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【AFCアジアカップUAE2019 決勝プレビュー】王座奪還まであと1勝。初優勝を狙うカタールと激突へ

2019年01月31日

【AFCアジアカップUAE2019 決勝プレビュー】王座奪還まであと1勝。初優勝を狙うカタールと激突へ

SAMURAI BLUE(日本代表)がアジアの頂点にあと一歩と迫っている。日本時間2月1日(金)23時にキックオフされるAFCアジアカップUAE2019決勝で2大会ぶり、最多5度目の優勝を目指して、初優勝を狙うカタールと戦う。過去の対戦成績は2勝4分2敗の五分。直近では、日本が4度目の優勝を果たした2011年カタール大会準々決勝で顔を合わせ、MF香川真司の2得点などで3-2の逆転勝利を演じた。

今大会のカタールは日本と同様、6戦全勝で決勝まで勝ち上がってきた。高いボール保持率で主導権を握って攻めるかと思うと、自陣に強固な守備ブロックを築いて相手の攻撃をはね返し、機を見て鋭いカウンターアタックを繰り出すなど、状況に応じた柔軟な戦い方ができる試合巧者だ。

日本にとって要注意は、準決勝までに最多8得点をマークしている22歳のFWアルモエズ・アリだろう。昨年1月のAFC U-23選手権では得点王となってカタールの3位に貢献。アルドゥハイル(カタール)で出場したAFCチャンピオンズリーグではチャンスメークにも活躍し、味方を生かせる選手でもある。FWのハサン・アルハイドス、アクラム・ハッサン・アフィフも技術力が高く、彼らが構成する前線は対戦相手にとって大きな脅威。守備陣にも昨年のAFC年間最優秀選手に輝いたDFアブデルカリム・ハッサンのような逸材を擁している。

過去のAFCアジアカップで準々決勝進出が最高成績だったカタールは、2022年のFIFAワールドカップ自国開催を控え、今大会優勝への思いも強いだろう。ロシア大会はアジア最終予選(Road to Russia)グループAで最下位となって敗退。3年後の大会では、開催国にふさわしい成績を残したいに違いない。

そのための強化も着実に成果を上げている。アスパイア・アカデミーといった国家支援のスポーツ育成組織はスペインなどから指導者を招き、2014年のAFC U-19選手権優勝や2015年のFIFA U-20ワールドカップ出場、そして前述のU-23選手権での好成績に結び付けた。これらのチームを指揮し、アリ、アフィフ、DFアッシム・オメル・マディボなど今大会出場の若い選手を育て上げたのがFCバルセロナ(スペイン)のユースチームでコーチ経験を持ち、現在はカタール代表を率いるスペイン人のフェリックス・サンチェス・バス監督である。

勢いに乗って初優勝を狙うカタールは、グループステージから6試合連続無失点と堅守を誇っている。しかし、日本は準決勝で、それまで5試合連続無失点のイランから3点をもぎ取る快勝。FW大迫勇也を軸に、MFの原口元気、南野拓実、堂安律らが絡む連係は磨きがかかり、必ずやカタール守備陣を崩してゴールネットを揺らしてくれるだろう。

守備面ではイラン戦で負傷したMF遠藤航、DF酒井宏樹の回復具合が気がかりだが、ここまで23人中22人がピッチに立つ総力戦で勝ち抜いてきただけに、誰が出場してもチーム力に影響を及ぼさない準備は整っている。「決勝に向けて準備はできている。チームが勝てるために、どんな形でも貢献できればいい」とは、イラン戦で酒井に代わって途中出場のDF室屋成。全員が「やるべきベースの部分をしっかりと持って、理想を持った上で、試合の中で現実と向き合ってプレーしてもらえば」(森保一監督)、おのずと結果はついてくるだろう。

スケジュール

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AFCアジアカップUAE2019

大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)

ノックアウトステージ 決勝:
2019/2/1(金) 23:00キックオフ(日本時間)
vs カタール代表

地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定

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