高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023は4月22日(土)と23日(日)に第4節を開催します。

EAST

第3節を終え、ここまで3連勝を達成して首位に立つのは青森山田高校（青森）です。3試合で10得点無失点と圧巻の成績で調子の良さをうかがわせます。その中でもFW米谷壮史選手（#11）の活躍は目を見張るものがあります。チームが挙げた10得点のうち半分の5得点を挙げ、3試合連続でゴールとコンスタントにチームに貢献しているのが分かります。第4節で青森山田と対戦するのは、FC東京U-18（東京）。ここまで2分け1敗と今一つ波に乗り切れていない印象です。開幕から2節は引き分けとしたものの、前節の尚志高校（福島）戦は0-4と大差を付けられての敗戦。ボールを保持することはできているだけに、ゴール前での崩しやシュートの思い切りを持って勝利への活路を開きたいところでしょう。

今節は、現在2位の尚志と3位の川崎フロンターレU-18（神奈川）の上位対決も実施されます。2019年以来のプレミアリーグを戦う尚志は、開幕戦で引き分けましたが、そこから2連勝。青森山田と並んでいまだ無失点を誇る守備陣が頼もしい存在です。対する川崎Fも2勝1分けで勝ち点7を積み上げています。EASTを制した昨年は前半戦に無敗をキープし、リーグ戦を優位に進められただけに、この上位対決の結果は非常に重要になるでしょう。

高円宮記念JFA夢フィールド(人工芝)で行われる市立船橋高校（千葉）と流通経済大学付属柏高校（千葉）の一戦も見どころの多い一戦になりそうです。共に2分け1敗で、市立船橋は8位、流経大柏は9位。上位に抜け出すための足がかりにしたい一戦です。ここまで5得点を挙げている市立船橋に対して、流経大柏はわずかに1得点と攻撃面でやや不安を残しています。昨シーズンもEASTで最少得点と苦しんだ流経大柏。共に千葉県の高体連に所属し、全国大会の出場権を争うライバルを相手に何かきっかけをつかみたいところでしょう。

その他、昌平高校（埼玉）と大宮アルディージャU18（埼玉）、旭川実業高校（北海道）と柏レイソルU-18（千葉）、前橋育英高校（群馬）と横浜F・マリノスユース（神奈川）が対戦します。

WEST

EASTと同じく開幕3連勝を果たしたのは、名古屋グランパスU-18（愛知）の1チームのみです。開幕戦でサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）から逆転勝利を挙げると、昨年のプレミア王者・サガン鳥栖U-18（佐賀）、ジュビロ磐田U-18（静岡）にいずれも2-0で勝利しています。シュート数を見てみても第1節から20本、15本、14本と相手を圧倒しているのが分かります。選手が入れ替わってもプレーの質を持続できているのもチームの強みの一つに挙げられます。。今節は大津高校（熊本）と、今シーズン初めて高体連チームとの対戦になります。その大津は、ここまで1勝2敗で11位と苦しい立ち上がりとなっています。特に失点数は最多の12点と守備陣の奮闘が求められます。一方で得点はリーグ4位の8得点を挙げています。好守の歯車が噛み合えば上位チームからの白星も見えてくるでしょう。

現在、2勝1敗の勝ち点6で並んでいるのは神村学園高等部（鹿児島）、静岡学園高校（静岡）、広島の3チーム。プレミア初参戦の神村学園と広島は開幕戦で敗れたものの、そこから2連勝と好調ぶりを見せています。神村学園は米子北高校（鳥取）、広島は横浜FCユース（神奈川）との第4節で連勝を伸ばし、さらに勢いに乗れるでしょうか。開幕から2連勝した静岡学園は前節の米子北戦で1-3の逆転負けを喫しています。東福岡高校（福岡）との対戦を仕切り直しの一戦としたいところでしょう。

今節は、昨年のプレミア王者である鳥栖と昨年WEST2位のヴィッセル神戸U-18（兵庫）との一戦も予定されています。神戸が1勝1分け1敗で7位、鳥栖は1勝2敗で9位と厳しい立ち上がりを迎えています。共に得失点差は-2と僅差のゲームを落としている印象です。勝負どころでチーム力を発揮して勝利をつかみとるのはどちらのチームになるでしょうか。昨年、最終節まで首位の座を争ったチーム同士の一戦は白熱必至です。

その他、履正社高校（大阪）と磐田、横浜FCと広島が対戦します。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間：2023年4月1日(土)～2023年12月3日(日)

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