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2019シーズン1級審判員開幕前研修会を実施
2019年02月19日
2019シーズン開幕前研修会がJFAハウスにて開催されました。
Jリーグ担当審判員は2月10日(日)~11日(月・祝)の2日間、JFL・ナショナルコンペティション(NC)担当審判員は2月9日(土)~11日(月・祝)の3日間の日程で行われました。
参加者全員が一堂に介し受講する講義もあり、開幕に向けて確認事項を共有する良い機会となりました。
研修会の主な内容は以下の通りです。
Jリーグ担当審判員
2/10:2019シーズンの判定基準「競技規則スタンダード」について・ハンドリングについて
2/11:グループディスカッション・まとめ
JFL担当審判員
2/9:フィットネス講義
2/10:JFLの活動について・2019シーズンの判定基準「競技規則スタンダード」について・ハンドリングについて
2/11:副審について・グループディスカッション・まとめ
ナショナルコンペティション(NC)担当審判員
2/9:フィットネス講義
2/10:NCの活動について・2019シーズンの判定基準「競技規則スタンダード」について・ハンドリングについて
2/11:副審について・グループディスカッション・まとめ
インストラクターコメント
青木隆 1級インストラクター
2019年JFLを担当する25名の審判員を4名の1級インストラクター(小幡真一郎氏・濱名哲也氏・土本泰氏・青木)がコーチとしてサポートすることになりました。3日間の研修には様々なメニューが組み込まれていましたが、特徴的なものを一つ紹介します。それは小幡コーチから審判員に与えられた、画用紙に3色のマジックで審判活動に関する目標や心境などを絵に表し、題をつけるものです。絵が完成するとその絵に対して他者が質問し、それに作者が答えることによって、気づきやイメージがより明確になりました。
コーチは事前研修で、審判員にすぐに解決方法や答えを指示するのでなく、審判員の発言に耳を傾け、コーチの的確な質問によって自ら気付くように導くことが大切だと学びました。この研修では審判員との個別面談もあり、レフェリングにおいての目標や課題、私生活における相談なども行うことができ、互いの理解を深められたのではないかと思います。私はコーチとして未熟で力不足ですが、彼らのモチベーションがアップし、目標に到達できることを微力ながらサポートしていきたいと思います。
参加者コメント
大坪博和 1級審判員(神奈川県)
開幕前研修会は250名以上の審判員が集まり開催されました。研修会は、小川佳実委員長の挨拶に始まり、スタンダード等の内容で研修が進みました。小川委員長の挨拶の中で、Vision-目指す姿、Mission-果たすべき使命、Values-見出す価値観の話があり、昨年度のテーマである“Realising your potential”に加え、2019年のテーマとして“Realising your potential by adding values”の共有がありました。今までの気づき・実現に加えて、価値を加える事で潜在能力を発揮していく内容です。インテグリティ・中立性を大事にし、自立した魅力ある審判員を目指すために、各々が追求し続けていく事が必要である事を、改めて気付くことが出来ました。
また、2018年の振り返りから様々なゲームの共有がありました。2019年シーズンをチーム関係者・選手・サポーター等、サッカーに関わる全ての方々と、魅力あるゲームを皆さんと協力しながら展開出来るよう、追求していきたいと思います。
原田雅士 1級審判員(千葉県)
JFL担当審判員開幕前研修会に参加し、1級審判員として強い自覚と責任を再確認し、今シーズンに向けて良い準備ができた有意義な研修会でした。残念ながら1日目は雪でフィットネステストは中止になりましたが、フィットネス講義を通して審判員に求められるフィジカルやマクロサイクル、メゾサイクルでのトレーニングのプランニング、フィジカル理論を学び、試合で正しい判定に繋げることができるよう日々のトレーニングに活用したいと思います。またスタンダードビデオとハンドリングの説明では考慮するポイントと判定基準の擦り合わせを行い、基準を整理することができました。最後に1年間共に切磋琢磨し合う25人のJFL担当の仲間と個人個人の目標設定・ゴールセッティングを行いました。選手が安全でプレーに専念できる環境を作ることができるように、サッカーの価値を高め、JFLを盛り上げることができるように仲間と共に努力していきます。
森数真治 1級審判員(広島県)
1級審判員として初めて開幕前研修会に参加させていただき、多くのことを学び、そして改めて自分の立場と向き合うことが出来ました。
NC担当審判員の研修会ではフィットネス講義やハンドリングに関する講義、副審についての講義などを受けました。それにより、2泊3日という短い期間の中でもNC担当審判員同士で判定の基準や1年間の取り組みについて共通認識を持つことが出来ました。
また、小川審判委員長より新1級審判員に対して、どのような覚悟と自覚を持って行動すべきかを講義していただき、これまで以上に常に自分自身の行動に責任を持ち誠実に物事に向き合っていかなければならないということを感じました。
技術や経験など未熟な部分もありますが、今回の研修で学んだことを活かし、仲間同士で切磋琢磨し合いながら成長していきたいと思います。
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