JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 審判 > 最新ニュース一覧 > U-16日本女子代表、アメリカに敗れ大会を2位で終える

ニュース

U-16日本女子代表、アメリカに敗れ大会を2位で終える

2015年02月17日

U-16日本女子代表、アメリカに敗れ大会を2位で終える

2015 U-17 Women's NTC 招待 第2戦 vs.U-17アメリカ女子代表
2015年2月15日(日)    キックオフ 16:00    試合時間90分(45分ハーフ)
Grenn "Mooch" Myernick Field(アメリカ/カーソン)

U-17アメリカ女子代表   3-1(前半0-0、後半3-1)  U-16日本女子代表

得点
53分 失点(U-17アメリカ女子代表)
61分 失点(U-17アメリカ女子代表)
72分 千葉玲海菜(U-16日本女子代表)
81分 失点(U-17アメリカ女子代表)

スターティングメンバー
GK:1 米澤萌香
DF:4 内藤夏鈴、18 高橋はな、6 高平美憂、9 田村鈴香
MF:17 小嶋星良、20 菅野奏音、2 金勝里央、13 唐橋万結
FW:21 市瀬千里、15 平田朋

サブメンバー
DF:3 千葉玲海菜、5 松永未衣奈、8 牛島理子
MF:7 加藤希、11 吉間かれん、14 滝川結女、19 船木和夏
FW:16 林かおる

登録外メンバー
GK:12 小林未歩

交代
HT 唐橋万結 → 吉間かれん
63分 小嶋星良 → 千葉玲海菜
78分 内藤夏鈴 → 滝川結女
78分 田村鈴香 → 船木和夏

マッチレポート

いよいよ大会最終戦となるアメリカ戦を迎えました。両チームともこれまでの2試合を勝利したため、優勝決定戦となる重要な一戦です。
日本ボールのキックオフ、開始早々、両チームにチャンスが訪れました。4分、アメリカが決定的な場面を迎えますが、日本は固いディフェンスでこれを防ぎます。11分には相手のファウルでフリーキックのチャンスを得ますが、相手キーパーに弾かれてしまいます。その後、両チーム一進一退の攻防が続き、何度か日本のゴールを脅かされる苦しい時間帯もありましたが、ディフェンス陣の体を張った懸命な守りとGK米澤萌香選手(日テレ・メニーナ・セリアス)のナイスセーブで守り切り、前半をスコアレスで折り返します。

後半開始早々の53分、アメリカの絶妙なパスワークからゴールを奪われ初失点を喫すると、勢いに乗ったアメリカにその8分後、追加点を許します。
日本も相手陣内に攻め込み何度も仕掛けますが、なかなかシュートまで持ち込めません。しかし72分、ペナルティエリア内で千葉玲海菜選手(リベルダード磐城)が倒されてPKを獲得。これを千葉選手自らが落ち着いて決め、1点差に迫ります。

ところが81分、アメリカにゴール正面からのシュートを決められ、再び2点差とされてしまった日本。その後、何度かチャンスを作りますが、ゴールネットを揺らすことはできず、3-1で試合を終了し、今大会を準優勝に終えることとなりました。

監督・選手コメント

楠瀬直木 監督
優勝がかかっているため、本気の戦いができると、アメリカとの試合を楽しみにしていました。試合開始直後に点を取られゲームが壊れないよう、即席ではありましたがスピードやパワープレーへの最低限の対策を練習しました。また、ボールを早く動かす、支配率アップ、ゴール前でアイデアを出す、ファーストディフェンダーの徹底、コンパクトフィールドの形成といったこのキャンプで継続して取り組んできたことがどれくらいこの相手に通用するかと思っていましたが、選手たちは思いの外、相手のスピードに圧倒されたようで、これまでの2試合とは異なり、なかなか相手陣内に入ることができませんでした。相手のロングボールでの攻撃を即席の対策では止めることができず、3失点につながってしまいました。しかし、この試合からも、日本が進むべき道はかなり見えたと思います。そして、ボールを動かす精度やスピードを上げていくことによって、アメリカへの勝利も不可能ではないと思いました。この合宿で、選手たちの飲み込みの早さや謙虚な姿勢に感心する部分がありました。今回のアメリカ遠征は、選手たちにとっても非常に有意義な経験となったと思います。

