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SAMURAI BLUE、アフガニスタンに6-0で快勝 ~FIFAワールドカップアジア2次予選~
2015年09月09日
SAMURAI BLUE(日本代表)は9月8日、2018 FIFAワールドカップロシア アジア2次予選第3戦でアフガニスタンと中立地となるイランのテヘランで対戦し、MF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)とFW岡崎慎司選手(レスター・シティー)の2得点などで6-0の快勝を収めました。
アジア2次予選初のアウェイゲームでの勝利で、日本はグループEにおいて2勝1分けで勝ち点を7に伸ばし、2位に浮上。この日行われた同じグループのもう一方の試合ではシリアがシンガポールを1-0で下し3連勝で首位を守りました。シンガポールは1勝1分1敗で勝ち点4の3位、アフガニスタンは1勝2敗で4位のままです。最下位はこの日試合のなかったカンボジアで、まだ勝ち点がありません。
日本は3日のカンボジア戦の先発からMF武藤嘉紀選手(1.FSVマインツ05)に替えて左MFに原口元気選手(浦和レッズ)を起用。原口選手がトップ下に入った香川選手や左サイドバックのDF長友佑都選手(インテル・ミラノ)らとの連係で仕掛け、攻撃のテンポを作り、チーム全体でも積極的な動きを見せます。
最初の得点は10分でした。ペナルティエリアの外で原口選手のパスを受けた香川選手は、反転して相手をかわすと右足を振り抜いて、2試合連続となるゴールで先制点を奪います。
これで勢いのついた日本は、大きなサイドチェンジや左右からのクロスボール、中央からのミドルシュートや縦パスなどを織り交ぜて、次々と得点チャンスを作ります。21分には右サイドでロングパスを受けたDF酒井宏樹選手(ハノーファー96)がゴール前の岡崎選手へクロスボールを送り、27分にはDF森重真人選手(FC東京)がミドルレンジから放ったシュートがGKの手を弾いてクロスバーを叩きます。
追加点は35分でした。クロスに合わせた森重選手がヘディングでゴールを狙うと相手GKに弾かれます。そのこぼれたボールをゴールラインぎりぎりのところで本田圭佑選手(ACミラン)が拾って中へ折り返し、それを森重選手が押し込みました。
前半終了間際には、香川選手が左サイドでのFKから速いグラウンダーのボールを中に入れ、本田選手が走り込んでダイレクトで合わせますが、シュートは相手GKに止められました。
アフガニスタンは守備を固める一方で、ボールを奪うとFWを走らせてカウンターを狙おうと試みますが、日本選手のボール支配を崩すことができません。
後半に入っても日本の攻勢は変わらず、開始から4分、本田選手の縦パスを起点に原口選手から香川選手とつないで、ゴールネットを揺らして3-0にします。
さらに、57分には香川選手の縦パスを受けたMF山口蛍選手(セレッソ大阪)がペナルティボックスの右に流れて中央へ折り返すと、ゴール前で岡崎選手が合わせて4点目。その3分後には本田選手のシュートの跳ね返りをファーサイドで相手の裏を取った岡崎選手が冷静に合わせて5-0にします。
日本は71分に酒井選手に代えてFW宇佐美貴史選手(ガンバ大阪)を左MFに入れて、原口選手を右サイドバックへ移します。すると、その3分後、宇佐美選手が左サイドを崩してゴール前へクロスボールを入れると、本田選手が走り込んで体ごと合わせて6点目を奪いました。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、76分に武藤選手をベンチから送り出して右MFに入れ、本田選手をトップ下に置きます。さらに81分には長谷部誠選手に代わってMF遠藤航選手をボランチに起用します。後半終了間際に本田選手がFKで相手ゴールを脅かしましたが、相手GKに止められて、6-0で試合を終えました。
次戦は10月8日のシリア戦で、同国の国内情勢不安から、再び中立地のオマーンでの開催となります。なお、日本は10月13日に再びテヘランでイランと国際親善試合を行い、その後11月にアジア2次予選でカンボジア、シンガポールとそれぞれアウェイで対戦します。
監督・選手コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
素晴らしい勝利でした。6点を獲るのは簡単ではありません。何回もビッグチャンスを作り、美しいゴールも素晴らしいアクションもありました。中でも岡崎選手のゴールが理想的でした。原口選手を右サイドバックに変えたのはもっと得点が欲しかったので、クロスボールを増やすためでした。最大限の力を出してくれました。香川選手も所属クラブでの良いプレーをそのまま代表チームで出しています。とても重要な選手なので、このようなパフォーマンスを続けて欲しいです。今日のチームの6得点は悪くありませんが、次のシリアはより難しい相手です。しっかり準備したいと思います。
MF 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
いい形でシュートを打てたと思います。ピッチが悪いのは分かっていたので、細かいプレーよりもダイナミックなプレーを意識しました。先制点は原口選手がうまく相手をかわしてくれたので、自分にコースができました。その連係は良かったと思います。3点目はボールがいいところに返ってきて、冷静に決められました。通算23得点ですが、数字は気にせずに1試合1試合やっていって、まだまだ積み上げていきたいです。
FW 岡崎慎司 選手(レスター・シティー)
チームが進化しているかどうかは、アジアの難しさがあるので判断しづらいです。アジアでやる時の形を見つけないといけませんが、シンガポール戦の反省を今のところ活かせていると思います。得点は山口選手が良い形で折り返してくれました。こういう相手には点を決めていくことが一番大事です。
FW 本田圭佑 選手(ACミラン)
今日は決めるところを決めました。相手の集中が切れたタイミングで追加点を重ねられて、6-0で終ることができました。先制点は大量得点を狙うのであれば重要で、早く獲れれば可能性が高まります。香川選手が重要なゴールを決めてくれました。若い選手がアウェイでこういう試合に出られました。勝っていきながら底上げしていくことが大事だと思います。
スケジュール
9月3日(木) | 3-0 | 2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019 予選 vs カンボジア代表(埼玉スタジアム2002) 大会情報はこちら |
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9月4日(金) | AM | トレーニング |
9月5日(土) | PM | トレーニング |
9月6日(日) | PM | トレーニング |
9月7日(月) | 17:00 | 公式練習(アザディスタジアム) |
9月8日(火) | 6-0 | 2018FIFAワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFCアジアカップUAE2019 予選 vs アフガニスタン代表(アザディスタジアム) 大会情報はこちら |
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