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2023/24シーズン 日本女子フットサルリーグ開幕前審判研修会を実施
2023年05月23日
5月13日(土)、14日(日)の2日間、高円宮記念JFA夢フィールドにて日本女子フットサルリーグの開幕前審判研修会を実施しました。扇谷健司審判委員長の挨拶で研修会はスタートし、その後一般社団法人日本フットサルトップリーグ事務総長の松崎貴之氏より、2023/2024シーズンの日本女子フットサルリーグについて説明いただきました。
研修では、昨シーズンの振り返り、レフェリングに関する講義、レフェリングスタンダードの確認、プラクティカルトレーニングのほか、管理栄養士の品田幸恵氏による「フットサル審判員のための栄養について」の講義などを行いました。
指導者コメント
芝村洋一 フットサル1級インストラクター(京都府)
昨シーズンのテーマである「自信」を振り返り、今シーズンは更にレフェリングを向上させるために、「お互いにどのようにサポートできるのか、何を見てほしいのか」を俯瞰的に捉え、競技規則(コンシダレーションポイント)、ポジショニング、協力・助け合い、自信など、これらの積み重ねにより、説得力のある正しい見極めができるよう指導しました。また、「バランスの良い食事」という内容で、試合前(日常生活も含め)、試合当日、試合後のリカバリーの食事方法を、どのタイミングでどれくらい、何を摂取すれば効果的であるのかを管理栄養士の方よりご指導いただきました。プラクティカルトレーニングはコミュニケーションシステムを使用し、どの様な情報共有を行うと主審と第2審判との協力が最大限に生かされるのかを考えながら、まずは気がついたところから情報を発信できるように、近くても見えにくい状況でのタッチジャッジの判断とフィジカルコンタクトの判定判断、最後に2つを織り交ぜてのトレーニングを行いました。
昨年12月にFIFAより女子フットサルワールドカップ開催決定が発表されました。今後より一層女子のフットサルの注目も高まっていくであろうなかで、女子フットサルリーグに携わる審判員としてフットサル1級審判員になったときの初心を思い出し、日々のトレーニング、自分自身の課題、フィットネステストの基準クリアなどの大切さ、今まで以上に自信と誇りを持ってチャレンジしていくことを審判員の方々に期待しています。研修会の最後では、審判員自らの話し合いにより、「審判員一人一人が輝き自立し、魅力ある女子フットサルリーグにする」という目標を掲げてもらいました。今シーズンも日本女子フットサルリーグか開幕します。是非会場にお越しいただき、審判員の姿もご覧いただければと思います。
最後にプラクティカルトレーニングにご協力いただいた千葉県リーグ所属選手の皆様、またこの研修会に携わっていただいた皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
参加者コメント
外舘美穂 フットサル1級審判員(岩手県)
2日間に渡り、今シーズン開幕準備の研修が実施されました。研修はプラクティカルトレーニングと座学という構成で、試合に向けて審判チームとしての統一感を高め合いました。
プラクティカルトレーニングは無線システムを導入し、千葉県選抜の方々の協力のもと行われました。今シーズンのテーマである「正しい見極め」にフォーカスを当てたトレーニング内容でした。実施してみて、インストラクターからのフィードバックがあり、ポジショニングと無線システムでの情報共有を学びました。座学では映像を利用し、全体で判定基準を確認し合いました。そこで自らの判定基準を再確認すると共に、審判チームとしての統一感を高めました。これまでのシーズン目標の振り返りを踏まえた上での今回の研修は、全ての試合に向けた準備を整える有意義なものでした。
新型コロナウイルスによる規制が緩和される中、トップリーグでも応援等の声出しができるようになります。より一層のフットサルシーンの盛り上がりを期待します。日本女子フットサルリーグが、より良いものになるよう、誠実に臨んでいきます。
井口朋恵 フットサル1級審判員(東京都)
5月13、14日の2日間、日本女子フットサルリーグ開幕前審判研修会が実施されました。
今シーズンのテーマは「正しい見極め」。正しい見極めをするためには、競技規則を理解していることはもちろんですが、良いポジションで、自信を持って判定することが大切だと再確認しました。またプラクティカルトレーニングを通して、審判員同士の協力・助け合いについても学びました。主審、第2審判の2人がお互いに、互いの位置を把握した上で、「何を見ているのか」「どこを見てほしいのか」「できること」「できないこと」「どんな情報が欲しいのか」「何をしてほしいのか」を、コミュニケーションシステムを通じて伝え合うことが大切だと感じました。また、どんなパスが出そうか、ファウルが起こりそうなところなどの気付きを共有することも重要だと感じました。2人の審判が笛を持ち、判断するため、難しい部分もありますが、協力することにより、正しい判定を重ねていければと思います。
今シーズンの我々の目標となった、「審判員一人一人が輝き自立し、女子フットサルリーグを魅力的にする」を果たせるよう、精一杯尽力します。
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