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第2回Jリーグ担当審判員研修会を開催
2019年07月23日
第2回Jリーグ担当審判員研修会を7月7日(日)に東京・福岡で、7月14日(日)・15日(月・祝)に東京・大阪で分散開催いたしました。
研修会の主な内容な以下の通りです。
1.2019/2020競技規則改正について
2.グループディスカッション「オフサイド判定に関する協力」
3.シーズン前半戦の振り返り
インストラクターコメント
上川徹 S級インストラクター
今シーズン第2回目となるJリーグ担当審判員合同研修会を実施しました。週末を利用しての研修会となるためJリーグとの開催が重なり、審判員の割当てを考慮し計6回の分散開催となりました。各会場、30名前後の審判員の参加となりましたが、ディスカッションはいつも大人数で開催される研修会より活発であり、より中身の濃い時間になっていたかと感じます。研修会のプログラムは、8月から適用される競技規則の改正についての説明をメインとして行い、Jリーグにおける前半戦のレフェリングの振り返りも行いました。競技規則改正ではハンドの反則の考え方について、映像を用いてこれまでとの違いを具体的に説明。また、主審にボールが当たるなどドロップボールになるケースなどの確認を行いました。
半日をつかっての研修会でしたが、後半戦に向け期待されるレフェリングにつながることを期待したいです。
参加者コメント
谷本涼 1級審判員(大阪府)
今回の研修は①競技規則の改正について②オフサイド判定に関する協力③前半戦の振り返り、という内容で実施されました。今回、競技規則は改正される項目が多く、インストラクターから説明を受けながら各自、疑問に思う箇所について都度、確認していきました。Jリーグの場合はシーズン途中の8月上旬から適用が開始されるため、それまでに自分自身で内容を再度整理し正しく適用する準備をしておく必要があります。
オフサイド判定に関する協力では、副審だけで判断が難しいケースへの対応について話し合いました。このような場面では主審、副審の立場で求める情報が異なっており、相手への伝え方や言葉選びを誤ると正しい判定に到達することが難しくなることを理解しました。シーズンも残り半分となり厳しい季節がやって来ますが、Jリーグ担当審判員として自覚と強い気持ちを持って1試合1試合を選手、スタッフ、観客のために全力で取り組んで参ります。
塚越由貴 1級審判員(茨城県)
今回のJリーグ担当審判員研修会は、「競技規則の改正」「主審・副審の協力、コミュニケーション」「試合のイメージの向上」というテーマで行われました。競技規則の改正は、特に大きな変更点であるハンドリングについて共通理解を図りました。またディスカッションを通して審判員間のコミュニケーションはどのような手順やタイミングで各自が持っている情報を共有して正しい判定に繋げるかを再確認し、今後の試合に向けて相互理解とさらなる意思統一ができたと感じています。研修の成果をリーグ後半で活かしてフィールド上で的確な判定に繋げるために今後も実直に日々の審判活動に取り組みたいと思います。そして、Jリーグ担当審判員としての自覚と責任を持って、審判チームとしてサッカーの魅力を最大限に引き出せるように研鑽を重ねていきます。
花川雄一 1級審判員(和歌山県)
今回の研修会では小川審判委員長からの挨拶に続き、上川氏より、競技規則改正についての講義をしていただきました。今回は非常に多くの改正があり、Jリーグにおいては8月上旬からの適用ということもあり、現在の適用から切り替えが求められる中で、すべての審判員が正しい適用ができるよう、改正部分を細かく確認しました。また、宮島氏より主審と副審のコミュニケーションが必要な映像を見せていただき、どのような課題があり、どんな改善方法が考えられるかをディスカッションしました。コミュニケーションシステムやアイコンタクト、近づいての協議等が有効に行われることでスムーズな情報共有ができますが、必要だと感じている情報が主審と副審とでは若干相違するということも感じました。使う言葉が曖昧であると相互の得たい・伝えたい情報が適切に伝わらないということも再確認できました。今回の研修で確認したことを次の試合に活かすことができるようしっかりと準備をしていきたいと思います。