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チャイニーズ・タイペイにおけるアカデミー夏期合宿に日本から指導者を派遣
2019年08月06日
7月8日(月)~12日(金)および19日(金)~23日(火)台湾/嘉義市で開催されたチャイニーズ・タイペイ アカデミー夏期合宿において、日本のインストラクターが指導を行いました。8日からの前半は「中学男子の部」、19日からの後半は「中学女子の部」という構成で、日本からは宮川真一・木村リエの両インストラクターが参加。台湾各地から集まった選手や指導者達に講義や実技の指導、リフレッシュ研修会でのレクチャーなどを行いました。
この夏期合宿には毎年日本からインストラクターが参加しており、今回は10年目の節目となります。
インストラクターコメント
宮川真一 コーチ(JFAアカデミー宇城)
7月8日から12日まで台湾の「足球學校」にインストラクターとして参加しました。日本のナショナルトレセンにあたるこの行事には、毎年日本人がインストラクターとして参加しています。10回目を迎えた今年は、台湾の各地域から中学生年代の男子選手たちと指導者が集まりました。選手たちが到着する9日にあわせて入念な準備をし、指導するスタッフと実技や講義を行いました。指導スタッフの熱心な取り組みに応えるように選手たちも各地域の誇りをもってプレーしていました。台湾の将来を背負って立つ選手や指導者と関わることができて嬉しく思います。
木村リエ コーチ(JFAアカデミー今治)
7月19日から23日に台湾で行われた「チャイニーズ・タイペイアカデミー夏季合宿」に参加しました。今回は1泊2日の指導者研修会と3泊4日のトレセンキャンプという形で台中の嘉義にある体育大学の施設と学生のサポートを受けて行いました。夏季合宿に来る女子選手は中学生から社会人と幅広い年代ではありましたが、今回は日本のナショナルトレセン女子U-14メニューを中心に、「基本のテクニック」「攻撃(組み立て・フィニッシュ)」「守備(ボールを奪うオン・オフ)」の5テーマを最初の2日間で指導者に対して実技と講義をし、後半のトレセンキャンプに来る選手に実際に指導をしてもらう形で行いました。
今回参加していた指導者は女性指導者が多く、またサッカー未経験者の方もおられましたが、積極的に実技にも参加しその場でのディスカッションや講義でも活発な意見交換が多くありました。選手が来てからの後半は、実際に指導者が選手に対してトレーニングを行いました。指導者は講義の中の振り返りで伝えたコーチング法やプレーの分析を用いながら選手に対して一つ一つ丁寧に問いかけながら情熱をもって指導をしていました。最終日のゲームではその成果として選手の意識やプレーの質が改善されており、非常に良いゲームとなりました。
今回で10年目となるこの台湾の取り組みですが、選手も指導者も非常に意識が高く熱心で、これからもこの活動で経験したことを継続していくことで台湾の若い指導者や女子選手たちの将来の可能性を感じることが出来ました。
参加者コメント
男子アカデミー指導者
今年は台湾教育部体育署サッカーアカデミー開催10年目になります。JFAイストラクターの宮川さんは熊本アカデミーで13~15才の指導を担当していると聞いていますが、非常に経験豊富なコーチです。攻撃・守備共に、よく見ることを強調しています。体系的なトレーニングの積み重ねの重要さを改めて感じました。選手を指導している時に、宮川さんは、時には介入したり、時には求めたいポイントをトレーニングに再現して、コーチや選手に伝えていました。選手の元気が無かったり出来ない時は、オーガナイズやコーチングに問題があると、良くない時にはきっり言ってくれるだけではなく、その理由を教えてくれました。
宮川さんのサッカーコーチとしての情熱、真剣に台湾サッカーのレベルを高めたい、選手が上達したいことをリスベクトする姿勢が私の心に伝わりました。今回参加して幸せを感じたこと、自分の日常のトレーニングの質を確認できて元気をくれたことに感謝しています。
女子アカデミー指導者
毎年の夏休み、最も期待している活動はこのアカデミーです。アカデミーに来て、世界のサッカーは常に変わっていることを感じています。この10年間、来られてるのは全員日本からの先生ですが、細かいことに常にこだわりを持って指導されてるのは変わりません。
どの年代にどのトレーニングをするかを非常に重視しています。たくさんの方々のおかげて、このアカデミーが続いています。これは台湾のコーチたちや選手たちにとってはすごく大事なことだと思います。もしできれば、これからもアカデミーを続けてもらいたいと思います。まだ来たことのない選手にも来てほしいし、選手だけじゃなく、台湾各地のコーチたちにもリフレッシュ研修会として来てもらいたいです。そしてここで学んだ貴重なサッカー知識をもっと多くの子供たちに教えてあげたらなと思います。
男子アカデミー選手
私が所属しているチームはフットサルなので、今回はアカデミーいおいて11人制のテクニックや戦術を学ぶことができるまたとない機会でした。普段のチームで学ぶことが出来ないことをたくさん学びました!アカデミーではテクニックと戦術の本が配られ、日本から宮川真一先生も来てくださり、とてもいい形で勉強ができます。今回学んだことをしっかり身で覚えて、試合でも出来るように頑張ります。
女子アカデミー選手
今回、他のサッカー選手たちとプレーし、学ぶ機会があることを嬉しく思います。私自身と私のサッカーチームにとって良い経験になります。おいしい食事と質の高いトレーニングを提供していただきました。参加したのは初めてですが、多くのことを学び、自分の能力に挑戦する良い場所です。コーチたちはとてもフレンドリーで親切です。私たちに多くのことを教えと助けを与えてくれました。
私たちの学校はスポーツ自体にあまり注力していませんが、守備・より良いシュート技術・攻撃など、私はここで多くのことを学んでいます。来年も参加出来る機会があること、そして自分のチームを支援できることを願っています。
そして最も重要なのは、サッカーという私と同じ趣味を持つ多くの友達がここにいることです。私にたくさんのスキルを教えてくれたコーチのみなさん、そして私たちのためにおいしい料理を作ってくれるシェフのみなさんに御礼を申し上げます。さらに最も重要なのは、私のチームメイトと対戦相手。私の技術を高めてくれます。来年またここに来る機会があれば、さらに技術を身に付けたいと思います。サッカーを学びたい人にとって良い経験になるでしょうし、このサッカースクールのアイデアが他の郡そしてまた他の国に発展し、サッカーを学びたいすべての人々に広がることを望みます。最後に、さまざまな方法で私をサポートくださっている皆さんに感謝します。
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