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JFAアカデミー今治 スペイン遠征を実施
2017年04月25日
4月10日(月)から19日(水)にかけて、JFAアカデミー今治1期生10名と四国地域から公募により選出された選手5名が、JFAアカデミー今治としては初となる海外遠征を実施しました。
今回はスペイン・カタルーニャ州で開催された「MIC2017」というユースの国際大会に参加し、スペイン国内はもちろんのこと、アメリカやフランスなど各地から12チームが集まった女子のカテゴリーに出場。世界レベルのサッカーを肌で感じ、4試合を通して多くの成果と課題を得ました。
また参加チームとの交流やカンプノウでの試合観戦、バルセロナ市内散策など、日本とは異なる文化や言語に直接触れ、オンザピッチ、オフザピッチ両面で選手たちは様々な経験をすることができました。
アカデミー生コメント
吉岡愛心 選手(FC Charme U-15所属 中3:1期生)
日本では普通だと感じていたボールの受け方は、世界のプレースピードではインターセプトされてしまうということを肌で感じることができました。これからのトレーニングでは、自分からボールに寄り、フリーの状態でボールに触れるようにしたいです。一番通用したと感じた部分は、守備で体を入れてボールを奪い、相手の思うようにプレーをさせなかったことです。最後の最後で体を張れないところはまだ課題ですが、体の大きい相手と競り合ったり、体を入れてボールを奪いきれたところは良かったと思いました。世界で通用する選手になるためにはまだまだやらなければいけないことがたくさんあるので、トレーニングで毎日目標を立てて取り組み、少しずつ成長していきます。そして、将来は必ず世界で活躍できる選手になります。
藤田実結子 選手(FC今治ひうちレディース所属 中3:1期生)
オフザピッチの面で難しかったことは食事とコミュニケーションです。たんぱく質が多く栄養バランスをとるのが大変でした。日本とは違う味付け、苦手な食べ物、また中に何が入っているのか分からないものもありましたが、少しずつ取るなど工夫をし、食事をすることができました。コミュニケーションでは、相手が何を言っているのか分かなかったものの、お互い英語で話したり、笑顔やジェスチャーを使ったりして会話をすることができました。今回、オフザピッチでも文化、食事、言語など学べることがたくさんありました。その国の特徴を知り、その国の習慣に合わせて生活していくことも、これからは大切になってくると思います。また海外に行くことがあったら、今回学んだことを活かし、しっかりと適応していけるようにしたいです。
濱渦柚花 選手(FCアスルクラロ高知所属 中3:1期生)
スペインの文化で特に印象に残っているのは、サッカーの観客です。FCバルセロナの応援は、日本では観たことも聞いたこともないような歓声でした。また私たちの試合のときにもJFAアカデミー今治のことを応援してくれた人がたくさんいました。試合前の円陣や、良いプレーをしたときに大きな歓声や拍手で盛り上げてくれたのはとても嬉しかったですし、楽しかったです。反面、日本の方がしっかりしていると思った部分もありました。施設の使い方や、順番を守ることなどマナーの部分では、日本人らしく礼儀を大切にして行動することができ、少しですが、日本人らしさを伝えられたと思います。今後海外に行くことがあったら、その国の良さも取り入れながら、日本人らしさ、なでしこらしさを持って行動していきたいです。