1 米澤萌香 選手(日テレ・メニーナ・セリアス)
ミーティングなどでアメリカの映像を見て、互角に戦えると思っていましたが、いざウォーミングアップになると他のチームのそれと違い、会場の空気が変わりました。この雰囲気に飲まれて、初めて緊張しました。1失点目は、クロスボールが入ってくる時に思い切って前に出てトライすることができず、相手にボールを拾われてしまい、最後のシュートも反応できずに失点してしまいました。トレーニングしてきたにもかかわらず、そのプレーを出せずに悔しかったです。カナダ戦やメキシコ戦では自分たちがボールを持って攻撃している時、心に余裕がありましたが、アメリカ戦では自分たちがボールを持っていても取られた時の切り替えのコーチングをしたり、ディフェンスラインの背後のスペースもカバーしなければならず、あまり余裕を持つことができませんでした。日本の環境では自分はパスが得意だと思っていましたが、アメリカ、カナダ、メキシコでは相手のプレススピードが全く違い、思い通りのプレーができませんでした。そのような中でも落ち着いてビルドアップができるようになりたいです。

18 高橋はな 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースユース)
カナダ、メキシコと違い、アメリカはプレースピードが速く、体力があり、ボールへのプレッシャーも速かったです。前半は、上手くボールポゼッションができていて、相手の特徴をトレーニング通りに抑えられたシーンが多くありました。失点してから自分たちで焦ってしまい、上手くパスを回せなくなり、選手同士の距離が近くなりピンチに陥いる場面が多かったです。個人としては相手の速いプレッシャーを少しでも外せば、ボランチやトップにボールを当てられると意識してプレーしていましたが、思ったよりもプレッシャーが速く、余裕が持てず周りが見えなくなり、パスを出すタイミングを逃してしまう時がありました。この大会中、相手選手たちは日本の選手よりもスピードがあり、ボールを蹴るパワーも強かったですが、DF同士チャレンジ&カバーを意識できたので、相手に一本のロングパスで裏を独走されるシーンはありませんでした。海外の選手は日本の選手よりも身体が大きく、スピードもあるので、もっと相手に負けないように体幹など身体を強くし、プレスが速い相手でもポゼッションができるよう、技術を磨きたいです。

20 菅野奏音 選手(日テレ・メニーナ)
前半は相手のプレスが速く、これまでのゲームに比べてなかなかボールをさばくことができませんでした。後半はFWに多くボールを当てようと意識してプレーしましたが、相手の寄せが速く、ボールを受けた時には周りに相手が来ていて、横や後ろに出すことが多くなってしまいました。これを回避するために、自分の技術を上げて相手がいてもパスを出せるようにならなければなりません。また、周りに声をかけて早めにパスを貰うようにしたいです。失点後、相手が前からどんどんプレッシャーをかけてくるようになり、焦ってしまい日本のプレーができなくなってしまいました。この大会中、自分でドリブルをして相手を交わし、スルーパスを出したりシュートまで持っていけたのは収穫でしたが、海外選手のスピードや身体の当たりの強さを実感できました。私は身体が小さいので、相手に当たられると倒れてしまうことがありましたが、今回の合宿で教えてもらったトレーニングで体幹を強くして、次に海外の選手と戦うときには負けないようにしたいと思います。

12 小林未歩(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-16)
私は今回の遠征中に怪我をしてしまい、自分の力を出しきることができずに悔しい思いをしました。しかし、その中で学んだこともたくさんありました。柔軟性はもちろん、体幹を鍛えることによりそれがサッカーのプレーにも大きく影響してくることを知りました。チームに戻ったら、常に高い意識を持ち、自分の身体をしっかり磨き、もう一度代表に招集されるようにします。そして、次こそは自分のプレーを発揮できるようにしたいと思います。

帯同審判員コメント

山下良美 審判員
この大会にはアメリカの様々な州から7人の女性レフェリーと2人のインストラクターが集まり研修を行っていました。
そこに参加させていただき、大変貴重な時間を過ごすことができました。
どのレフェリーも向上心があり、より良い試合にするために力を尽くす姿勢がうかがえ、とても刺激を受け、毎日が学びの連続でした。
またとない経験をさせていただき、大変感謝するとともに、この経験を様々な角度から振り返り、試合に生かせるよう努力したいと思います。

スケジュール

 2月8日(日)  PM トレーニング 
 2月9日(月) AM/PM トレーニング 
2月10日(火) AM/PM トレーニング 
  2015 U-17女子 NTC招待
 2月11日(水)  AM トレーニング 
8-0 対 カナダ(Glenn "Mooch" Myernich Field)
 2月12日(木)  AM/PM トレーニング 
 2月13日(金)   AM トレーニング
2-0 対 メキシコ(Glenn "Mooch" Myernich Field)
2月14日(土) AM/PM トレーニング
2月15日(日)  AM トレーニング
1-3 対 アメリカ(Glenn "Mooch" Myernich Field) 

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

今後の予定

 4/27~30 トレーニングキャンプ(国内)
6/22~25 トレーニングキャンプ(国内)
 8/17~23 トレーニングキャンプ(国内)
 10/5~8 トレーニングキャンプ(国内)
 10/27~11/16 AFC U-16女子選手権2015中国(11/4~15@武漢) 
アーカイブ
審判
NEWS メニュー
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー