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【AFCアジアカップ ノックアウトステージ紹介】ボール保持に長けたサウジを相手に始まる、王座奪還への4試合

2019年01月19日

【AFCアジアカップ ノックアウトステージ紹介】ボール保持に長けたサウジを相手に始まる、王座奪還への4試合

<文:エル・ゴラッソ編集部>

日本代表は3連勝でグループステージ首位突破を決めた。トルクメニスタン、オマーン、そしてウズベキスタン。振り返ればどの試合も厳しい戦いだったが、それを一つひとつ乗り越えて1点差の勝利を積み重ね、チームの成長と一体感にもつなげている。とりわけグループF最強のライバルと目されたウズベキスタン戦で直近のオマーン戦から先発10人を変更し、逆転勝利を飾ったことはノックアウトステージに向けて大きな意味をもちそうだ。

ただし、ラウンド16で対戦するサウジアラビアはこれまでの3カ国とは全く違うスタイルを掲げているチーム。また違った難しさが出てきそうだ。2018FIFAワールドカップロシアの前からサウジアラビアを率いるフアン・アントニオ・ピッツィ監督は、アルゼンチン生まれで選手生活の大半をスペインで過ごした攻撃的なサッカーを好む指揮官だ。一昨年のコパ・アメリカ・センテナリオではチリ代表を優勝に導いている。

就任から半年で迎えた2018FIFAワールドカップロシアは初戦で開催国ロシアに大敗して批判を浴びたものの、2試合目は強豪ウルグアイに果敢に挑んで惜敗。そして現ウズベキスタン代表のエクトル・クーペル監督が率いたエジプト代表を相手に、1994年のアメリカ大会以来となる勝利をサウジアラビアにもたらした。AFCアジアカップUAE2019に向けては、さらにショートパスを主体とした攻撃に磨きをかけており、高い位置から相手を囲んでボールを奪う組織的な守備も進化させている。

サウジアラビアのスタイルはグループステージのデータにも表れている。AFCの公式スタッツによれば、パス本数が韓国に次ぐ1910本を記録しており、3試合のすべてでボール保持率が70%近くを記録している。2連勝同士で迎えた3試合目のカタール戦でも71.2%だった。カタールのスペイン人指揮官であるフェリックス・サンチェス監督は同じくボールを保持して相手のディフェンスを崩すスタイルを掲げるが、サウジアラビアのピッツィ監督はスタイルを貫いた。

カタール戦の結果は0-2だったが、彼らが対戦相手によって戦い方を大きく変えるチームではないことを示している。日本も基本的にはボールを大事に動かしながら両サイドバックを上げるなど、高い位置に起点を作りながら前線に連動性を出して相手のディフェンスを崩すスタイルだ。 “ポゼッション合戦”になることも予想される。

サウジアラビアの攻撃は多角的にボールを動かしながら中盤、前線の選手が高い機動力で相手のディフェンスを翻ろうしてくる。ピッツィ監督は2018FIFAワールドカップロシア大会アジア最終予選、日本戦との最終戦で決勝点を決めた168cmのアル・ムワッラドを1トップで起用し、2列目にもテクニックとスピードを兼ね備えた選手で構成される。ボールを奪いにいくにしても、縦を切るにしても守備の意思統一を明確にして抑えたい。

攻撃においてボールの主導権を握れる時間帯は、2列目のアタッカーが前を向いて仕掛ける状況を作っていきたい。押し込まれる時間帯も出てくるはずだが、森保一監督が率いる日本代表はシチュエーションに応じて、ボールを奪ったら素早く縦にボールを運んでゴールに向かう攻撃もできるチームだ。

サウジアラビアの守備のプレッシャーは厳しいが、うまく高い位置まで攻め込めればセンターバックの個人能力に頼る傾向があり、日本の連動性のある仕掛けが大きなチャンスにつながる可能性は十分にある。GKアル・オワイスはこれまでも日本の前に立ちはだかった守護神だが、南野拓実や堂安律、ウズベキスタン戦で待望のゴールを決めた武藤嘉紀や、試合を重ねるごとに成長している北川航也にも期待したい。

セットプレーからの得点も狙いたい。中盤から前線にかけては小柄なテクニシャンをそろえ、サイドバックも攻守に機動力の高いタイプを起用しているサウジアラビア。180cmを超えるフィールド選手が少ない構成が続いている。日本戦で特別な対策をしてこない限りはセットプレーの高さでは日本にアドバンテージがあり、積極的に狙っていくべきポイントだ。

また森保監督がノックアウトステージは“総力戦”と主張するように、選手交代も勝負のカギを握る。グループステージの1試合目は1枚、2試合目は2枚しかカードを使わなかった。そのことについて森保監督は「勝つため」の選択だったと言い切った。しかし、3試合目でこれまで出番のなかった選手を起用し、しかも彼らが結果を出したことで、勝負どころの交代カードも切りやすくなっているはず。サウジアラビア戦は森保監督の勝負師としての采配も注目したい。

ラウンド16を勝ち上がれば、準々決勝でヨルダンとベトナムの勝者と対戦する。さらにイランやタイなどが対戦候補となる準決勝、そして韓国やオーストラリア、ウズベキスタンら猛者が待つ決勝と続く。過去の大会ではノックアウトステージが準々決勝からだったが、今回は優勝まで4試合を戦うこととなった。その長い道のりを乗り越えて優勝にたどり着くには、さらなるチームの成長が不可欠だ。まずは強豪のサウジアラビアに勝つことに集中してほしい。

スケジュール

SAMURAI BLUE(日本代表)のスケジュールはこちら

AFCアジアカップUAE2019

大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)

ノックアウトステージ ラウンド16:
2019/1/21(月) 20:00キックオフ(日本時間)
vs サウジアラビア代表

地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定

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