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メニーナと浦和が決勝で対決 第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会

2015年01月07日

メニーナと浦和が決勝で対決 第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会

JOCジュニアオリンピックカップ 第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会は1月6日(火)、J-GREEN堺(大阪)で準決勝2試合を開催しました。

準決勝 第1試合

日テレ・メニーナ(関東1/東京) 9-0(前半4-0、後半5-0) ヴィクサーレ沖縄FC・ナビィータ(九州/沖縄)

雨の中での準決勝第1試合は試合が進むにつれて徐々に水が溜まり、難しいピッチコンディションでの一戦となりました。スコアが動いたのは10分、鳥海由佳選手の今大会5点目で先制します。15分には、ゴール前でこぼれたボールを植木理子選手が豪快にネットの上に突き刺し追加点。そして、38分には小野奈菜選手が仕掛けて得たPKを自ら決め、リードを3点に広げます。一方でヴィクサーレ沖縄は、國吉篤史監督の「3失点目で気落ちした」という言葉通り、序盤に失点を繰り返し意気消沈。前半終了間際にさらに1点を奪われ、4点のビハインドを背負って折り返します。

メニーナの鈴木俊監督は、ハーフタイムにボールを止める・蹴るといった基本的なプレーの精度にこだわることを選手たちに要求。フレッシュな選手を3人送り出し、追加点を狙いにいきます。すると交代で出場した選手たちが監督の期待に応え、さらにリードを広げます。必死に食い下がるヴィクサーレ沖縄はボールを奪って前へ運ぶものの、なかなかフィニッシュまでは持ち込めず。アディショナルタイムにはキャプテンの宮里留依選手が右サイドからチャンスをつくりますが、シュートを放つことはできず、試合終了。メニーナは植木理子選手のハットトリックを含む大量9得点で決勝進出を決めました。

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準決勝 第2試合

ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18(関東3/千葉) 0-1 (前半0-1、後半0-0) 浦和レッドダイヤモンズレディースユース(関東2/埼玉)

リーグ戦などで互いを知る両者の対決は、ピッチの至るところで激しい争いが繰り広げられる気持ちの入った一戦となりました。序盤、ジェフがスピード感ある攻撃で押し込みますが、浦和も粘り強い守備でシュートを打たせません。すると26分、攻撃陣が守備陣の奮闘に応えます。それまでジェフ守備陣のプレッシャーに苦しんでいたものの、右CKのチャンスに高橋はな選手がヘッドで合わせ、浦和が先制に成功。対するジェフも同点を目指して前線の佐藤瑞夏選手らが果敢にシュートを狙いますが、浦和のGK鈴木佐和子選手の好セーブもあって、得点には至らず。前半を0-1で折り返します。

後半、1点を追うジェフは高い位置からボールを奪ってゴールに迫るも、必死にたちはだかる浦和DFを攻略することができません。CBでキャプテンの大矢円佳選手が負傷退場するアクシデントに見舞われながらも崩れることなく、強い気持ちでゴールに向かったジェフですが、対する浦和も集中を切らすことなく、最後まで粘り強い守備でしのぎます。試合は浦和が前半に奪ったリードを守り切って、決勝に駒を進めました。

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監督・選手コメント

菅野奏音 選手(日テレ・メニーナ/東京)
序盤はゴール前に運んでもシュートで終わることができず、なかなか点が入りませんでした。後半からはサイドでパスをつないで仕掛けるメニーナらしい攻撃を実践することができ、シュートまでいく回数が多くなったと思います。(得点の場面は)ゴール前で、相手に当たってこぼれてきたボールをシュートしたらゴールが決まってうれしかったです。次はいよいよ決勝なので、全員で戦って、自分も点を決めて、絶対に優勝したいと思います。

國吉篤史 監督 (ヴィクサーレ沖縄FC・ナビィータ/沖縄)
4年連続で優勝している日本でトップレベルの相手と対戦できたことは今後につながると思います。1点は取りたかったですね。選手たちは一生懸命戦って、最後まで諦めない気持ちで臨んでくれましたが、少し力の差がありました。PKを与えてからの3失点目で、チームは気落ちしてしまいました。自分たちは3位決定戦であと1試合プレーできます。この舞台を経験できる喜びを感じながら力を出し切って、できればメダルを持って帰りたいです。

佐藤瑞夏 選手(ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU-18/千葉) 
昨年は浦和に一度も勝つことができず、今日はみんなで「絶対勝とう」と言って試合に入りました。立ち上がりはジェフのペースだったのですが、先制されてから立ち直ることができず0-1で前半が終わってしまいました。後半は前からどんどん仕掛けられたのですが、点が取れなかったことが一番悔しいです。相手は体が強く、一つ一つのプレーから勝負にこだわっていることが伝わってきました。3位決定戦は、ここに来られなかった3年生の分も戦い、メダル持ち帰りたいと思います。

高橋はな 選手(浦和レッドダイヤモンズレディースユース/埼玉)
「準決勝では必ず点を決めて決勝に行きたい」と思っていたので、(ゴールが)決まった瞬間はとてもうれしかったです。チームとしてセットプレーの練習の中で取り組んでいますし、自分もヘディングの練習に力を入れていました。その成果が出たのかなと思います。ジェフは手強い相手でした。決勝では「ジェフの分まで優勝する」という気持ちを持って頑張ります。

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JOCジュニアオリンピックカップ 第18回全日本女子ユースサッカー選手権大会

2015年1月3日(土)〜2015年1月7日(水)
大阪/J-GREEN堺

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