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「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2020」オンライン授業を実施
2020年10月26日
JFAこころのプロジェクトは10月8日(木)、9日(金)に東京都板橋区立紅梅小学校で、10月22日(木)、23日(金)に青森県八戸市立吹上小学校で「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2020」オンラインを実施しました。
7月は実際に学校へ伺って授業を行っていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、来年3月までの授業はすべてオンラインで実施することが決定しています。
紅梅小学校では、北京オリンピックに出場した元体操競技選手の上村美揮さんと、元プロサッカー選手の加藤大志さんが夢先生を努め、慣れないオンラインでの環境でも4クラスに熱い授業を届けました。子どもたちもプロジェクターに大きく映る夢先生の姿を熱心に見つめ、最後まで授業を楽しんでいました。
吹上小学校の3クラスでは、元プロサッカー選手の飯尾一慶さんが登壇。子どもたちが飯尾先生の話を注意深く聞き、丁寧にシートを書き込む姿が印象的でした。登壇した飯尾先生も「画面を通じても伝わってくる、本当にいい子たちで、素敵な担任の先生方でした。大勢の子供たちが夢を発表してくれてとても良かったです」と感想を述べていました。
夢先生コメント
上村 美揮さん(元体操競技女子日本代表)
新型コロナウイルスの影響で、誰もが経験したことのない生活環境の中で、いま自分に出来ることは何かと考えていた時に「夢の教室」オンライン登壇のお話をいただきました。オンライン授業への不安はありましたが『いま出来ることをやる』と言う選手時代からの気持ちは、今も子どもたちに教え続けていることでもあるのでお受けしました。オンライン授業では話を出来るだけ簡潔にするよう気を付けましたが、同じ空間を共有していない難しさを正直感じました。この経験は今後の課題として活かしていきたいと思います。
授業内容としては『チャレンジ』『目標』『諦めない』『周りの支え』をテーマにしています。こういう時代だからこそ、子どもたちには夢や希望を持つことの素晴らしさを知ってもらいたいし、夢先生としてそのお手伝いをしていきたいと考えています。
加藤 大志さん(元プロサッカー選手)
夢先生として普段登壇させていただく際は、まずは私の経験の中で、夢について考えること、夢にチャレンジする中で必要だと思うことを伝えるのを最重要課題として臨んでいます。普段は実際に顔を見て、コミュニケーションを図りながら、その場の雰囲気なども感じ取りながら、どのように伝えれば伝わるのか考えながら登壇していました。しかしながら今回はオンライン授業という新しい試みで、実際の教室の雰囲気や、生徒の温度感が伝わりにくい状況で、当日まで緊張と不安でいっぱいでした。当日、画面越しでも伝わる生徒たちの真剣な眼差しと、明るい雰囲気を作ってくれている優しい子どもたちを見て一瞬で緊張がほぐれ、話をすることができました。
夢を持つことの大切さ、夢をあきらめない大切さ、他人に負けない武器を持ち活かす大切さを伝え、人には必ず必要とされることがあり、自信を持ってチャレンジする勇気と継続する力を持ってほしいと願っています。
支援企業コメント
西野 尚至 様(象印マホービン株式会社 広報部長)
象印マホービン株式会社では、2013年度から「JFAこころのプロジェクト」の活動をサポートしています。授業の中では、子どもたちに「夢を持つことの大切さ」を伝える「夢の教室」に加え、弊社が推進している「熱中応援団」という取組みを交え、運動時の水分・塩分補給の大切さについても学んでいただいています。
本年度は新型コロナウイルスの影響で今年の開催自体がどうなるのか、先行きが全く見えない状況が続いていました。そんな中、今年も無事開催ができましたこと、大変嬉しく思います。また、いつもとは異なるオンライン開催ということで不安はありましたが、授業を受けている子どもたちの視線からしても、思い出深い一日になったのではと思っています。夢先生のみなさんも上手に子どもたちとコミュニケーションを取って下さり、またオンラインならではのサプライズを用意してくれたりと、様々な工夫をして素敵な授業に仕立てていただきありがとうございます。先行きが見えない状況が今後も続きますが、ユメセンを通して引き続き子どもたちに夢や希望を与えられたら幸いです。
JFAこころのプロジェクト
様々な競技の現役/OB/OGのスポーツ選手などを「夢先生」として学校へ派遣し、「夢を持つことやその夢に向かって努力することの大切さ」「仲間と協力することの大切さ」などをゲームと夢先生の体験談を通じて子どもたちに伝えています。
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