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第2回JFAフットボールレフェリーカンファレンス2016を千葉・成田で実施
2016年02月09日
第2回JFAフットボールレフェリーカンファレンスが1月30日、千葉県成田市で開催されました。「その気にさせる」(Aspire to Inspire)というテーマの下、1級審判員、女子1級審判員、フットサル1級審判員、S/1級審判インストラクター、フットサル1級審判インストラクターが総勢404名参加しました。審判員は選手を、指導者は審判員をいかにその気にさせるか、その気にさせるための気づきを促し、その気にさせるためのマネジメントの方法や手順、コミュニケーションのとり方、自分自身のコントロール等への学びの機会としました。また、外部講師として演出家の佐藤雄一氏を招き、演出家の立場から役者をいかにその気にさせるかという視点から舞台稽古の映像を上映し、実際の舞台公演(ショートバージョン)を行いました。また、佐藤氏自身の講演も実施。厳しい言葉の中に舞台に懸ける情熱や愛情、信念を生に感じることができ、人を動かすことの難しさを改めて感じる内容となりました。
29日、31日は各カテゴリーに分かれ、競技規則テストの実施並びに新シーズンに向けての情報共有と意思統一を図るための研修会を行いました。
サッカーインストラクターコメント
山本弘之 1級審判インストラクター
今回、初めてカンファレンスに参加をさせていただきました。今までの研修とは、雰囲気も、人の意欲も、表現力も、大きく違っていました。そこには、「自分がまだまだ成長し続けるぞ」という空気が流れていました。ひとつの事象に対しての観察力も高く、さまざまな見方が出来る人の集まりで、改めて自分の未熟さを理解し、失敗しながら自分を成長させていく決意が出来たカンファレンスでした。自分自身がスタートラインに立ったと再認識させていただいたことに感謝します。
フットサルインストラクターコメント
木村神津司 フットサル1級インストラクター
第2回目の開催からフットサルも参加対象となり、今回参加させていただきました。1日半という短い時間でしたが、普段接することが出来ない多くの方々と接することができ、いろいろな見方・考え方をすることが大切だと再度認識することが出来ました。また、午後のゲストスピーカーの講演では準備・練習・魅せる(見られている)ことの大切さと本質を考え・見ること、そのためには常に向上心と意欲を継続して持ち続けることの大切さを認識し、信頼感(安心感)を得られることと自信が持てることの大切さを改めて学ぶことができたと思います。機会があれば次回も参加させていただきたいと思います。ありがとうございました。
サッカー審判員
赤阪修 1級審判員
初めてカンファレンスに参加し、以前の1級審判員研修会とはいくつかの点で大きな変化を感じました。まず一つ目は参加者です。サッカー審判員だけでなく、フットサル、ビーチサッカーそしてインストラクターも同じ場で、同じ目線で話すことは今後の活動につながるものだと感じました。また取り組む姿勢について、以前の“研修会”形式ではどうしても受け身になることが多かったのですが、今回のカンファレンスでは参加者が積極的にまたアクティブになれる環境が揃っていたと思います。その要因はディスカッション形式のプログラム内容はもちろん、進行、場の設定が挙げられると思います。ちょうどカンファレンス開催期間中にU-23日本代表のアジア制覇を仲間と共に目にすることができました。2016年はオリンピックイヤー。私たち審判員もサッカー界に貢献していきたいと、本気にさせられるカンファレンスでした。
サッカー女子審判員
松浦波瑠夏 女子1級審判員
今回のカンファレンスで、私自身『その気になる』いいきっかけとなりました。普段違うカテゴリーで活動している審判員やインストラクターの方々とディスカッションすることは学ぶことが多く、いろんな観点から分析することにより、審判の奥深さや面白さを改めて感じることが出来ました。ここで得たたくさんのいい刺激のおかげで新シーズンへの気持ちが高まりました。これからも自覚と責任をもち、日々努力を惜しまず、人として、審判員として成長していきたいと思います。
フットサル審判員
加藤具哉 フットサル1級審判員
今年のカンファレンスはフットサル審判員・インストラクターも加え総勢400名以上が集い、1級審判員・インストラクターの一員として参加できたことを光栄に思います。テクニカルセッションにおいては各カテゴリーの審判員・インストラクターがグループとなり課題を検討し、共通理解を深められました。勇気と信念を持って1試合1試合全力で臨み、1級審判員としての責任を果たしていきたいと思います。