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2016年 第4回 J1・J2担当審判員研修会を開催

2016年10月24日

2016年 第4回 J1・J2担当審判員研修会を開催

2016年第4回J1・J2担当審判員研修会を10月15日(土)、イオンシネマ浦和美園と埼玉スタジアム2○○2で実施しました。

今回の研修会のテーマは「Jリーグの終盤を迎えるにあたり、これまでを振り返り、そして再確認しJリーグの成功に繋げる」こと、2016JリーグYBCルヴァンカップ準決勝以降に導入した追加副審の「システムや役割を共有する」ことです。

午前中は、追加副審のシステムや役割について、ルヴァンカップ準決勝や試験導入していたJ3リーグでの映像を用いて説明しました。また、今シーズンの試合映像を見ながらスタンダードの再確認を行ない、審判チームとして正しい判定に導くために様々なことを共有しました。

午後は埼玉スタジアム2○○2に場所を移し、午前中の研修を基に、追加副審の動きの確認や、講義の中で共有したことを自分ではどのように活かすかをイメージしながら、ルヴァンカップ決勝を観戦しました。

Jリーグ終盤に向け、良い準備をし、審判チームとして意思統一ができた研修会になりました。

講師コメント

上川徹 S級インストラクター(トップレフェリーグループシニアマネジャー)
ルヴァンカップ決勝戦を前に、今シーズン最後となるJ1・J2リーグ担当審判員研修会を開催しました。シーズンの終盤を迎えるにあたり、これまでを振り返り、そして再確認しJリーグの成功に繋げる。そして、ルヴァンカップ準決勝より導入した追加副審について、そのシステムや役割を共有する場としました。実際の映像を見ながらこれまでの試合を振り返り、ファウルタックル、ハンドリングを見極める際の考慮点、また遅延行為や今シーズン増加傾向にある異議による警告、スピーディな試合運営にむけたマネジメントなどについて確認しました。
Jリーグは終盤を迎えますが、優勝争いだけではなく昇降格に関わる厳しい試合が予想されます。審判チームとして試合に向けた良い準備を行い、そしてフィールド上では選手、サポーター、関係者から納得されるレフェリングを目指し取り組んで欲しいと考えます。

廣嶋禎数 S級インストラクター(トップレフェリーレフェリーグループマネジャー)
今シーズンの大きな取り組みでもあった追加副審について、ルヴァンカップ準決勝の映像を使用し、追加副審の役割などを確認しました。午後からは、ルヴァンカップ決勝を実際に観て、午前中の講義で確認したことを、実際の会場で確認してもらいました。また、「主審と副審の協力」、「オフサイド~GKへの妨害~」の2つのテーマについて映像を使用して、副審担当のみならず、主審担当とともに考慮点を確認することで、シーズン終盤に向けて審判チームとして、より良いゲームコントロールへの準備をしました。リーグ終盤に向け、審判員がパフォーマンスを十分に発揮し、Jリーグの成功のために力になっていってほしいと思います。

参加者コメント

清水修平 1級審判員(愛知県)
今回の研修会は1日と短い日程ではありましたが、大変有意義なものでした。我々は多くのツールを用いて試合に臨んでいますが、それに頼りすぎることなく基本的なことを大切に行うことを再確認しました。残りのリーグ戦に向けて、今シーズンに起きた事象を自分でどう活かしていくかを考え、試合に臨んでいくかを考えました。ルヴァンカップの決勝では、追加副審は、自分自身がイメージしていた以上に動きがあり、難しい判定をしなければならないところを任されているので、とても重要な役割であると感じました。試合を通じてとても参考となることが多く、自分の足りないところを再認識することができました。残りの試合をしっかりと準備して取り組んでいきたいと思います。

西水流優一 1級審判員(鹿児島県)
追加副審については、ペナルティエリア内の判定をより確実に行う、CK等のペナルティエリア内での違反を予防する、ゴールの判定を的確に行うことなどの説明を受けました。オフサイド(GKへの妨害)については、ゴール前のFKなどで起きるシーンで、副審としてはオフサイドであることを認識しておくこと、GKの正面に立っている相手競技者の情報を主審に伝え共有すること、また副審だけの判断を行わないことを映像を用いて確認しました。リーグ戦も終盤を迎え、審判員として選手のよいパフォーマンスを引き出せるように、今回の研修で学んだことを選手のために活かしていきたいと思います。

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