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SAMURAI BLUE森保監督、ベトナム戦へ「いい準備ができている」~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2019年01月24日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は1月23日(水)、AFCアジアカップUAE 2019準々決勝のベトナム戦を翌日に控えて、試合会場のドバイのアルマクームスタジアムで公式会見に臨み、「チームとしていい準備ができている」と述べました。
グループステージでの3試合、ノックアウトステージ1回戦のラウンド16と、苦しみながらも勝利を挙げてきた日本が準々決勝で対戦するのはベトナムです。
FIFAランキングでは日本の50位に対して100位ですが、2015年の147位から右肩上がりの伸びを見せています。大会でも成果を挙げており、昨年12月には東南アジア選手権であるスズキカップに優勝しました。
その勢いのまま臨んでいる今大会では、グループステージではイラク(2-3)とイラン(0-2)には敗れたものの、イエメンに勝利(2-0)して3位でラウンド16へ進出。前回王者のオーストラリアを破ってグループ1位突破をしたヨルダンを、延長1-1の後にPK4-2で競り勝ちました。ベスト8入りは、自国を含め東南アジア4ヵ国で開催された2007年大会以来です。Jリーグの水戸でプレーしたFWグエン・コンフォン選手を擁しています。
ベトナムは、昨年夏のアジア競技大会では4位に進出。グループステージでは森保監督率いるU-22日本代表に1-0で勝利するなど、最近ではユース年代での成長も著しく、侮れない相手です。
森保監督は「目の前の一戦に向けて、我々が最大限に力を発揮できるように準備することだけを考えている」と話し、「非常に厳しい、難しい試合になることを覚悟して、チームとしてチャレンジャー精神を持って、これまで出してきた結果に自信を持って臨みたい」と語りました。
フル代表での両国の対戦は、日本の通算5勝1敗で、今回は2011年のキリンチャレンジカップ(1-0)以来の顔合わせで、アジアカップでは2007年のグループステージ以来(4-1)です。
日本はサウジアラビアとのラウンド16戦から中2日。ベトナムよりも1日少ない準備期間での対戦ですが、森保監督は「与えられた環境の中で少しでも回復させて、いい状態で試合に臨めれば」と話し、GK権田修一選手(サガン鳥栖)も「オリンピックではずっと中2日だった。Jリーグでも海外でも、厳しい状況を経験してここに集まっている」として、対応に自信を見せています。
チームは、23日(水)午後に試合会場を訪れてピッチなどをチェック。しかし、芝生の養生で練習に使用できないため、ドバイ市内のグラウンドで練習を実施。冒頭15分以外を非公開にして戦術の最終確認を行いました。FW武藤嘉紀選手(ニューカッスル・ユナイテッド)は累積警告のため出場停止になります。
DF冨安健洋選手(シントトロイデンVV)は「しっかりリカバリーできているし、いい準備はできている」と話しました。
また、MF柴崎岳選手(ヘタフェCF)はベトナムについて、「非常に力のあるチーム。若く勢いのあるチームに対して、同等、それ以上のハードワークする気持ちを持たないといけない」と話し、気持ちを引き締めていました。
なお、準々決勝からVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)システムが導入されます。
試合は1月24日(木)、17:00(日本時間22:00)キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
サウジアラビア戦から中2日で、スケジュール的には厳しいですが、選手にはしっかりと心身ともに回復してもらい、明日の試合へ向けて良い準備をしてもらいたいと思います。チームとしては良い準備ができていると思っています。ベトナムはパク監督がアンダー世代からチームを見ていて、A代表にも選手をつなげていて、いいチーム作りをしていると感じています。難しい試合になることは覚悟して、相手に敬意を払って最大限に力を発揮して勝利を目指すことをやっていきたい。VARがあってもなくても、我々がやることに変わりはありません。フェアプレー精神で試合に臨むことは選手に伝えています。ルールに従ってやるべきことをしっかりとやり続けることに集中してやっていきたいと思います。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライSK)
思っているほど疲れはないです。苦しい試合を乗り越えたので、チームとしても自信が生まれています。ベトナムは体が大きくてフィジカルが強いヨルダンの選手を、走りで圧倒していました。明日は相当激しい試合になると思います。きれいなサッカーをしようとしたらそこで潰されてショートカウンターを喰らうことになります。僕は自分のやるべきことをチームのためにやって、我慢する時間帯もピッチの中でみんなに声をかけて戦います。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
前々節休んでいますし、そんなにきついわけでもありません。ベトナムは東南アジアの大会を制していて勢いのあるチームです。気を引き締めてやらないといけないですし、ノックアウトステージなので、一発勝負というのは変わりません。手堅くやらないといけないですし、後ろはやるべきことは分かっていますし、継続してやっていきたいと思います。チャンピオンズリーグやオリンピックでは中2日でやっていかなくてはいけないので、肉体的にも精神的にも追い込まれる中で結果を出すのが、選手個々の成長につながると思います。
MF #6 遠藤航 選手(シントトロイデンVV)
ベトナムは高さがあるわけではないですが、足元の技術があって、いいコンビネーションで崩してくる、勢いのあるチームだと思います。まずはしっかりとした守備が大事になってきますし、ゲーム状況に応じて戦い方を変えていけるかというところだと思うので、チームとしてどう戦っていけるかにフォーカスしていきたいです。サウジアラビア戦ではそれができました。次はまた違った展開になると思いますが、基本的にはいい守備をして、先制を奪える展開にもっていきたいと思っています。
MF #7 柴崎岳 選手(ヘタフェCF)
勝利という結果が非常に重要と思っていますし、僕らは内容も常に追求しながら1試合1試合で改善して、それぞれの試合で勝つために様々な戦術をとることも厭わないので、それが結果として出てきているのは間違いありません。チームとしてまだまだ未完成な部分があるのは、我々も重々承知しているので、大会が進むにつれて、いろいろな意味で成長しながら、最後にトロフィーを勝ち取れれば日本にとっていいことだと思います。
パク・ハンセオ ベトナム監督
日本戦は我々にとってとても厳しい試合になると思います。日本はこの大会のベストチームの一つで、個人に技術があり、能力があります。開始からアグレッシブに強さを出してくるでしょう。我々より強いのは明らかですが、弱点を探すべく分析しています。しっかり準備をして勝利を目指して挑みたい。今大会は16強入りが目標で、それは達成できました。グループステージで強いチームと対戦したことが明日の試合に活きるかもしれませんが、とにかく走り続けることが大事です。最後まで恐れることなく戦います。
スケジュール
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吉田麻也 選手(サウサンプトン/イングランド)インタビュー
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原口元気 選手(ハノーファー96/ドイツ)インタビュー
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遠藤航 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)インタビュー
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
ノックアウトステージ 準々決勝:
2019/1/24(木) 22:00キックオフ(日本時間)
vs ベトナム代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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