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【JFAの知っトク!】三戸舜介選手が語るJFAアカデミー福島

2025年07月29日

【JFAの知っトク!】三戸舜介選手が語るJFAアカデミー福島

日本サッカー協会(JFA)は選手のエリート教育を目標に2006年、JFAアカデミー福島を開校し、現在は福島、熊本宇城、堺、今治の4校を運営しています。ここでは2020年度の卒校生でもある三戸舜介選手(スパルタ・ロッテルダム)にJFAアカデミー福島での日々を振り返っていただきます。

〇オンライン取材日:2025年7月10日

一日中、仲間と一緒。毎日が充実していた

――JFAアカデミー福島に入校したきっかけを教えてください。

三戸 同じ山口県の出身で、JFAアカデミー福島女子のOBでもある田中陽子選手(現、レノファ山口FCレディース)の特集が山口のテレビ番組で放映されていたのを、たまたま父と一緒に見たことがきっかけです。男子のアカデミーもあることを知って「面白そうだな、挑戦したいな」と興味を持ち、父も「行ってみたら?」と背中を押してくれたので、選考試験を受けました。

――小学校卒業と同時に親元を離れて寮生活をすることになりますが、不安や心細さはなかったのでしょうか。

三戸 それが、全くなかったんですよ。6年間、本当に楽しかったですね。寮生たちと朝から一緒にご飯を食べて、一緒に登校して。クラスは別々でしたけど、学校の後も一緒に練習をして、寮に戻ってお風呂に入って夜ご飯を食べて。一日中、仲間たちと一緒にいる生活が6年間も続いたのは本当に特別な経験でしたし、毎日が充実していましたね。

――特に印象に残っている出来事はありますか。

三戸 海外遠征ですね。中学2年でタイ、3年ではイングランドに行きました。タイ遠征のときはチョンブリFC U-15と2試合、イングランドではトッテナム・ホットスパーFC、ウェストハム・ユナイテッドFC、チェルシーFCのU-15チームと練習試合を組んでもらったり、チェルシーのクラブハウスに行って素晴らしいトレーニング施設を見学したり、トッテナム・ホットスパー対ユベントスFCのフレンドリーマッチをみんなで観戦したりと、いろいろ印象に残る経験をさせてもらいました。


JFAアカデミー福島では、「毎日が充実していた」という。写真はU-15時代(前列右から2番目が三戸選手)

――6年間で挫折を味わったり、スランプに陥ったりしたこともあったと思います。どのように乗り越えたのでしょうか。

三戸 そこまで大きな挫折はありませんでしたが、中学2年生のときに一度、試合に出られなくなって、「なんで試合に出られないんだろう」と悩んだ時期はありましたが、そのときは父に電話で相談し、アドバイスをもらって立ち直ることができました。また、JFAアカデミーでは各学年を担当するコーチングスタッフが選手たちと同じ寮で生活していて、積極的に話しかけてくれるんですよ。そうやってコミュニケーションを取る中で悩みが改善されたこともありました。

基礎技術の徹底が今の自分につながっている

――栄養セミナーやマナー講座、ASEプログラム(ASEとはAction Socialization Experienceの略で、社会性を育成する実習体験)など、サッカー以外のプログラムもたくさんあります。今も生かされていることはありますか。

三戸 一番は栄養セミナーですね。当時はそこまで気を遣っていなかったですし、寮で提供されるものをただ食べるだけだったのですが、プロになってからは、食事が本当に大切だと思うようになりました。アカデミー時代に使っていた栄養セミナーの教材を見直したこともあって、本当に重要なことを教わっていたんだとあらためて感じましたし、プロ選手になったときも栄養に関しての知識はゼロからのスタートではなかったので、JFAアカデミーで栄養の基礎を学ばせてもらって本当によかったです。


優れた指導者の下、基礎技術を徹底的に磨いてプロサッカー選手としての礎を築いた

――プロになって海外移籍を果たし、SAMURAI BLUE(日本代表)でもデビューと着実にステップアップしている今、JFAアカデミー福島に行ってよかったと感じられる部分を教えてください。

三戸 技術面では中学1年生のとき、須藤茂光監督(当時)が徹底的に「止める・蹴る」を教えてくださって、それが今の自分につながっています。日常生活に関しては、寮生活で洗濯などは自分でやっていて、その時期から徐々に自立できるようになっていったので、プロ入りして一人暮らしになったときも全く問題なかったですし、こうやって海外に単身で来ても、ある程度のことは自分でできるので、JFAアカデミーに行ってよかったと思っています。


6月10日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)のインドネシア戦で日本代表デビューを飾った

――JFAアカデミーへの入校を検討している「後輩」たちにメッセージをお願いします。

三戸 いつも一緒にいる仲間と、日々、切磋琢磨できるので、自分の成長につながります。寮生活も本当に楽しいですし、栄養の知識などあらゆる面でサッカー選手に必要なことを学べる環境が待っています。各地域のトレセンや選抜に選ばれるような選手たちが全国から集まってくるので、個々のクオリティーも高いですし、JFA Proライセンスを持っている指導者の方が何人もいて、質の高い指導をしてくださいます。そういった素晴らしい環境でサッカーができるので、ぜひJFAアカデミーに入校してほしいですね。


オランダでの日々で経験を積み上げ、日本代表入り。今後の成長にも期待がかかる

※現在、JFAアカデミー熊本宇城、JFAアカデミー堺、JFAアカデミー今治にて2026年度入校選考試験の出願を受け付けています。出願フォーム提出方法などの詳細は、こちらをご覧ください。

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