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【ホットピ!~HotTopic~】いよいよ開幕!高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024
2024年04月04日
高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024が4月6、7日に全国各地で開幕します。
同大会は2011年にU-18年代最高峰のリーグ戦として創設されました。参加チームを東西2ブロック(EAST/WEST)に分けてホーム&アウェイ方式での2回戦総当たり戦を行い、最後に東西両王者によるファイナルを実施し、真の日本一を決定する方式です。
今年は昨年に引き続き、EAST/WEST各12チーム(計24チーム)で開催し、真の日本一、そしてこのリーグの生き残りを懸けて全22節の熱い戦いを実施することとなりました。
影山雅永JFA技術委員長が「プレミアリーグ創設によって、この年代に一段のレベルアップをさせることができた」と振り返ったように、地域や所属する連盟が異なる強豪チーム同士が日常的に切磋琢磨する環境の整備によって、この年代の指導者・選手は大きな刺激を受け取れるようになりました。
初年度からこのリーグを戦ってきた経験を持つ青森山田高校の正木昌宣監督も、「Jクラブも高体連も明らかにお互いを意識することでレベルアップできたと思う。Jクラブもタフに戦えるチームが明らかに増え、より手強くなった」と振り返ります。「タレントを発掘するという意味でも効果は大きい」と影山委員長が語るように、プレミアリーグの各試合の映像を分析する中で年代別日本代表チームを担うような人材の発掘も進みました。
2023年のEAST王者・青森山田。一度も連敗しなかった
また指導者にとっても、異なるタイプのチームとホーム&アウェイ方式で年間2試合ずつを戦うことは、大きな学びの場となっています。現在、FC町田ゼルビアを率いてJ1リーグを戦っている黒田剛監督は、青森山田高校の監督だったときに「このリーグを戦う中で、自分も監督として一段のレベルアップを果たすことができた」と振り返っています。
大会が歴史を重ねることで、その重要性や選手育成への効果も広く浸透するようになりました。昨年からプレミアリーグ復帰を果たし、EAST2位まで躍進した尚志高校の仲村浩二監督が「誰もがプレーしたいと思うリーグになってきた。それだけの経験が毎試合できるし、選手たちにとって本当に大きな刺激になっている」と語っているように、カップ戦への比重が大きかった日本のユース年代ですが、近年はリーグ戦の重要性が浸透してきています。
また、現在の日本代表にも多くの選手がこのリーグから巣立っており、未来の日本代表選手たちが躍動する舞台と言うこともできるでしょう。
過去、EAST王者に輝いているのは、青森山田が最多4度、鹿島アントラーズユースが2度、川崎フロンターレU-18、FC東京U-18、柏レイソルU-18、流通経済大学付属柏高校、東京ヴェルディユース、コンサドーレ札幌U-18が各1度となっています。一方、WESTはサンフレッチェ広島F.Cユースが最多6度、ヴィッセル神戸U-18が2度、サガン鳥栖U-18、名古屋グランパスU-18、ガンバ大阪ユース、セレッソ大阪U-18が各1度という成績でした。
昨年は、ともに最多のリーグ王者である青森山田と広島がファイナルで激突し、青森山田が2-1で勝利。3度目となる日本一に輝いています。
昨年、WESTを制した広島。リーグ終盤の粘り強さが光った
また今シーズンのプレミアリーグには、ファジアーノ岡山U-18、鹿島アントラーズユース、鹿児島城西高校、帝京長岡高校の4チームが新たに加わりました。プレミアリーグに参入するには、全国を9地域に分けて行われるプリンスリーグで優秀な成績を残した上で、12月に行われるプレーオフを突破する必要があります。この4チームはそれぞれ中国、関東、九州、北信越のプリンスリーグで王者となり、プレーオフも突破。見事に切符をつかんでの参入となりました。
今年は鹿児島城西(写真)など4チームが最高峰の戦いに加わる
12月15日、埼玉スタジアム2OO2で開催されるファイナルへと進むのはどのチームになるのか。そして、「どこも『残留は大丈夫』なんて言えないリーグ」(正木監督)を生き残るのはどのチームか。12月8日の最終節まで、目の離せない試合が続きそうです。
12月まで続く年間を通したリーグ戦は、一発勝負のカップ戦とは異なり、より長期的なスパンでの選手育成とチームワークが求められます。各チームが激しくしのぎを削り合う中で、着実に成長していくユース年代のチームや選手を観られることは、この大会の醍醐味と言えるでしょう。
各試合は入場無料で基本的に一般公開されており、サッカーファミリーの皆さまが自由にご観覧いただけます。ぜひ、現場へ足を運んでいただき、その目で育成年代最高峰の戦いを見に行っていただければ、日本サッカーの明日を担う選手たちのモチベーションともなることでしょう。
EASTもWESTも、最後まで上位争いが繰り広げられた
各試合の詳細はこちらにてご確認ください。
大会期間:2024年4月6日(土)~2024年12月8日(日)
大会情報はこちら
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