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ニュース

SAMURAI BLUE、アウェイでオーストラリアと引分け ~ワールドカップ最終予選第4戦~

2016年10月12日

SAMURAI BLUE、アウェイでオーストラリアと引分け ~ワールドカップ最終予選第4戦~

SAMURAI BLUE(日本代表)は10月11日(火)、2018年のFIFAワールドカップアジア最終予選第4戦でオーストラリア代表とメルボルンのドックランズスタジアムにて対戦。開始早々にFW原口元気選手(ヘルタ・ベルリン)の最終予選3戦連続ゴールで先制しましたが、後半にPKで追いつかれて1-1で引分けました。

日本は2勝1分1敗で勝点を7に伸ばし、2勝2分の勝点8のオーストラリアとは勝点1差のままながらもグループBの4位から3位に浮上。サウジアラビアが3-0でアラブ首長国連邦(UAE)を下して3勝1分け勝点10で首位に立ちました。イラクはタイに4-0で勝って初の勝点3を得ています。

日本は6日のイラク戦の先発から4人を入れ替えて5つのポジションに手を加え、1トップにFW本田圭佑選手(ACミラン)、トップ下にMF香川真司選手(ボルシア・ドルトムント)を起用。イラク戦で本田選手が務めた右MFにはFW小林悠選手(川崎フロンターレ)、ボランチにイラク戦決勝ゴールのMF山口蛍選手(セレッソ大阪)、左サイドバックにDF槙野智章選手を配して、DF酒井高徳を右サイドバックにシフトして臨みました。

開始5分で日本は好スタートを切ります。原口選手が左サイドでMF長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)へボールを預けると左サイドを駆け上がり、本田選手からのパスを受けて中へ切り込むと、相手GKの動きを冷静に見て右足で先制弾を流し込みました。ワールドカップでの最終予選での3戦連続得点は1994年大会予選のFW三浦知良選手、1998年大会予選の呂比須ワグナー選手に次いで3人目です。

日本はその後、守備を固めながらカウンター狙いの縦へ速い攻撃を意識したプレーを展開し、原口選手を中心に攻撃を仕掛けます。28分には長谷部選手のパスに原口選手が再びゴール前へ切り込んでシュートを狙いましたが枠の外。1分後には攻め上がった原口選手からのマイナスのパス受けた本田選手がシュートを狙いますが、相手GKに阻まれました。

オーストラリアは敵地で引き分けた6日のサウジアラビア戦から先発3人を入れ替え、布陣も通常の1トップからFWトミ・ユリッチ選手とFWアポストロス・ジアンヌー選手の2トップに変更。MFマッシモ・ルオンゴ選手と左サイドバックのブラッド・スミス選手が左サイドで仕掛けを試みますが、なかなか日本の守備を崩すまでには至りません。

それでも前半18分と32分にFKでチャンスを作りますが、前者は最終予選3戦2得点のユリッチ選手のヘディングが枠の外に流れ、後者はMFミラ・ジェディナック選手が直接ゴールを狙いましたが、GK西川周作選手がセーブしました。

しかし、1-0で後半に入ると、オーストラリアが反撃。51分、日本は左クロスを受けたユリッチ選手をペナルティエリアで倒してPKに。ジェディナック選手がこれを決められ同点にされました。

勢いを得たオーストラリアはさらにFWロビー・クルーズ選手を送り込むと2トップから3トップへ布陣を変えて追加点を狙います。62分にCKの流れから元浦和レッズのDFマシュー・スピラノビッチ選手がヘディングでゴールに迫り、3分後には右クロスにMFトマス・ロジッチ選手が頭で合わせますが、枠を捉えることができません。69分にはFWティム・ケーヒル選手を投入し、81分にはFWマシュー・レッキー選手を送り込みます。

日本の決定機は74分、酒井選手の右クロスに小林選手がファーサイドで合わせましたが、再び相手GKに止められました。

81分には小林選手に代えてMF清武弘嗣選手、3分後には本田選手に代えてFW浅野拓磨選手(シュツットガルト)を投入して追加点を探ります。アディショナルタイムには清武選手のクロスを終盤交代出場のDF丸山祐市選手(FC東京)が折り返し、浅野選手がオーバーヘッドで狙いましたが、ファウルを取られてシュートには至りません。日本は1-1で試合を終えました。

試合詳細はこちら

日本の第5戦は11月15日(火)にサウジアラビアを埼玉スタジアムに迎えます。

コメント

ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
少しフラストレーションはありますが後悔はありません。戦術準備をして状況をコントロールし、素晴らしい試合をしました。2試合目でフィジカルが良くなって、60、70分はやるべきことができていました。後半、もっとフレッシュな選手を入れるべきだったかもしれませんが、同点にされてプランを少し変えざるを得ませんでした。特に本田選手と小林選手には相手FKで特別な役割を与えていましたし。危険なのはFKだけだったので、最後に対策として丸山選手を入れました。相手はアジア王者なので、あまりリスクは冒せません。選手を祝福して、次の合宿へ向けてクラブで先発を奪い、練習に励むように伝えました。2試合で勝点4は満足すべきです。ただ、今日のチャンスの数を考えると、我々は勝ちに値していたと思います。

FW #4 本田圭佑 選手(ACミラン)
1トップはぶっつけ本番だったので、あまり欲は出さずに、自分にできることを整理しながら準備しました。アシストの場面は自分の良さが出せたと思うので、そこは満足していますが全体としては課題が多かった。次戦へはクラブで試合に出られていなくてもプラスアルファの練習を課して、試合に出ている以上のコンディションで戻って来たいです。

MF #8 原口元気 選手(ヘルタ・ベルリン)
得点は狙い通りの形で、監督から繰り返し求められていたプレーで、最後まで相手GKを見ながら落ち着いて打てました。決まって良かった。失点は僕のミスです。みんながノーミスで来ていた中で、ああいうミスをしてはいけません。

DF #20 槙野智章 選手(浦和レッズ)
左サイドバックは監督からは攻撃より守備を重視して入って、相手のポジションが入れ替わる時に誰が行くか混乱しないように、原口選手と香川選手をコントロールするように言われていました。サイドバック代役と見られたくなかったので、高さと守備で負けないで自分の良さを出そうとしました。

アンジ・ポステコグルー オーストラリア代表 監督
試合の入りが悪くて簡単に失点してしまい、その後は積極性を欠いて相手を崩せず、前半45分を無駄にしました。がっかりです。日本は自分の予想とは違って、規律のある守備的なプレーで、これまでの対戦とは違いました。アウェイで勝点1は悪くないでしょう。

田嶋幸三 JFA会長
内容的には勝てる試合だったと思いますが、アウェイで勝点1を取れて良かったと思います。

スケジュール

10月2日(日) 17:30 トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド)
10月3日(月) 17:30 トレーニング ※一般公開(埼玉スタジアムサブグラウンド)
10月4日(火) PM トレーニング ※一般非公開
10月5日(水) TBC 公式練習 ※一般非公開
10月6日(木) 2-1 アジア最終予選(Road to Russia)
vs  イラク代表(埼玉スタジアム2002)
10月7日(金) 11:00 トレーニング ※一般公開(浦和駒場スタジアム)
10月8日(土) PM トレーニング ※一般公開未定
10月9日(日) PM トレーニング ※一般非公開
10月10日(月) TBC 公式練習 ※一般非公開
10月11日(火) 1-1 アジア最終予選(Road to Russia)
vs  オーストラリア代表(Docklands Stadium)

※時間は全て現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

 

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