部にご協力いただき、「オフサイド」、「ペナルティーエリア周辺のサポート」などのテーマで、プラクティカルトレーニングとフィジカルトレーニングを行いました。

2013年度第2回J リーグ合同審判員研修会・第4 回副審研修会を開催

2013年度第2回J リーグ合同審判員研修会・第4 回副審研修会を開催

講師コメント

岡田正義 トップレフェリーインストラクター
今年2回目となるJリーグ担当主審・副審合同研修会はヤマザキナビスコカップ決勝戦の試合分析をメインテーマに実施しました。
リーグ終盤に向けて、よりプレッシャーのかかる難しい試合が予想されます。
そこで、「ゲームプラン」、「説得力ある判定とマネジメント」、「チーム戦術を考慮したポジショニングと動き」、「チームワーク」をキーワードにグループディスカッションと試合分析を行いました。
参加した審判員は残りの試合に向けてのよい準備ができたと思います。

廣嶋禎数 トップレフェリーインストラクター
今シーズン最後となる副審研修会。午前中に主審と合同での研修会を行い、午後から小石川運動場でプラクティカルトレーニングを中心にした研修会を実施しました。
今シーズンは、開幕前研修会から、
①動きの質の向上
②オフサイドの判定精度の向上
を2本柱として研修会を実施してきました。
①の動きの質の向上としては、山岸レフェリーフィジカルトレーナー指導の下、フィールドテストを実施し、スピード、クイックネス、アジリティー能力を数値化することで、その能力を向上させるべく日々のトレーニングを実施してもらおうという狙いで実施しました。
②のオフサイド能力の向上のために、私たちがオフサイドチェックと呼んでいるトレーニングを実施しました。
具体的には攻撃側競技者と守備側競技者がすれ違う、「オフサイドかどうか」、というシーンをサッカー部の選手たちに再現してもらい、実際に審判員が判定し、そのシーンをカメラで撮影し、確認するというものです。
その他に、試合の中で重要な判定が起こるケースが多い、ペナルティーエリア周辺のファウルサポートを課題として実施しました。
参加した審判員たちは、終盤を迎えたJリーグでより的確な判定を行うべく、すべてのトレーニングに積極的かつ真摯に取り組んでくれました。

受講者コメント

池内明彦 1級審判員/Jリーグ担当主審
研修会に参加する度に、審判員として新たな発見、今後の改善策など多くのことを学ぶことができ、研修会の重要性を強く感じています。
今回もインストラクターの講義や仲間たちとのディスカッションを通して、多くの知識を得ることができました。
研修中、Jリーグ競技・事業統括本部の中西本部長のお話の中で、Jリーグを取り巻く厳しい現状、そこから未来に向けてどうアクションを起こさないといけないか、という講義がありました。
Jリーグ、日本のサッカーのさらなる発展のため、サッカーファミリーの一員である審判員として、よりいっそうスリリングで、スピーディーかつわかりやすいゲーム造りの為に、積極的に研修に参加して学んでいきたいと思いました。 
映像分析では、試合中にどのようなチーム戦術で試合が展開されるか、などのゲームプランを考えることの大切さ、チーム戦術を考慮した動き、ポジショニング、説得力のある判定と選手のマネジメント、チームワークなどについてディスカッションが行われ、先輩や仲間との貴重な意見交換ができ、新たな発見、今後の改善策が見つかりました。
この研修会を活かして、今シーズンも残り数試合ではありますが、説得力ある判定、わかりやすいレフェリングが出来るようしっかり準備して臨んでいきたいと思います。

亀川哲弘 1級審判員/Jリーグ担当副審
映像分析ではJリーグヤマザキナビスコカップ決勝戦を題材として行われました。
プレッシャーのかかる決勝戦で、常に冷静に的確に状況を判断することの大切さを改めて痛感しました。
プラティカルトレーニングでは、ペナルティエリア付近での得点に関わる場面では、選手の駆け引きが多数あり、監視すべきことが多くある場面です。改めて判定の難しさを実感しました。
今後もトレーニングを重ね、副審として主審をサポートするために何を監視すべきか、援助すべきかを整理し、正しい判定に導けるようにしていきたいと思います。

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