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【報告】2023年度審判インストラクタートレセン 7/15、16@東海FA
2023年07月28日
JFAでは、地域サッカー協会と連携して審判指導者の質の向上を目的とした事業を行っています。
今回は、東海サッカー協会審判委員会が行っている事業をご紹介します。
概要
7月15日(土) ウェーブスタジアム刈谷、刈谷市産業振興センター
14:00~ | 東海社会人リーグ観戦 |
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17:00~ | アセスメント、アナリシス |
7月16日(日) 愛知学院大学日進キャンパス
10:30~ | チュータリング実践 |
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15:00~ | プラクティカルトレーニング実践 |
17:00~ | 振り返り |
17:30 | 解散 |
運営者コメント
羽矢吉克 イントレマネジャー/1級審判インストラクター(愛知県サッカー協会)
今年度2回計画をしているうちの1回目のリフレッシュ研修会を実施いたしました。
1日目は試合観戦後、アセスメントの確認と試合分析について参加インストラクター間ですり合わせを行い、共有事項の確認を行いました。2日目は、地域アカデミーの審判員と愛知県の派遣審判員にも参加してもらい、チュータリング及びプラクティカルトレーニングの実践を行いました。審判員の課題に対して有効な実践が行えているかを確認し、審判員指導により有効な指導をインストラクター間で共有しました。
今後も“学び続ける”をモットーに、審判指導の向上に努めてまいります。
受講者コメント
佐藤康二 2級審判インストラクター(三重県サッカー協会)
今回参加させていただいた、リフレッシュ研修会では、試合観戦・分析、チュータリング実践、プラクティカルTR実践と盛り沢山の2日間となりました。それぞれの講義や参加者の方々の意見を視聴する中で、参考となることやより発展できそうな内容などを自分なりに考え整理する機会となりました。中でも、副審サイドからの攻撃における主審のポジショニングについて、チュータリングで意識付けを行った後、プラクティカルTRを行ったところ、審判員がうまく判定できない場面が発生しました。本研修では、審判員がチュータリングで想定する状況とプラクティカルTRで発生する事象が必ずしも同様のものばかりでないことを体験することで、より深い学びにつながったのではないかと感じました。今後も様々な研修の機会を通じて、効果的な審判員指導につなげられるよう学んでいきたいと思います。
若林潤 2級審判インストラクター(岐阜県サッカー協会)
2日間イントレに参加させていただき、アナリシスとプラクティカルトレーニングについて学び直しができました。
アナリシスでは、試合の映像を参加インストラクター全員で共有しながら、アセスメントレポートの手引きⅢに照らし合わせた時、どのような言葉かけで審判員に指導するかを考え、交流することができました。またプラクティカルトレーニングでは、試合に近い場面をデモに作り出してもらうことの大切さを学びました。今回私はプラクティカルのサポートインストラクターをやらせてもらい、審判員自身の気づきにつなげるために我々が発する言葉の大切さについてあらためて考えなおしました。
今回学び直したことを自県での実践にも生かしたいです。
松井隆之介 2級審判員(愛知県サッカー協会)
様々なテーマの中、自分には言語化する能力が低く、普段の何気ないところでも思考量が少ないのだと感じました。研修会でもそうですが、毎試合の振り返りでも自分がどのように感じてどう判断していたのかということを意識的にさらに言語化できないといけないとチュータリング、プラクティカルと、ともに考えさせられました。事象を判定しなければいけない審判員は選手よりもさらに考えて、その中で全体にわかりやすく納得してもらえるような表現を身につけるべきであると思います。その為にこれからさらに毎試合を明確な目標を持って取り組んでいきたいと思いました。