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地域レフェリーアカデミー集合研修会を開催(第12回大学サッカーフェスティバル in 島原)
2023年03月17日
3月5日(日)~8日(水)の3泊4日で地域レフェリーアカデミー集合研修会を長崎県島原市で開催しました。本研修会は、第3期地域レフェリーアカデミー(以降、地域RAC)として各地域で活動を行っている審判員を対象に実施されるプログラムで、各地域から選ばれた合計9名の地域RAC審判員は、第12回大学サッカーフェスティバル in 島原を用いた本研修会に参加することになりました。大会は3月6日(月)から始まり、審判員は大会を通して3試合(主審2試合、副審1試合)を担当。審判員によっては、日頃経験ができないような高いレベルの試合に戸惑う様子も見られましたが、それぞれが自身の強みや特徴を発揮しながらレフェリングする姿が見られました。本研修会には、7名の審判インストラクターが参加し、大会・研修会を通して審判員をサポートしていきます。試合後には、審判員との試合フィードバックを行い、良かった点や課題点の洗い出しなど、レフェリングを振り返りながら次の試合へとつなげていきます。また、夕食後の講義では、レフェリングスタンダードのレクチャーや試合映像を用いたディスカッションなどを行い、短期間の研修会ながら、審判員にとっては非常に有意義な時間と経験を得る機会となりました。今後の審判員のさらなる成長と飛躍を期待して研修会は幕を閉じました。
主催者コメント
泉弘紀 JFA審判マネジャー(日本サッカー協会)
第12回大学サッカーフェスティバル in 島原に地域RAC審判員9名、さらに指導者の方4名と共に参加させていただきました。大変充実した時間を共有することができました。審判員にとっても経験値をあげるだけでなく全国の仲間と切磋琢磨する機会になったこと、指導者にとっては貴重な情報交換の場になったことは言うまでもありません。集散の不便さ、全てが平日開催という参加の難しさがあるものの、それを超えた意義を見出すことができたと感じています。関係各位へ改めて御礼申し上げるとともに、次年以降の検討を進めていかなければと感じています。
受講者コメント
堀江晃生 地域RAC審判員(東海地域)
まずは本研修会開催にあたり、さまざまな準備をしていただいた指導者の皆さま、ありがとうございました。コロナ禍の中で昨年から始まった第3期地域RAC事業の締めくくりとして、このような集合型研修会に参加できたこと、とても嬉しく思います。本研修会の最初に、泉チーフインストラクターより「自分を魅せろ」という研修会のテーマをいただきました。大学生年代のトップレベルの試合の中で、2年間で身につけた自分の持てる力をすべて発揮し、自分を「魅せる」ことができたと感じています。3月をもって第3期地域RAC事業は終わってしまいますが、今回学んだことを忘れず、日々精進します。そして、サッカーに携わる一人の人間として、サッカーを楽しみたいと思います。ありがとうございました。
森川雅也 地域RAC審判員(関西地域)
はじめに、研修会の開催に伴い、準備をしていただいた大会運営役員、事務局、指導者の皆さまに感謝申し上げます。 2年間の地域レフェリーアカデミー活動の集大成となる研修会で、関西地域レフェリーアカデミーで学んだすべてを、サッカー、選手のために表現することを目標に大会に臨みました。レベルの高い試合を担当して得た経験だけでなく、他地域の審判員の試合を観ることや、また他地域のインストラクターからフィードバックをいただくことで、普段とは違った視点、学びを得ることができる貴重な機会となりました。地域レフェリーアカデミーでの活動は「審判の技術向上」だけでなく、「人としての成長」もできる他にはない活動です。この2年間地域レフェリーアカデミー活動で学んだ経験を生かし、いつか「日本サッカーを支える審判員」となれるよう、覚悟を持って審判活動に取り組んでまいります。
永谷颯太郎 地域RAC審判員(九州地域)
全国トップレベルの大学が集まる大会で自分の実力が出せるのか不安ではありましたが、アカデミーで学んだことを生かして自分らしいレフェリングが出来ました。大会期間中は全国の仲間たちと一緒に過ごし、各都道府県の審判事情などを聞くこともでき、とても有意義な時間だったと思います。審判が終わり、ホテルに帰った後も、コロナ禍でなかなか出来なかった対面での講義も行われました。審判員一人一人が持ってきた事例に対してディスカッションを全員で行い、限られた時間でしたが、議論を深めることが出来ました。3月でアカデミーは卒業となりますが、この大会や2年間で学んだことをこれからの審判活動に生かしていきます。