SAMURAI BLUE（日本代表）のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は8月27日(木)、東京都内のJFAハウスで会見し、9月の2018 FIFAワールドカップ ロシア・アジア2次予選兼AFCアジアカップUAE 2019でカンボジア代表（3日、埼玉）とアフガニスタン代表（8日、テヘラン）と対戦する日本代表メンバー23人を発表しました。

ハリルホジッチ監督は「カンボジア戦は国内での年内最後の試合。美しく終わりたい。勝って、アウェイでの戦いにつなげたい」と話しています。

今回の2連戦を戦うメンバーには、FW本田圭佑選手（ACミラン）、FW岡崎慎司選手（レスター・シティ）、MF香川真司選手（ボルシア・ドルトムント）、DF長友佑都選手（インテル・ミラノ）らをはじめ、7月にドイツのマインツへ移籍したFW武藤嘉紀選手やJ１リーグで現在得点ランクトップのFW宇佐美貴史選手（ガンバ大阪）が名を連ねました。

今月上旬のEAFF東アジアカップで代表戦初出場を果たしたDF米倉恒貴選手（ガンバ大阪）とMF遠藤航選手（湘南ベルマーレ）もメンバー入りしました。

ハリルホジッチ監督はこの両選手について、「米倉選手は戦う意識があり、得点に絡む攻撃ができる。遠藤選手はフィジカルが強く、シュートも良くて運動量がある。これは良い試合をすれば代表に入ることができるという国内選手へのメッセージだ」と話しています。

一方、今回、GK川島永嗣選手がスタンダール・リエージュを退団後、所属クラブが決まっていないことから招集を見送られました。川島選手の選出外は約7年ぶりのことです。ハリルホジッチ監督は、「彼の代わりを見つけるのはなかなか難しいが、今回呼んだ3人はしっかりプレーしている。自信を持って戦ってほしい」と話しました。

6月のシンガポールとのワールドカップ予選兼アジアカップ予選初戦で日本はホームでスコアレスドロー。その後、今月上旬のEAFF東アジアカップ（中国・武漢）を2分1敗で終えて、日本は現在4試合連続勝ち星がありません。

「私の人生で4試合勝ちがないのは初めて」と話すハリルホジッチ監督は、「カンボジア戦はシンガポール戦と同じような展開になると思うが、同じことの繰り返しはできない。細かい準備はできている。得点して勝たなければならない」と語りました。

チームは8月31日から合宿を開始して練習を行い、試合へ備えます。カンボジア代表戦は3日に埼玉スタジアム2OO2で、アフガニスタン代表戦は同国の国内情勢を考慮して8日に中立地のテヘラン（イラン）で行われます。

コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ　SAMURAI BLUE（日本代表）監督
カンボジア戦は今年国内で戦う最後の試合になるので、美しく終わりたいと思います。みなさんの期待に応えて良い結果を出せるように、チーム、選手全員で効果的な試合をして、引き続きアウェイの試合でも良い結果を出せるようにつなげたいと思います。カンボジアは5人のDFでブロックをかなり引いてカウンターを仕掛けてくるチームです。シンガポール戦と同じような展開になると予想していますが、シンガポール戦と同じことを繰り返したくはありません。カンボジアに対してもその他のチームについても細かく、いろいろなオプションを準備しています。カンボジア戦へ向けた練習では戦術面に特化して、いろいろな部分を修正して試合に臨みたいと考えています。埼玉のサポーターは素晴らしいので、2度目の言い訳はできません。得点を獲って勝たなくてはなりませんし、我々全員が満足するような試合をしなくてはならないと考えています。

霜田正浩　日本サッカー協会技術委員会委員長
我々は目の前の勝負、試合に一つひとつこだわりながら、チームのベースを築きたいと考えています。カンボジア戦は年内にホームで戦う最後の試合です。サポーターの皆さんに良い結果を届けられるように戦いますので、ご声援よろしくお願いします。

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