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2020年度 地域・都道府県審判フォーラム(全国審判委員長会議)をオンラインで開催
2020年06月30日
JFA審判委員会は、5月24日(日)・30(土)・31(日)の3日間分散で、地域・都道府県審判フォーラム(全国審判委員長会議)を開催しました。
地域・都道府県の委員長の皆さんに加えて、幅広い方にご参加いただき「審判について議論・意見交換できる場」という意味を込めて、全国審判委員長会議という名称を「地域・都道府県審判フォーラム(全国審判委員長会議)」に変更しました。
本年度は、新型コロナウイルスの影響により開催方式をオンラインに変更したことで、移動・宿泊がなくなったため参加がしやすくなり、総参加者数は325名となりました。(昨年132名)
大規模でのweb会議はJFA審判委員会として初めての取り組みでしたが、参加者のご協力のもと、無事に終えることができました。
日程
5/24(土) | 関東FA・関西FA |
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5/30(土) | 北海道FA・東北FA・北信越FA・中国FA |
5/31(日) | 東海FA・四国FA・九州FA |
プログラム
・JFA審判委員長・部長挨拶、参加地域・都道府県審判委員長自己紹介
・2020-2021年 JFA審判委員会の組織体制
・各部会からの説明(2019年の振り返り、2020年の計画)
・地域別ディスカッション、意見交換
主催者コメント
山田修平 レフェリーデベロプメント部会長(愛知)
全国審判委員長会議は、2017年まで47FA委員長がJFAハウスに集結し実施され、過去2年間は、地域ごとの分散開催により、地域や都道府県ごとの特性、事情に応じた議論を進めてきました。
今回はこれをさらに広く展開すべく、地域・都道府県審判フォーラムと銘打ち、各都道府県の審判委員会メンバーや各FAの方々にもご参加いただき実施しました。
本来は2日間にわたって実施し、より深い議論が行われる場にすることを目指していましたが、この環境下をふまえ1日のみの開催に変更し、現状と今後の方向性に関する共有が主な内容となりました。
オンライン会議の導入により、従来こうした場に参加することのなかった方々からは、開かれたフォーラムに対する歓迎の声を多くいただいています。他方、大きな目的のひとつであったFAごとの議論については、現状の環境課題が収束したのちに持ち越しとなっています。今後、地域・都道府県とJFAの協働をさらに前進させる中で、2021年からの新たな取り組みを軌道に乗せ、フットボールの発展に貢献できる事業体制づくりを進めてまいります。
参加者コメント
長田和久 関東FA審判委員長(山梨)
2020年度地域・都道府県審判フォーラム(全国審判委員長会議)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、昨年度とは異なるオンライン形式で、5/24(日)関東、関西、5/30(土)北海道、東北、北信越、中国、5/31(日)東海、四国、九州の9地域が参加し、3日間で開催されました。内容は、JFAの方針・事業計画の伝達と理解促進、新たなJFA審判委員会組織、JFA審判委員会の各部会からの事業報告/計画の説明、新型コロナウイルスへの対応等でした。当日は各地域から都県委員長、各部長、専務理事、多くのオブザーバーの参加がありました。1日の開催で限られた時間でしたが、まずは各地域の審判委員会としての活動の実情を振り返り、JFA、各都県審判委員会、各連盟、各種別等と連携が必要ではないかと考えています。今後は、黛審判委員長のメッセージにもあった、審判員の資質の向上と審判員への理解がさらに進むことが重要だと考えます。「夢」に向かい、多くの人が審判活動をできる環境を作ることが必要だと改めて感じた審判フォーラムでした。
窪修一 北信越FA審判委員長(長野)
2020年度の地域・都道府県審判フォーラム(全国審判委員長会議)がオンラインで開催されました。長野県審判委員長および北信越審判委員長として15回目の参加となり、かなりの古株となってしまいましたが毎年皆さんとお会いすることが楽しみになっています。残念ながら今年は新型コロナウイルスの影響でオンラインでの開催となってしまいましたが、各部会の方針や改革案の説明を受け、審判員および審判指導者の育成・強化を全国の審判に携わるすべての方々が一丸となって進めていかなければならないと改めて認識しました。これからサッカー活動も徐々に再開されて行くと思いますが、これまで普通だったことが普通ではなくなることもあると思います。今、そしてこれからのことを考えると色々な見直しを図るタイミングではないかと思いますので、大変な状況の中ではありますがJFA審判委員会からの情報を適切に受け取りながら推進していきたいと思います。来年は、皆さんと一同に会しての会議になることを願っています。ありがとうございました。
池添紀夫 四国FA審判委員長(高知)
普段であれば、JFAからの指針を地域・各県に持ち帰っても十分に伝えられないことがありますが、今回オンライン会議で多くの関係者が参加できたことによって、JFAから直に伝えていただける機会となり、大変有意義な会議になったと感じました。
また、地域・各県としての事情や悩みも聞いていただき、真摯にお答えいただけたことにも大変感謝しております。
惜しむらくは、他地域の方と話す機会がなかったことです。集合開催であれば他地域の皆様とも話す機会があり、現場同士のコミュニケーションにこそ事業・活動を進めていく上でのヒントが隠れていると感じているからです。今後もオンライン会議は日常になっていくと思いますので、オンライン会議でも、現場同士でコミュニケーションが取れる仕掛けをご検討いただければさらに質の高い会議になるのではないかと考えております。