ニュース
第3回JFL担当審判員研修会を開催
2023年08月24日
8月18日(金)から3日間にわたり、第3回JFL担当審判員研修会を高円宮記念JFA夢フィールドで開催しました。
競技規則2023/24の伝達を目的にした、第2回オンライン研修会以来の開催ということもあり、初日は競技規則2023/24の振り返りからスタートしました。その後、FIFAワールドカップ カタール2022のTSGレポートが共有され、ワールドカップにおける判定やレフェリーのパフォーマンスに関するさまざまなデータや傾向が示されました。
2・3日目には、フィジカルチェック(スプリント走とYo-Yoテスト)を行い、シーズン折り返し時点でのフィジカルの状態が確認されました。座学では今シーズン前半の振り返りが行われ、オフサイドやFK・PKマネジメントなどのトピックスについて、講義とディスカッションを行い、3日目のプラクティカルトレーニングでの実践につなげていきました。
今回の研修会での実技・講義を通じて、気持ちも身体も頭もリフレッシュし、JFLの後半戦へ向けてまさに、「Be Ready!」(今シーズンテーマ)の状態で3日間の研修を終えました。
主催者コメント
上川徹 JFA審判マネジャー(日本サッカー協会)
今シーズン第3回目となるJFL担当審判員研修会を夢フィールドにて開催しました。JFLは中断期間を挟み、9月から再開しますが、シーズン後半に向けてここまでのレフェリングを振り返り、そして判定やマネジメントなど審判員間の統一性と納得性をさらに高めリーグの成功に繋げる。また、スプリントとYOYOチェックも実施し、自身のフィジカルコンディションを知る(再開への準備)ということを研修会の目的としました。
研修の内容として、いくつかの映像を共有し出来ていることと課題となっていることをグループディスカッションにて共有し、改善点などのヒントを探る。また、そのテーマについて、フィールド上での実践的トレーニングで体験し、さらに深めることを行いました。猛暑のなかでの2泊3日の研修会となり、厳しい環境ではありましたが体調を崩す者はなく、積極的な態度・姿勢で取り組んでいたように感じます。特に、実践的トレーニングは長らくできていなかったこともあり、とても新鮮で学びは大きかったのでないでしょうか。
リーグ後半戦、厳しく激しい試合が予測されます。担当する審判員が適切なチームワークで「納得感のあるレフェリング」を実践し、試合をコントロールしてくれることを期待しています。
受講者コメント
宗像瞭 1級審判員(北海道)
このたび、JFL担当審判員研修会がJFA夢フィールドで行われ、新JFL担当審判員として参加しました。研修会では、JFL前半戦で起きた事象を映像で振り返り、審判員同士で問題提起・解決方法のディスカッションを行うことで、今後のレフェリングの糧としました。また、実際のピッチを使って模擬的にレフェリングを行うプラクティカルトレーニングでは、「PKマネジメント」・「オフサイド」の精度を、より向上させるための指導があり「納得感のあるレフェリング」へのヒントとなりました。
JFLは9月から後半戦に入り、さらに激しさや強度を増し、白熱した試合となります。今回の研修会により、私たち審判員も、今シーズンのテーマである「Be Ready!」のとおり熱い試合に向けて準備を整え、後半戦に挑んでいく決意を強く固められたと感じます。
大藤翔平 1級審判員(広島県)
JFL前半戦の映像を用いての講義、ディスカッション、またプラクティカルトレーニングを通して判定、マネジメントについて学びました。また、現状のフィジカルコンディションのチェック、試合のパフォーマンスを最大限に引き出すための準備について学ぶことで自分自身に足りないものやリーグ後半戦開始までの残り時間で自分自身が行うべきことについて再確認することができました。シーズン後半はこれまで以上に激しい試合が増えると思います。今回の研修会での学びをピッチ上のレフェリングに繋げていきます。
足立正輝 1級審判員(兵庫県)
今シーズン2回目の集合型研修会で、先輩方との話し合い、意見交換、考えを纏めていくことは非常に有意義な時間だと感じました。研修では、「レフェリング分析」「フィジカルチェック」「前期リーグの振り返りと後期リーグに向けて」「プラクティカルトレーニング」で学んだことを落とし込み整理をして、レフェリングを向上させていく良い準備となりました。
リーグ後半戦では、この研修会で学んだことを発揮し、JFL審判チームとして、選手の安全を守り、1試合1試合を大切に魅力あるサッカーを引き出せるよう審判活動に真摯に取り組んでいきたいと思います。
研修のために様々な準備をしてくださったスタッフ、インストラクターの皆様、協力して頂きました学生の皆様、誠にありがとうございました。