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審判交流プログラム実施報告:イングランドプレミアリーグ審判員を受入れ
2023年06月22日
春の交流に続き、今回はイングランドプレミアリーグのアンドリュー マドレイ審判員が来日し、Jリーグおよび国際親善試合の主審を担当しました。日本滞在中、世界で最も激しいリーグにおける審判員としてのコンディショニング調整方法や試合中の考慮点など、最先端の情報を日本の審判員や審判指導者たちへ共有してくれました。
また、将来国際審判員を目指す若手審判員たちとのオンラインセミナーにも参加。自分自身でコントロールできることを確実に行うことの重要性や、試合中にいかに選手たちとの関係を構築していくかなどのプレゼンテーションを行いました。
オフの日には寺院訪問やあらゆる日本食に挑戦するなど、日本の文化も満喫しました。
担当試合
審判員コメント
アンドリュー マドレイ 審判員
6月1日、ロンドンから15時間のフライトを経て東京に到着しました。初来日のため、何を期待できるかわかりませんでした。唯一分かっていたことは、JFAの同僚たちが私の面倒を見てくれるであろう、ということ、そしてそれは事実でした。
今回は審判交流プログラムでの来日で、自分の経験やスキルを日本の審判員と共有するとともに、彼らの経験から学ぶことで新しいスキルを身につけることができました。Jリーグのサッカーのスタイルや雰囲気を満喫しました。私が主審を務めたのは、浦和レッズ対鹿島アントラーズ、そしてガンバ大阪対FC東京の2試合でした。どちらの試合もリスペクトに溢れていたことを楽しみました。ファンや選手が私やお互いに対してリスペクトを示してくれることを、イングランドでもぜひ見たいところです!私の最後の試合はキリンチャレンジカップの日本代表対エルサルバドル代表戦でした。試合開始4分以内にゴール、PK、レッドカード、そして2点目と、非常に活発なスタートでした。
滞在中、日本の多くの場所を訪れることができました。東京の繁華街や、スカイツリーから眼下の浅草寺までの眺めはとても素晴らしかったです。
大阪や京都にも行きました。京都は本当に美しいですね!来日前の日本のイメージは、美しい寺院や塔、素晴らしい木々が茂る庭園、そして景色でしたが、まさにその通りで、私は日本のこの息を呑むような側面に心から感動しました。
私は食べ物を含め、できるだけ多くの日本文化を体験したかったのですが、本当に最高でした。私が試したものはすべて素晴らしく、試して気に入らなかったことは一つもありませんでした。審判の技術だけでなく、箸の使い方も上達しました。
最後に、そして間違いなく重要なことは、日本で出会った多くの友人たちです。空港ではオガワさん(小川佳実 JFA審判委員会 副委員長)、JFA夢フィールドではケンジさん(扇谷健司 JFA審判委員会 委員長)やそこで働く皆さんと会いました。JFAの宮本恒靖専務理事やJリーグの野々村芳和チェアマンにもお会いすることができました。この2週間、私を歓迎してくれた素晴らしい人々に何名も出会うことができました。主審、副審、第4審判員、VARチームから多くの指導者やアセッサーまで、日本にいる間に審判員としてだけでなく人間としての私の成長に多大な影響を与えてくれました。皆さんに個人的に感謝を述べたいところですが、皆さん一人一人と過ごした時間は一瞬一瞬が最高でした、とだけ言わせてください。
私の日本滞在は6月17日に終わり、妻、子供たち、そして私自身への美しく心のこもった贈り物をスーツケースに詰めてイギリスに戻りました。我々は、皆さんの寛大さに心より感謝しています。これは決して私の最後の日本訪問ではありません。JFAの皆さんのご配慮のおかげで、今回の経験は最高なものとなりました。
ありがとうございました。
審判交流プログラムは、異なる文化や試合環境での審判経験やトレーニングの機会を相互に提供し、将来のレフェリング向上を目指すとともに、両国間における友好関係の促進を目的としています。
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