ニュース
2016年度U-22審判員春季研修会(TRAUM CUP 2016 in SPRING)
2016年03月22日
2016年度U-22審判員春季研修会を3月7日から10日まで、茨城県鹿嶋市の鹿島ハイツスポーツプラザで開催された「TRAUM CUP 2016 in SPRING」に参加する形で、2016年度U-22審判員春季研修会を実施しました。
研修会へは全国から17名が参加しました。昼は「TRAUM CUP」の主審を担当、試合後は関東在住の1級審判インストラクターの指導を受け、夜はホテルで黛俊行JFAレフェリーインストラクターから研修を受けました。季節外れの厳しい寒さの中での研修会でしたが、若い審判員にとって非常に充実した研修会となりました。
U-22審判研修会を終えて
インストラクターコメント
黛俊行 JFAレフェリーインストラクター
大学生の大会である「TRAUM CUP in SPRING」に参加しする形でレフェリー分析を実施し、夜の研修会では伸び盛りの参加審判員が今できる事と出来ないことを明確にし、短期、中期、長期といった具体的な目標を設定することが出来るようなプログラムとしました。参加した審判員はまだ荒削りではあリますが、それぞれ高い資質を持っていたと思います。意欲も非常に高いものがあり、今後の取り組み如何で更なるステップアップが期待できると感じました。気温が低く強い風と雨の中、審判員だけでなく指導者の方も大変だったと思いますが、日増しに成長する審判員に苦労が報われる思いがしたのではないでしょうか。参加審判員の多くは大学生で、今後社会に出て環境の変化が生じますが、是非審判員を続けられる環境を整えてもらい将来のJリーグ担当や国際審判員を目指して欲しいと思います。
参加者コメント
山田一騎 2級審判員(青森県)
今回の研修会を通じて、自分のレフェリングに関する明確な課題や今後の目標を立てることができました。同年代の審判員が全国地域から集まったため、意見の共有などコミュニケーションも取りやすく、とても良い刺激をいただきました。また、インストラクターの方の的確なアドバイスにより毎試合の反省や自分の良い点、改善点等の課題を理解することができたので、今後地域に持ち帰りスキルアップのため取り組みたいと思います。また、黛インストラクターから経験や勘に基づく言葉にされていない知識である「暗黙知」を図式化または文字にし、説明・表現できる「形式知」にすることが大切で、正しい判断をするためには目ではなく脳を鍛えなければならないとのお話をしていただき、自分の頭の中のもやもやをクリーンにすることが、判断力の向上の鍵なんだと気付かされました。目標設定も今シーズンの目標と短期・長期・総合的な目標を設定することができ、今後の取り組みとして計画を立て行動して行こうと思っています。私にとって今シーズンのスタートとなった研修会で課題点を理解できたこと、また今シーズンやこの先の明確なプランを整理できたので非常に良い研修会になりました。
奈良茂樹 2級審判員(岐阜県)
今回の研修会では全国のトップレベルの大学が集まり、その試合を審判しました。自分は普段大学の審判することがありますが、やはりトップレベルのチームのサッカーはミスも少なく、試合のスピードはとても速いです。自分の経験したことないサッカーをこの研修会を通して経験できたことは自分にとってこれからの成長にはとても貴重な経験だと思います。この経験を元にもっと高いカテゴリーでも毅然とした態度で公平なジャッジをしていきたいです。
川勝彬史 2級審判員(大阪府)
3月7日から3月10日まで鹿島ハイツスポーツプラザにて開催された2016年度U-22審判員春季研修会に参加させて頂きました。各地域から集まった同世代の審判員と4日間を過ごし、サッカー以外の部分でも大きな刺激を得ることが出来ました。研修会の中で、目標・課題を明確にし、また設定することの重要性を改めて感じました。大きな目標だけでなく、短期・中期的な目標も明確にし、しっかりと先を見据えてこれからの審判活動に取り組んでいきたいと思います。最後になりましたが、本研修会へ派遣して頂きありがとうございました。この4日間で得たものを、これから始まる新たなシーズンに活かしていきたいと思います。