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第25回全日本大学女子サッカー選手権大会が開幕!
2016年12月25日
第25回全日本大学女子サッカー選手権大会が12月24日(土)、三木総合防災公園(兵庫県三木市)で開幕し、各地域の代表16チームが1回戦を戦いました。
ピックアップマッチ1
東洋大学 3-1(前半1-1、後半2-0)仙台大学
インカレ初出場の東洋大学と東北の雄、仙台大学の対戦。試合開始早々に前線からの素早いチェックで主導権を握ろうとする東洋大学は、14分に本橋友佳選手のコーナーキックから岸みのり選手が頭で合わせ先制点を決めます。試合は東洋大学のペースで進みますが、仙台大学もカウンターで応戦します。39分に左サイドでボールを奪うと、ゴール前の須永愛海選手へボールが渡ります。相手DFを巧みにかわし、ミドルシュートを放つと、これが決まり1-1で前半が終了します。
後半58分、鋭い出足から田嶋みのり選手がGKと1対1を作るも、好セーブにより得点になりません。しかし直後60分に同じく田嶋選手のしかけから、折り返しの落としを高木夏美選手が決め、再び東洋大学がリードします。更に76分、大島彩香選手が追加点を決めました。
仙台大学も最後まで諦めずに攻め、決定的なシーンも作り出したが決めきれずにタイムアップ。初出場の東洋大学が初勝利を収め、2回戦へ進出しました。
ピックアップマッチ2
環太平洋大学短期大学部 6-1(前半3-0、後半3-1)武庫川女子大学
四国第1代表の環太平洋大学短期大学部と関西第4代表の武庫川女子大学の対戦。9分、環太平洋大学短期大学部の栄愛梨選手が右サイドからクロスを上げると、中央で上野真実選手が右足で合わせて先制します。この得点を皮切りに環太平洋大学短期大学部が優勢に試合を進めます。24分中村栞選手が中央でボールを受けるとドリブルで相手を交わし、ゴール左上にミドルシュートを決めます。ボールを動かしながら攻撃を作る環太平洋大学短期大学部に対し、武庫川女子大学は守備ブロックを形成しカウンターを狙いますが、なかなかチャンスを作り出せません。40分、環太平洋大学短期大学部の筬島彩佳選手が追加点を上げ、前半を3-0で終了しました。
後半開始と同時に、武庫川女子大学が攻勢を強めます。しかし、ゴール前に幾度か迫るものの得点には至らず、環太平洋大学短期大学部にチャンスが訪れます。55分、左サイドで鈴木淳菜選手がボールを受けると、オーバーラップを仕掛けた左子五月選手にスルーパス。左子選手が冷静に4点目を決めます。続く、62分、73分と追加点を上げ、6点差となります。武庫川女子大学は80分に稲垣モモ選手が得点をあげ、さらに5名の選手交代を図り反撃を試みますが、ゴールを割ることができません。6-1で試合終了となりました。
ピックアップマッチ3
四国大学 3-0(前半2-0、後半1-0)札幌大学
四国第2代表の四国大学と北海道代表の札幌大学の対戦は、立ち上がりは互いに激しい攻防となります。四国大学が右サイドのクロスからチャンスを作るのに対して、札幌大学もカウンターで相手陣内へ攻め込みます。試合が動いたのは17分、左コーナーキックのこぼれ球から天神夕里奈選手のシュートが決まり四国大学が先制します。さらに攻勢を強める中、24分には右サイドを突破した櫛谷涼夏選手のクロスに平山愛美選手が頭で合わせて四国大学が追加点を奪い、そのまま前半を折り返します。
エンドが変わった後半も四国大学の攻勢が続きます。梅津萌選手を中心としてボールを動かしながら相手DFラインの背後を突く四国大学は、57分に左クロスからのこぼれ球を桑原亜子選手が落ち着いて流し込み3点目を奪います。単独チームとしての初出場となった札幌大学も最後まであきらめずに走り続けましたが、試合はそのまま3-0で終了し、四国大学がインカレ初勝利を収めました。
その他の試合結果
東京国際大学 7-0(前半3-0、後半4-0)北陸大学
九州共立大学 0-13(前半0-6、後半0-7)神奈川大学
八戸学院大学 1-3(前半0-3、後半1-0)愛知東邦大学
福岡大学 0-1(前半0-1、後半0-0)追手門学院大学
広島文教女子大学 1-9(前半0-5、後半1-4)帝京平成大学
選手コメント
田嶋みのり 選手(東洋大学)
初戦という難しい状況の中で、まずは次に繋げられてよかったです。前半は相手のプレッシャーを受けてしまい、なかなかポゼッションが出来ませんでしたが、後半は相手の嫌なところを突き、シンプルにボールを繋ぐことができて、相手よりも先に追加点が取れたことが勝因だと思います。そして何より、応援の声が私たちの背中を押してくれました。本当に心強かったです。試合に出られない選手含め、全員で闘うことができるのが強みなので、全員サッカーで次も勝ちに行きます。
上野真実 選手(環太平洋大学短期大学部)
今日の試合で前半は自分たちのペースでボールを運ぶことができ、その中で確実に得点できたことは良かった点だと思います。逆に悪かった点としては、ボールを支配しながらも止める、蹴るの基本的なところの精度が低かったので、そこをもっと徹底して、次も勝ちたいと思います。
梅津萌 選手(四国大学)
創部2年目で全国大会初勝利ができとても嬉しいです。立ち上がりは緊張もありバタバタしましたが、セットプレーで得点をしてからは落ち着いて自分たちのサッカーができました。まだ、改善するべきところもあったので、すり合わせをして次の試合に挑みたいです。応援してくれる方々に勝利という恩返しができるように頑張ります。
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第25回全日本大学女子サッカー選手権大会
2016年12月24日(土)~2017年1月15日(日)