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U-22審判員春季研修会を茨城県鹿嶋市で開催
2019年03月20日
U-22審判員春季研修会を3月10日(日)から14日(木)の5日間、茨城県鹿嶋市の鹿島ハイツスポーツプラザで開催しました。今回の研修会には全国から15名のU-22年代の審判員が参加し、TRAUM CUP 2019 東日本 in SPRINGで主審・副審を担当しました。
大会期間中は試合、試合の振り返り、試合映像を用いたディスカッションを繰り返し行いました。審判員はインストラクターとともに自らの課題に気づきを得て、翌日の試合で果敢にチャレンジをし、さらにその結果を他の審判員と共有することで、グループ全体としてのレベルアップを図りました。
今回参加した審判員は地域・都道府県での活動を重ね、夏に行われる研修会で再集結する予定です。
インストラクターコメント
泉弘紀 審判インストラクター(九州RDO)
今回は研修全体のテーマとして「サッカー理解を深めよう」という言葉を掲げました。審判として任務を遂行するために、サッカーに関する基本的知識、競技規則の精神・戦術や技術・選手心理など情報に精通することは大切です。さらに本大会では「何を見るために、どこへ動くのか」というサブテーマを加え、動き出しやバイタルエリアからアタッキングサードでのポジショニング、思考を続けながら試合をリードするレフェリングを目指しました。プラクティカルトレーニング(雨天のため紙面上で展開)、審判実践、ビデオ分析でテーマについて考えを深めるとともに、少しでもテクニカル・精神の両面で成長に繋がるよう活動しました。若い審判員とともに大変有意義な時間を共有できたと感じています。大会関係者、指導者の皆さんに感謝するとともに、審判員のさらなる成長を楽しみにしています。
参加者コメント
小林進太郎 2級審判員(北海道FA)
私は今回が全国研修初参加でした。全国各地から集まってきた同年代の審判員やインストラクターの方々から審判員としての知識や技術はもちろん、自分の良いところ、改善すべきところ、トレーニングすべきことを知ることができました。人としても成長できるとてもいい環境だったと思います。5日間と少し短い日程でしたが、とても充実した研修会でした。またこのような機会があれば参加できるように今後もレフェリングのレベルアップを頑張ります。
山田昌輝 2級審判員(関西FA/京都FA)
研修の中で、審判員としてのスキルのみならず、一人の人間として大きく成長できるヒントが非常に多くありました。この大会に参加できた価値は非常に大きかったです。その理由は2つあります。1つは、ほかの地域の審判員とインストラクターとの交流です。仲間でありライバルでもある審判員からは刺激とヒントを得ることができました。インストラクターからは、自分の見えない部分と可能性、課題を発見することができました。交流を通して、サッカー観や理解が深まり、より審判員として上を目指す気持ちも強くなりました。2つ目はこれから何に取り組むのかがはっきりしました。4月から開幕するシーズンに向けて、自分自身の立ち位置や課題をしっかりと確認することができました。それに加えて、インストラクターの方から頂いたフィードバックから何に取り組むのかも明確になりました。日頃のトレーニングから課題を解決できるように考えて、取り組んでいきます。今回学んだことを活かし、近い将来に関西や京都を代表する審判になります。
金丸拓哉 2級審判員(九州FA/佐賀FA)
本研修では研修会のテーマとして「何を見るために、どこへ動く」が示されました。審判員同士で試合の映像を撮り合い、その内容で夜に研修も行われました。毎日各会場で起こった事象をピックアップし、全員に共有するといったものでした。自分の試合で起こった事象を共有することで、その改善策であったり、他の審判員の経験からの情報などを聞き、対処法などを知ることができました。私は今回の研修で新しい自分の課題を見つけることができ、またその課題の改善に繋がるヒントも見つけることができました。しっかりと先を見据えて、今後の審判活動に繋げていきたいと思います。この5日間で得たものをこれから始まる新たなシーズンに活かしていきたいと思います。