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第4回JFAレフェリーキャラバンを鳥取県で開催

2015年07月24日

第4回JFAレフェリーキャラバンを鳥取県で開催

7月4日・5日の1泊2日の日程で鳥取県「とりぎんバードスタジアム」の会議室並びにフィールドを使用して鳥取県レフェリーキャラバンを実施しました。

天候にも恵まれ、予定したプログラムを楽しく進めることが出来ました。実施にあたり2度の打ち合わせを行いました。今回参加した指導者の多くの方がアクティブレフェリーであること、また、今後若手審判員の育成強化のためには、まず指導者の育成と強化が急務であることを斎藤審判委員長から伺い、その実情に合わせた内容の実施プログラムとなりました。

キャラバンには毎回、プロフェッショナルレフェリー(PR)も参加し、審判の魅力を参加する審判員に伝える場を設けており、今回は西村雄一氏が参加しました。

西村氏は、審判員の魅力の一つとして、インストラクターと共に「カイゼン点を見出し、その課題に一緒に取り組んでいくことで、レフェリングがより深まり、楽しさが増す」と語りました。

次回は9月5日・6日に徳島にてキャラバンを開催します。

インストラクターコメント

黛俊行 審判委員会副委員長
実施プログラムは将来構想プロモーションやLearning Cycle、レフェリー分析、コーチング、チューターリング、プラクティカルトレーニング理論・実践といった内容です。事前に研修を行えなかった関係でレフェリー分析に関しては宿題という形で1試合分の映像を事前に分析してもらい、参加していただく形を取りました。また、参加審判員には指導者のセッションと平行してFIFAの指導教材であるTeaching Material、Learning Moduleを使用したセッションや参加したPRの西村雄一氏から「夢と感動を支えるために」と「サッカー審判員の魅力」いう2つのテーマでサッカーにおける審判員の存在と役割、競技規則の変遷、罰則規定の誕生等、ご自身のサクセスストーリーを交えながら若い審判員に直接熱い思いを語ってもらいました。目を輝かせて聞き入る審判員が印象的でした。

指導者の方々はレフェリー分析力と分析後の指導実践、プラクティカルトレーニングの進め方と指導実践に主眼をおいたプログラムになりましたが、参加された指導者、審判員ともに意欲的で失敗を恐れず積極的にセッションに参加していただくことができ充実した時間が持てたと感じています。

今回の取り組みが鳥取県にとって大きなきっかけとなり、指導者、審判員の育成強化が円滑に進むようJFA審判委員会はフォローアップしていくことを約束しキャラバンを無事終えることが出来ました。鳥取県サッカー協会事務局長の高田さんはじめ、準備に際し多くのご協力を頂いた職員の皆様に改めてお礼申し上げます。

受講者コメント

斎藤昌一 鳥取県サッカー協会審判委員長
鳥取県審判員のレベルアップのためには、インストラクターの分析力・指導力の向上が必要との思いからキャラバン開催を計画しました。小幡副委員長、黛副委員長、岡田強化部会長、PRの西村雄一氏と、素晴らしい講師陣による充実した講習を受けることができ、参加者一同、大いに刺激を受けました。

「このキャラバンで学んだことを継続して行くことが大切」と閉講式であいさつさせていただきました。

私が考える本当の意味でのキャラバンの成功は、鳥取FA審判委員会をはじめとする県内審判員・インストラクターが今回のキャラバンで学んだことを今後の活動につなげ、継続、発展させることと思っています。今回のキャラバンで得た多くのことを、歩みを止めず、一歩一歩進めていきたいと思います。

影本純 3級審判インストラクター
今回インストラクターとして参加しました。2日間の講習は、大変勉強になりました。特に「プラクティカルトレーニング」が体験できてとてもよかったと思っています。これから審判員をコーチングしていく中で、このようなトレーニングを県内でも実施していかなければいけないと思いました。今後もJFAと連携しながら、インストラクターとしてスキルアップしていきたいと思っています。

髙田貴志 鳥取県サッカー協会事務局長
運営、技術委員会の立場でオブザーブ参加させていただきました。さまざまな体験的な仕掛けや西村雄一氏、岡田正義氏のトップレフェリーの経験の視点でのファウルの考え方など盛りだくさんの経験ができたことは、県内審判員にとっても、私個人にとっても有意義なことでした。今回の研修を通して、自分自身のファウルに関する理解度の未熟さを知り、技術委員会の中でもルール理解に関してもっと学びの場を設けていくことが、審判と技術の協働への近道であると感じました。

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