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JFL担当審判員開幕前研修会を開催

2020年02月26日

JFL担当審判員開幕前研修会を開催

2月15日(土)・16日(日)の2日間に、東京都内でJFL担当審判員研修会を開催しました。
35名の審判員が参加し、2020シーズン開幕に向けて情報共有、トレーニングを行いました。

インストラクターコメント

二俣敏明 インストラクター
JFL担当開幕前研修会は、1級審判員34名・女子1級審判員3名がJFAハウスに集合し、2月15日(土)・16日(日)に行われました。
1日目は、小川委員長の挨拶に続き、審判員への指針「自立した魅力ある審判員であるために」が示されました。
続くセッションでは、「主審と副審の協力」をテーマに映像を分析し、グループディスカッションが行われました。試合で起こり得るケースについて活発な意見交換が始まり、適切な改善策を導き出していました。
トレーニング理論の講義では、小梢フィジカルコーチより、トレーニングの目的またレフェリーに求められる力等についての理論、また映像を交えた具体的な動きについて紹介していただきました。
1日目の終わりには、J3担当審判員・指導者と合同でレフェリングの評価の考え方について講義を受けました。講義に続き、提示された映像に審判員と指導者がグループになって実際に評価点をつけるという、新たな試みが行われました。審判員と指導者の間で活発な意見交換が行われ、これまでになかった雰囲気が生まれていました。
2日目は、JFL事務局から今シーズンの運営について説明を受け、続いてプロフェッショナルレフェリー今村義朗氏による「審判員として考えること」をテーマにご講義いただきました。
最後に、副審担当審判員はフィジカルおよびプラクティカルトレーニングを行いました。
2日間という短い日程でしたが、効果的な研修を通して、2020シーズンに向けての準備ができたと感じています。

参加者コメント

村田裕紀 1級審判員(奈良県)
開幕前研修会に参加し、1級審判員として自覚と責任を再確認することができました。
グループディスカッションでは、審判として正しい判定につなげるために、互いに何を必要とされているのか考え、端的に伝えることやどのような行動をしたらよかったのかなどに気づくことができました。
トレーニング理論では、レフェリーに求められる力から、トレーニングの効果について学ぶことができ、トレーニング方法も様々なものを紹介していただきました。プロフェッショナルレフェリーの今村氏の講義では、「自分を見つめ直すことが、試合分析の向上につながること」・「より良い試合に繋げるために、自分の考えや思いを伝える、選手と感情を共有すること」を学びました。また、今を大切にし、『〇〇きる』(動ききる・対応しきるなど)が出来るようにすることが大事だと実感しました。
研修から学んだ事を活かし、仲間と切磋琢磨しながら、魅力あるゲームを展開出来るようにしていきたいと思います。

宇田川恭弘 1級審判員(東京都)
今回の研修会ではグループディスカッションを行い、自分の意見を伝える力や仲間の意見を聞き入れる力、グループ内で挙がった意見をまとめる事の難しさを改めて実感しました。
実際の試合でも審判チームとして協議しなければいけない場面はありますが、できるだけ時間をかけずにお互いが見た事象を伝え、正しい判定につなげていくために言葉選びの重要性を再認識する事が出来ました。
また、今年からプロフェッショナルレフェリーになられた今村氏の話では、「審判員である前に」というテーマから、1人の大人として、仕事や家族の大切さをお話しいただきました。仕事や家族という大きな土台があるからこそ審判員として思い切って「やりきる」ことや「走りきる」ことの「○○きる」事が出来るということを大切に活動していきたいです。

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