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2023年度フットサル2級・女子2級審判員強化研修会を実施
2023年02月01日
各地域からフットサル2級審判員が集まり、2023年度フットサル2級・女子2級審判員強化研修会を実施しました。
12月17日(土)
事前研修会@オンライン
・試合に備えて
・テーマ:予測とポジショニング/チームワーク
・健康管理/トレーニング
・大会要項確認
1月7日(土)~1月9日(月・祝)
JFA 第28回全日本U‐15フットサル選手権大会/JFA 第13回全日本U‐15女子フットサル選手権大会にて実践
・1次ラウンド、決勝ラウンド(準決勝)
1月21日(土)
振り返り研修会@オンライン
・事前準備および実践における各テーマに対する取り組みについてのフィードバック
インストラクターコメント
櫻田雅裕 フットサル1級インストラクター(千葉県)
近年、本研修会は事前研修と事後研修をオンラインで開催し、実践を大会にて実地で行う形式で進められ、事前の準備に時間をかけて取り組むことができ、事後の振り返りを落ち着いて各自が確認した後に実施する形態で進められています。事前研修にて、大会までに準備する期間に、各自の意識向上のためにいくつかのテーマを与えています。受講生からは、事前研修の成果を発揮すべく、積極的に取り組む姿勢が見られました。
この時期は厳しい環境となる傾向にあるものの、細心の注意を払い、健康と安全を確保して、大会に臨んでいる受講生を見ることができました。今回得た経験や知識を活かし、地域活動にて仲間たちへ伝達し、継続して取り組んでいただきたいと願っています。今後もさらに良い環境を探りながら、審判に関わる皆さんがより良い方向へ向かって進めるよう試行して取り組んでいきたいと考えています。
参加者コメント
尾島憲太郎 フットサル2級審判員(岡山県)
本研修会のテーマは、①「安定した判断を継続できるポジショニングに努める」②「チームワークを活かす対応を継続する」でした。
事前研修を行ったことで、実地研修前に目標設定や準備をしっかりすることができたので、実地研修をより良いものにできたと思います。
実地研修では、事前研修で学んだことを意識して取り組み、毎試合、インストラクターの方と振り返りを行い、トライを続けました。テーマ①「安定した判断を継続できるポジショニングに努める」については、見たい争点を見るための動き、予知、予測が大切とアドバイスをいただきました。大会初日にはうまくいかない部分もありましたが、大会期間中に改善することできました。②「チームワークを活かす対応を継続する」については、大会初日は初対面のこともあり、うまく伝わらない場面がありました。しかし、大会を通して、「相手が何を援助して欲しいのか」を考えることでお互いの特徴を理解してチームワークを発揮することができました。事後研修では、実地研修の映像を振り返り、研修で学んだことを今後も活かし、より良いものにするために必要なことを話し合うことで、個人が実地研修で学んだことを共有し、さらにブラッシュアップすることができました。
研修生とは、大会期間中、日を追うごとに相互理解が深まり良い判定・協力ができました。常に切磋琢磨しながらも、共に学ぶ仲間としてより良い関係を築くことができたと感じています。本研修会で学んだことを地域に還元し、自らも継続して行い、より良い審判員になるために、日頃から取り組んでいきたいと思います。
最後に日本サッカー協会並びに栃木県サッカー協会の皆様、本研修をご準備いただいた日本サッカー協会審判部、インストラクターの皆様、共に活動した審判員の方々をはじめとした全ての関係者の方々に心から感謝申し上げます。
相澤一成 フットサル2級審判員(熊本県)
事前研修では、二つのテーマに加えて手の不正使用の部分も意識し、大会を通して一貫した判定ができるようにお話がありました。また、試合前の審判チームの打ち合わせの大切さについても学びました。今回の大会で初めてお会いする方も多く、そのような状況でも打ち合わせをより効果的にするために、前回大会の反省を活かしつつ、自己分析を行い、何をどのように伝えるのかを意識しました。大会前は不安や全国大会という大舞台ならではの緊張も感じていました。しかし、大会が始まってみると、試合を重ねるにつれて審判員同士のストロングポイントやウイークポイントが見え、どうしたら良いチームワークを発揮できるか、試合をスムーズに進められるかなどを考えながら1試合1試合行いました。その結果、不安や緊張が少なくなったと思います。事後研修では、大会で起こった事象の確認と反省点を映像で振り返りながら今後に繋がるようなお話がありました。
最後になりましたが、コロナ禍の中、大会を開催するにあたりご尽力いただいた皆様や関係者の方々に感謝申し上げます。おかげさまで素晴らしい大会を行うことができました。そして、参加にあたり日頃より審判活動をサポートしていただいている九州協会・熊本県の方々にもお礼申し上げます。今後もフットサルの発展のために精進してまいります。